誰かに話を聞いてもらう時、女性は『共感』をとても大切にします。
共感しながら聞いてもらえると嬉しいし、誰かの話を聞く時も共感しながら話を聞こうとしますね。
男性に話をすると「全然わかってくれない!」と女性が不満に思うのは、男性が共感をせずに冷静な意見を述べつつ具体的なアドバイスをしてしまうから。
何も買う物がなくても(買う気もないのに)ブラブラと店を見て回るだけで楽しめる女性と、目的なしに買い物に出かけない男性とでは噛み合わなくて当然と言えば当然。
(☟男女の脳の違いの話はこちらにも書いています)
最初が肝心 男女の違いをしっかりと頭に入れておく
話題のマンガ「妻が口をきいてくれません」を読んでみました
だから「男同士の方がラク」「女同士の方が楽しい」と思ってしまうのでしょう(;´∀`)
最近よく聞く『繊細さん』は共感力が高いと言うより、人の話を聞くだけで心を痛めてしまったりするので、気をつけていないと突然目に飛び込んで来たTVの衝撃映像で夜が眠れなくなったり、残酷なニュースに涙が出て落ち込んだりしてしまいます。
誰かと幸せに生きて行くためには思いやりが必要で、相手の立場になって考えられる方がいいし、共感力は信頼を得るための大切な要素になります。
だけど、優し過ぎる人や相手の状況に引きずり込まれ自分まで辛い気分になってしまう人、相手の辛さや大変さに理解を示し過ぎる人は『共感疲労』になる恐れが・・・。
医療や福祉の現場でよく使われる言葉のようですが、親しい友人や家族、恋人などの相談をずっと受けて相当ヘヴィーな話を聞かされ続けることにより、相談を受けた側の心に負担がかかりメンタルが壊れて行く・・・ということもあります。
自分もしんどいのに相手の状況に理解を示す余り、(私が話を聞いてあげないと)と無理をしてしまったり、1人で受け止めるには重過ぎる内容を聞かされて精神的に辛くなることがあるのですね。
自分はちょっと共感力が高いかもしれないと思う人は、どこかで線引きをした方が良いでしょう。
友人と距離を置きたくなるのは、何も酷いことをされたから・・・だけではないのですよね。
親身になり過ぎて疲れた、重い暗い話を聞き続けて疲労が溜まっているってこともあります。
共感力が人並み外れて強い人は
『エンパス』と呼ばれ、相手の感情と自分の感情の違いがわからなくなったり、人の体験が自分の体験のように感じられたり、その人が体調不良を起こすと自分まで具合が悪くなるなどの特徴があります。
病気ではなく人一倍敏感な『HSP(繊細さん)』と同様に、その人の個性のようなモノ。
だからもしかしてそうかも?と思っても心配する必要はありませんが、親しくする人を選ばないと自分がしんどいだけです。
共感力が高い人は他者のマイナスなエネルギーに気力や体力を吸い取られないよう、そしてあなたを都合よく使おうとして来るテイカーの餌食にならないように気をつけてくださいね。
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