よく、


「本気を出せ! 100%、

いや120%の力を出すんだ!!」


期待を込めてこういうゲキを飛ばす人がいますが、これを真に受けて100%で頑張り続けたら倒れるかメンタルがやられるでしょう💧



どのようなことでも予期せぬ出来事って起こりますよね。



与えられた課題等に100%で向き合っていた時に、とんでもない初期段階のミスに気づいたり、予想外の事態が起こったら?



頭が真っ白になって軽くパニックに陥り、どうしよう~💦って何も考えられなくなりませんか?




そういう時のために仕事も恋も80%ぐらいの頑張りで、余裕と冷静さを保つために20%は残して置く方がいいと思います。





仕事をいつも100%でやり、そのやり方&内容を上司にダメ出しされたら、自分を全否定されたような気持ちになってとたんにヤル気を失くしてしまうことになりかねません。




「どこが良くなかったでしょうか?」

「具体的にどのように訂正すれば良いか教えていただけますか?」




こんな風に上司に言おうと思ったら、仕事ぶりを否定されたのではなく指摘された点を直せばいいだけと思えるぐらいの余裕がないと難しい。




恋愛や人間関係も同じことが言えます。


友情や愛情をセーブしましょうという意味ではありません。



ただ一人の人に持っている情熱の100%を注いだり、100%満たしてもらうことを求めたら上手く行かない。


恋愛中でも勉強があったり仕事をしていたり友情だって大事なはずなのに、自分の時間や気持ちを全部恋人にだけ使うという人はバランスが悪く、恋人以外はどうでもいいと無責任になったり、依存してしまって重いと感じられてしまう。




親子でもそうです。


親の言うことは100%正しい、親の言うことには絶対に従わないといけないと思うと苦しくなります。



疑問を持ったり考える余地を残していたら(もしかして自分ではなく親の方がおかしい? 親でも間違ったことを言うんだ)と思えるのでは?


(☟執着や依存は良くないという話はこちらからどうぞ)

こだわりを持つのはOKだけど執着は良くない理由

依存はせずに自分の居場所をいくつか持とう









店などもそうですが、


生活や金儲けのために必死になって営業しています!



って感じの店と、経営者が


食べることが好きで美味しい物を多くの人に食べてもらいたい、こういう雰囲気の店内で寛いでもらいたい



と思っている店では印象が違いますよね。





100%それだけに打ち込めるのは素晴らしいことですが、人は意外とその人の遊びの部分、余裕が感じられるところに惹かれたりもします。




笑いを取ろうと必死に考えたネタ通りの漫才より、予想外のハプニングや成り行きのボケの方が大笑いすることもありますよね。



ある程度の地位に就き一財産築いた人や、若い世代の人が遊び心&思いつきで始めたビジネスが成功したり店が流行ったりするのは、


本気ビジネスモードは半分で
もう半分は自分がワクワクすることをしたから・・・

だったりします。




地位も名誉もお金もあるのに、人に優しくできない人や100%仕事のことだけ&自分のことしか考えられない人は、心の余裕がないのでしょう。


そういう人は何を手にしても満たされず、もっともっと!って思うだけかな?と。





スポーツの大会などその瞬間は全力だからこそ上手く行くこともありますが、余裕を残して違う発想をすることでより良い結果に繋がることもあるのですね。





腹八分目というのは満足するまで食べずに少し控えめな方が良いという意味ですが、何事もほどほどで頑張り過ぎない方が長続きしたりどのような事態にも対処ができて良いし、柔軟な発想と他者を思いやる心が持てるような気がします。


 


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0か100かという考え方は可能性を狭める