すぐに誰かをあてにする人、人使いの荒い人はどこにでもいます。


私の父はそばに誰かがいると、その人が何をしていようと使わないと損とでも思っているかのように1人でできることでも人を使おうとします💧



それがすごく嫌だったのに、夫は父に似ているところがあり、自分でしようとせずに「○○しておいて」と簡単に人を使おうとするのでたまに小さな喧嘩をしています(苦笑)


父も夫も頼りになる時はあって毎回こちらに負担をかけて来るわけではないし、身内なので適当にやり過ごせていますが、これが職場の人や友人だったりするとちょっと厄介ですよね。




縁を切ってもう会わないと思える相手ならいいですが、出会った頃に気軽に何でも引き受けたがために使う側と使われる側というのが自然にできてしまい、使う側はだんだんとそれが当たり前に思うようになるし、使われる側はただただ負担を感じてしまう・・・ということもあるでしょう。




今さらどうしようもないと諦めず、今からでもいいので「ここまではする、でもこれ以上はしないというボーダーラインを決めることで今の状況を変えられると思います。







この程度なら大丈夫と思っていてもそれが10回続くとしんどい・・・となるのなら、2回に1回は断るようにするとか、頼まれ事の半分はするけどそれ以上はできないと伝えてみるようにする。


自分で判断をして負担にならないことだけをOKとする感じ。




例えば私は実家で父が飼っている動物に関することなら何でも協力しますが、顔を合わせる度に何かするように言われても「今日は忙しい」と断るようにしていたら、最近はあてにできないとわかったのか実家に行ってもあまり何も言わなくなりました。

夫が細かいことを言って来ても基本は「気になるのなら気になる方がすればいい」と相手にしませんが、1人になった時に夫が指摘していた部分が自分も気になって来た場合は、夫に言われたからするのではなく自分の意思でするという風に納得できたことだけするようにしています。



自分では用意せず何でも「貸して」と言う友人には、それが長期旅行時で使うと減るような日焼け止めとかクレンジングだった場合は、その時だけは貸してもそれ以降の日はドラッグストアかコンビニに連れて行き「ここで必要な物を買ったら?」と言って貸さない方向に持って行ったこともあります。




こんな風に自分の中でボーダーラインと言うかマイルールのようなものを決めていればストレス等から守ることができます。



言われるままに何でもハイハイと合わせたり引き受けてばかりいると、相手はそれに感謝しなくなり当たり前にようにさらに使おうとするので、使われる側がしっかりと拒否しないといけないのです。



何でもいいよと合わせることや使われることが普通になっているけど何とも思わないのなら、そういう関係が心地良いのかもしれないのでそのままでも良いと思います。




本当は断りたいし嫌だと思っている場合、突然「できません」「やりたくない」とはなかなか言いにくいと思うので、残業を頼まれた場合「19時までなら残れますがそれ以降は予定があるので無理です」と言うとか、用事を頼まれた場合「○○だけならできるけど、△△は難しい」と言う風に、ここまではOKだけどこれ以上はNGね、と伝えれば相手も完全に拒否されたわけではないのでムッとしないのでは?




恋愛等で相手の好みに合わせて自分を変えるという人もいますが、服装や髪型ぐらいなら構わないですが考え方まで相手によって変えてしまうのは問題だと思います。




どんなに好きな相手でもそれはおかしいという考えや行動をする時だってあります。


他人がそれをしたら顔をしかめるようなことを好きな人がしたら笑って見ているだけとか、そういうことを繰り返していると自分の価値観が破壊されて行って、知らない間に一緒に悪事に手を染めていた・・・なんて最悪の事態にも繋がります。

好きな人に合わせるにしてもどこかでボーダーラインは引いておいた方がいい。
それが人柄を見る、相手の考えや価値観を知るということです。


何でも合わせてしまい自分がわからなくなっている人、つい合わせてしまうけどそんな自分に嫌気がさしている人は、自分の思いや考えを見つめ直し、どんな相手にもこの考えだけは譲らないという自分の芯のようなものを持ち、それを守るためにできることをして行ってはいかがでしょうか。


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