味覚は年と共に変わると聞きますね。
でも私は昔も今も苦手な食べ物は苦手なままで、1つだけ食べられるようになったのが生クリーム。
と言っても、生クリームの塊はやっぱりムリで、カフェラテの上に乗っているのも「要りません」と言いますが、昨年大ブームとなった『マリトッツオ』だけなぜか美味しく食べることができたんですね~( *´艸`)
なので実は味覚よりも感じ方とか物事の捉え方のほうが年齢と共に変わるんじゃないのかな?という気がします。
若い頃は、例えば本来はバラエティ番組に出ないような俳優やロック系のミュージシャンが、最近見なくなったよね?ってなった時にそういう番組に出るのを見ると、なんだかこっちまで情けない気分になっていたんですよね・・・。
人気がなくなると本当は出たくない番組にも出なきゃいけなくなるという現実を思い知らされるようで、気の毒でもあり惨めだよなぁなんて、失礼だけどそう思っていました。
だけど最近は、コロナのこともあり思うように歌手活動ができない人たちや1曲だけのヒットで全く見なくなった人たちがバラエティ番組に出て、昔のヒット曲を笑顔で歌っているのを見ると、
プライド捨ててめっちゃ頑張ってる!
と、ただ素直に尊敬するようになりました。
昔の感じ方と真逆です。
有名人でさえ、いつ仕事がなくなるかわからないし、今は人気があっても何がキッカケで急に見かけなくなるかわからない。
爆発的な人気を誇った後しばらく低迷しても腐らず、バラエティ番組に出て自分に与えられた仕事を一生懸命にこなす姿にパワーをもらえるような気分に今はなっています。
感じ方や考え方が変わって来ると、人としての幅は広がるように思います。
ある程度の年齢になると、人間が丸くなる人とより一層頑固になる人に分かれますよね。
時代の変化をキャッチできるようアンテナを張り巡らせ、柔軟な脳と心を持っていたら多分丸くなる。
1度植え付けられた常識や価値観を疑いもせず、これまでそれが普通だったんだからこれからも当たり前のこと、という風に世の中の変化に気づかず新しい価値観等に見向きもしない人は時代に置いて行かれるでしょう。
『風の時代』という言葉を1度ぐらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
私も詳しくは知りませんが、西洋占星術上の話らしく220年続いた『土の時代』と言われる日々が終わり、2020年から『風の時代』になったのだそうです。
お金・物質的・地位・結婚など「目に見える形で豊かになる」を求める人が多かったのが『土の時代』
『風の時代』は、自由・柔軟性・知識・想像力・思考力・人間性など目に見えないものの価値が高まり、好きなこと&やりたいことを素直に行動して行くような、軽やかに生きていくことが求められる時代なんだとか。
そう言われると何となくそんな気がしませんか?
まぁ私の父とか頭の固い高齢の政治家なら「何を言っているのか全然わからん」とか言いそうだけど(;´∀`)
まぁ別に時代に合わせる必要なんてないのかもしれませんが、ふとこれまでを振り返ってみて自分の中の変化に気づくことは大切かな?と思います。
変わっていないところは自分が大切に守りたい部分だとわかるし、
変わったところは成長だと思えば、いくつになっても成長できるんだなぁ~と思えますからね。
「昔は良かった」とか「あの時代はこうだった」など過去のことばかり言ったり、年を重ねて気難しくなり付き合いにくくなったと言われたくないので、時代の変化も自分自身の変化も楽しめるほどの柔軟性を持って生きて行きたいと思う私です。