本来素直で人を信用しやすく、真面目で責任感が強くて不正が許せない人は


○○しなければならない


という思考になっていることが多いです。




こういう思考の人がずーっとそういう風に生きていると、やがて


○○すべき


と、他者にもそれを求めるようになります。


自分にも他人にも厳しい人とも言えます。



○○しなければいけない、時にはしたくないこともして来たし自分はずっと我慢をして来た。


だから他人が自由にすることは許せないという心理に陥りやすいのですね。





ある人と、眞子さんの結婚にまつわる騒動について話をしていたのですが、○○しなければいけないと思いがちなその人は、やっぱり



皇族に生まれたのだから国民にちゃんと説明すべき

記者会見で質疑応答すべきだったと思う


一般人と同じ権利を求めるのはおかしい



と言いました。





眞子さんは誹謗中傷を受け、複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたと公表されていましたよね。




私はその人に、


心の病気にかかっている人にそこまで求めるのは酷じゃないのかな? 

どうして自分には関係のない人にそこまで厳しくなるの?


一般人と同じ権利を求めているってなぜそう思うの?



と素朴な疑問をぶつけたのですが、




その人は


一般人と同じ権利を求めてないかな?

まぁ別に眞子さんのことなんて何とも思っていないし攻撃もしてないけどね。




というだけで、なぜそこまで厳しく思うの?という問いには答えようとしませんでした。









何となくその時、答えられないのかな・・・?と思ったのですね。



そこまで厳しくなってしまう理由が自分でもわかっていないんじゃないかな?と。





○○すべき、○○しないのはおかしいという思考になっている人は、自分の意思で「したくてしている」のではなく、求められたことに応えようとするので「不本意でもしなければいけなかった」と思い込んでいるケースが多いように感じます。




何をするのも基本的に自分の本心ではなく見えない誰かや何かを気にしてする、我慢することも多く自分の感情や気持ちを抑えるのが当たり前になっている状態とも言えます。





親からずっとそんな風に言われて来たことが原因かもしれませんし、人の顔色を窺うクセができてしまうような環境にいたせいで、


そうしないとここにはいられない

人から嫌われる

普通じゃないと思われる・・・


という心理になっているのかもしれません。





親や大人の言うことは100%正しいと信じ従うことを当たり前と思っていた、自分の考えなんて聞いてもらえなかった、何か意見を言っても否定されてばかりいた、自由に発言したり好きなように行動するなんて許されなかった人ほど、自分とは逆の自由な言動をしようとする人を自分勝手とみなし許せない!と憎むようになるのでしょう。





つまり、憎んだり叩く相手なんて誰でもいいのですね。


たまたま今回はその人の○○すべきが眞子さんに向けられることになっただけで。





自分が○○しなければいけないという考えに囚われて苦しんでいることに気づけないから、他者の自由を許せないのだとしたら、とても悲しい話だなと思います。


このことに気づかない限り、ずっと苦しいまま関係のない他者を許せないと思う日々を過ごすことになります。





その思考から抜け出すためには、自分の本当の感情(喜怒哀楽)と向き合うこと。



怒りを抑え込まない
(向けるべき相手に向ける)

*辛く悲しい時に平気なフリをしない

*嫌なことは嫌だと断る

*嬉しい時は素直に喜ぶ





そして、○○しなければいけない、○○すべき そう思った時は



しなければ本当に大問題になる?

本当にそれをしないといけない?

誰のためにそれをするの?

何のためにする必要があるの?



を考えて、



仕事以外のことなどは、なるべく


したいか

したくないか



で判断する習慣を少しずつ身につけて行き、本当にしたいことをする。


そうすれば、自分にも他人にも優しくなれるように思います。



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