結婚相談所で婚活をしている女性に多かったのが
「○○した方がいいですよね?」
「○○しないとダメですか?」
と言う人。
友人でも占いを頼る人はわりとこういう考え方をしていて、自分の考えで決めるより服を買うにしても「1番人気があるのはこちらです」と言われるとそれを買っていました。
仕事等ではした方が良いことをしなければいけないことばかりですが、プライベートでも全てこの考えでいると自分の考えがない人に映ってしまいます。
良いか悪いか、正しいか正しくないかの判断は人によって異なる時もあるのに、自分の考えで決めない人は、正しくないことでも相手の考えに従ってしまう。
婚活で「もう1回ぐらい会った方がいいですか?」「3ヵ月で決めないとダメですか?」と言う人に限って、心の底では(もうこの人を断りたい)と思っていたりするのですが、相手に悪いと思うのか、自分が悪者みたいになりたくないのかわかりませんが、前述のような言い方をして自分の意思で決めることを避けたがります。
会った方がいいのではなく、会いたいかどうか?
何度このセリフを言ったことでしょう(苦笑)
考えても自分がどうしたいのか本当にわからないのなら、会おうと思う理由と会いたくないと思う理由をそれぞれ紙にでも書き出してみましょう。

その中で特に重要だと思うところに◎をつける。
会いたい理由と会いたくない理由、どちらの方により多くの◎があったかで判断してみるのもいいと思います。
会いたくない理由が変えられるような部分、例えば服装がイケてない、髪型がダサい、鼻毛が出ていた等なら後からいくらでも改善できるのでまた会ってみたらいいと思いますが、顔が苦手、喋り方が嫌い等なら生理的に無理だからもう断りましょう。
会話が楽しくない、話が続かないことが理由の1つだった場合は相手だけのせいではありません。
自分が主導権を握って楽しく会話をしている婚活女性の多くは成婚退会しています。
うるさい女性を嫌いだという男性は確かにいますが、同じぐらい女性がたくさん話をしてくれたら助かるという男性もいます。
○○した方がいいかな?という言い方はなるべくやめて、私はもう会いたいと思いません、私はまだもう少しお会いしてみたいです、に変えた方が本心が明確になって印象も良くなるし、他人の気持ちに振り回されにくくなります。
「○○した方がいいですか?」と言っている人ほどカウンセラーの言葉や相手の言動に巻き込まれ、本音の(もう会いたくない)という思いがまるで悪いことのように感じ始め、カウンセラーの言う通りに無理をして会い続け婚活疲れをしたり、会っても会っても誰にも心が動かされない・・・ということになります。
誰かの言う通りにやっても上手く行くかどうかわからないのなら、自分が思うようにした方が納得できます。
自分の中の振り子がこの人を好きになる可能性、あるいは興味が多少でもあるorないのどちらに傾いているかぐらいわかるはず。
人に合わせてばかりいたり、○○した方がいい、○○しなければいけないと決めつけている人ほど、肝心な時に(成婚退会等大きな決断の時に)急に不安になって破壊したい衝動に駆られたり、例えそのまま結婚をしても溜まりに溜まった(ちょっとそれは違うと思う)(これは本当の私じゃない)(こんなことをしたいわけじゃない)というような思いがいつか爆発するかもしれません。
本心から、「○○した方がいい」とキッパリ言い切れるようになれば、それは明確に自分の意思表示をしたことになります。
小さな決意から言うようにしたり、話がしやすい人にまずは伝えるようにしていれば、いつか自分の考えを誰の前でも口にできる人になれます。
これも習慣になれば、なーんだたいしたことなかったなぁと思える日が来ると思います。
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