昨日の続きのような内容になります。
過去の出来事や失敗をいつまでも忘れずにクヨクヨしてしまう人、どうせ俺なんて・・・と何に対しても無気力になってしまう人などは、ポケットにしまっていたモノをまた取り出して同じ愚痴を言い続ける人と少し似ています。
いったんポケットにはしまうのだけど、やっぱり消化ができてないから何かある度にそこから出して、
過去の辛い気持ちを思い起こしてはまた落ち込んだりモヤモヤしてしまう。
でもよく考えてみて欲しいのですが、これまで何十年か生きて来て自分のしたことが全部ことごとく上手く行った人なんてほとんどいないと思うのです。
良かれと思ってしたことで怒られたり、予想外の状況で軽くパニックになって大きな失敗をしたり、疲れていたせいで凡ミスをしたり、遅刻したり、物を壊したり誰かを怒らせたり傷つけたりetc.
35000回も毎日何かの選択をしているのだから、細かいミスなど誰でもやらかしているんですね。
では、
これまでして来た失敗やミスを全部覚えているでしょうか?
覚えてないですよね(;´∀`)
出来事そのものは記憶として残っていても、
ほとんどのことはその時に対処して消化できているのです。
私たちは自分で思っている以上にいろんなことを乗り越えて来ています。
そんなものだと思っているせいで、実はすごくおかしな状況を何事もなく過ごして来たことに気づいていないだけ。
例えば『学校』
同じ年に生まれ同じ地域に住んでいて、性格も育った環境も能力も個性も異なる人たちと合う合わない関係なく1つのクラスに放り込まれ、
みんなで仲良く
仲間を大事にしよう
協調性を重んじよう
なんてことを教え込まれて来たわけです。
大人になってから考えると(そんなの無理でしょ、おかしいよ💦)となりますが、子供時代にそういう理不尽な仕組みに合わせるという難題を乗り越えています。
恋愛でも友人関係でも裏切りと感じるような行為を受けたり、言葉のナイフで刺されたり、働き出してからはさらに個性を殺して会社の奴隷のようになって大変な仕事をこなして来たり。
中には信じていた人の裏切りにより恋愛でトラウマを抱えたり人間不信になりかけている人もいるかもしれませんが、それでも裏切り以外のことは忘れていたり消化することに成功できて来たはず。
これまで本当に順風満帆で来て、初めて大きな挫折をした人なら確かに挫折した自分を受け入れて立ち直るのに時間はかかるでしょう。
そういう人だって覚えていないか気づいていないだけで、日々小さなミスや失敗は絶対にこれまでだってして来ているのです。
だから消化できない失敗ばかりに気を取られるのではなく、
もっと乗り越えて来たものにも意識を向ける方がいいと思います。
スポーツや勉強のように記録や点数で結果が出ることなら成長を自覚しやすい。
だけど記録や点数に表せないモノの中でも人は間違いなく成長をしていて、いろんなことを頑張って耐えたり小さな壁などをたくさんクリアして今を生きています。
足りないモノや不満ばかり
数えているから愚痴が出る
挫折や失敗ばかり思い出すから
いつまでも心が晴れない
覚えている限りの子供時代からこれまでを思い出してみましょう。
日記やメモに書き出すのもいいと思います。
あんなこともあった、こんなこともあったのに忘れていたし、
思い出しても今はもう何とも思わないことがきっと見つかります。
苦しいのは苦しむような状況に自分を追い込んでいるから。
人生を楽しみたいのなら、楽しめる状況に自分を持って行こうとするだけ。
自分を好きになり自己肯定感を持ちたいのなら、自分のこれまでの頑張りを認めて褒めてあげること。
(☟こちらも合わせてお読みください)
魔法のランプ ジーニーに何をお願いする?
何度も同じ愚痴を言う人の心理と対処法
メンタルではなく、ほとんどのことは慣れの問題
記録や点数では表せない大切なこともある
★甲本ヒロトさんの名言
友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて
たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん
趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん
友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか
だからいいよ、友達なんかいなくても
大好きなものを思い浮かべた瞬間にパワーが出るんだよ
頭ん中を楽しいことだけでいっぱいにするの、それ以外のことをすべて追い出して
大体 “優しさ” って言葉自体がこの国では誤解されてると思ってるしさ、馴れ合いなんだもん
優しさと馴れ合いを履き違えてるよね