私の父はとにかく否定的で、
何か目新しい食べ物を買って来ると
「そんなのたいして旨くないだろう」と言うし(そのくせちょっと頂戴と言って食べる)
また私が転職をしたと母から聞けば
「前の会社で良かったのに何で辞めたんだ?」と前の会社で何があったかも知らないくせに言うし、
新しい何かを始めようとしても
「そんなことしても上手く行くわけない」
と、第一声が必ず否定的な言葉💧
人格や存在を否定されたことがないのが唯一の救い(とても大きな救い)ですが、することなすこと否定ばかりされるのでとにかく会話が苦痛。
なんで親子なのにこんなに性格や考え方が違うんだろう・・・?といつも不思議に思います。
だけど夫にも少しそういう部分があるし、結婚や出産などおめでたいこと以外の変化は苦手とする人が多いような気がします。
例えば転職しようとしたり何かに熱狂していると聞けば多くの人が「大丈夫?」と思うみたいだし、「もう○○才なんだから落ち着いたら?」「そんなのに夢中になってどうするの?」という心配を、母からもよくされていました(苦笑。当たり前か?)
変化をあまり恐れない私と、変化を好まない人たちの違いは一体何だろう?
いつも否定的な意見を言う人、否定の根底にあるのは何だろう?と考えてみれば
✅『不安』の大きさ
✅未知なモノに対する『心配』の度合い
✅『安心安定』を第一に考えているか『自由に行動したい』と思っているか
✅『我慢強さ』
✅『世の中や人生とはこんなもの』と思っているか『好きなように生きてこそ人生』と思っているか
など、様々な違いがあるのだとわかります。
私も不安は毎回あるし実はめちゃくちゃ心配性なのですが、それは動物や他の人に対する心配であって自分のことは自分でどうにかしたらいいと思っているので、そこが違うのかもしれません。
あと(自分には)我慢は続かないしロクなことがないと思っているし、安心安定より興味のあることをやりたい、やりたいことをしない方がもったいないと思うので、未知の世界に飛び出すことにあまり抵抗がないのですね。
協調性を大切にという教育がされて来た日本人は、何事も続けることを良しとして変化を苦手とする意識があり、同じであれば安心するけど違うことをする人には不信感や違和感を持ち、グループ内(組織)にいたら排除しようと考えてしまいがち。
そしてそういうのを見て来ているので、何か違うことをしたいと思っても嫌われる、批判されるかも・・・と思うので、人と同じ行動を取ろうとしてしまうのですね。
自分が損をしているのだからあなたも損をしろ!と我慢の輪から抜け出そうとする人はズルい人と見なし、自分だけズルいことをするな!!という『スパイト行動』を日本人は取るところがあるそうです。
自分が子供時代に親から望むような愛情を与えてもらえず我慢をして来た人が親になると、自分の子供にも無意識に同じことをしようとしてつい厳しくなったり、『良い子』でいないと愛情を与えないということをしてしまうのも、自分はこれだけ苦しい思いをしたのだから、自分の子供と言えどもラクをさせてなるものか!という深層心理が働くみたいです。
脳科学者の中野信子先生によると、他国ではそれほどでもないのに日本人は他人が得をするのを許せない、意地でも他人の足を引っ張りたいと考える傾向が強いそうで、人々が互いに協力的な姿勢を取るのはそういう目に自分が遭うのが怖いからだとのこと。
要するにWin Winの関係より、Lose Loseの関係を保とうとする人が多いのだそうです。
そして誰かに支配され自分を抑え我慢を強いられて来た人が、別の誰かを今度は自分が支配しようとすることで自分が受けて来た苦しみを減らそうとするのかも。
他人を否定する人のベースにあるのは『俺も(私も)ずっと我慢をして来た、だからお前が我慢をするのも当たり前』という心理なのでしょう。
父や友人などは甘えもあるのだと思いますが、私には何を言っても許されると思う人の心の奥には、自由に生きようとして自分みたいに我慢をしない私が許せない、好きなようにして得をしている(ように見える)のがムカつくという感情があるように思います。
嫌われることを恐れて良い人を演じ続け、変化を怖がってしたいことをする『リスク』や『覚悟』を持とうとせず自分を抑えて生きているのは自分の問題なのに、関係のない私に八つ当たりをしたって仕方がないでしょ?と思っているので、ひどく傷つけられる言葉を投げられてもヘラヘラしたり(本当は驚きのあまり何も言えなくなるだけ)、感情的に言い返したりしないどこか冷めた態度の私に余計に腹が立つのかもしれません💦
本当はショックを受けたり傷ついたりしているのだけど、
その人に何も悪いことをしていないし否定もしていないのに、なぜ私は否定され傷つく発言をされるのか?
とずっと思っていて。
そういう人の心理が知りたくて心理学を勉強し始めたので、今となってはそういう理解しがたい人たちのおかげで今の自分がいると思えるのですね。
やっぱり私は転んでもただでは起きないのだ(´∀`*)ウフフ
人気占い師のゲッターズ飯田さんもそういう考えの人に『運は味方をする』と言われています。
転ばないように転ばないように生きるよりも、
転んで見てその経験を後に 結果的に
転んでよかったね~と言えるようにどう生きるのか
こんな風にゲッターズさんのブログに書かれてありました(本当はもっと長文です)
不安や不満を本気で解消したいのなら、自分が自分のために変化を恐れずに行動して行くしかありません。
他人を批判したり他人の行動を否定して落とそうとして、
仮にその人が自分の位置まで落ちて来たとしても、
自分の位置が上がるわけではないのです。
足の引っ張り合いなんかしても意味はない。
他人に構うヒマがあるのなら、もっと自分の内面と向き合って意識を自分に集中させましょう。
そして言いたいことは言いたい相手に対して言うようにして関係のない人を巻き込まず、やりたいことをやって行く方にエネルギーを使いましょう。
その方が間違いなく人生は好転します。
(と、昨日のブログに書いたような人に言いたい)
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