30才を過ぎてからほとんど読まなくなりましたが、前は少女マンガが好きで毎月欠かさず買っていた雑誌もあったし、好きなマンガ家の作品を揃えたりしていました。


岩館真理子さんがとくに好きで、自分の知らない昔のマンガを調べては本屋で取り寄せてもらったりして読んでいました。

春がこっそり、初恋時代、となりの住人、ふたりの童話、17年目、ガラスの花束にしてetc.


そういう少女マンガの世界に憧れていた中学生の頃は、高校に入ったら彼ができると思っていて、学校から駅まで一緒に帰り駅のベンチで話をするのが夢でしたが、3年間ほとんど男子と口を聞くことすらありませんでした💧



高校生の時、洋楽好きが高じて英語だけは得意だったので英語だけで受験できる大学に進み、将来は英語を活かした仕事ができたらいいなぁなんて甘い考えを持っていたら、大学には自分以上に英語ができる人ばかりで。


諦めのいい私はすぐさま英語を仕事にという考えを捨て(苦笑)、学年で一人だけ就職先が決まらなかったので学生課に呼び出しをくらい、なぜ英検もTOEICも1回も受けなかったのか?と、学生課の職員に呆れられました・・・。



母の結婚が遅かったので、自分は早く結婚をして子供も産んで若いお母さんになりたいと10代からずっと思っていたのに、いざそういうチャンスが巡って来たらビビッて逃げてしまい、その後は結婚がしたいのになかなかできなくて、やっと結婚をしても離婚をする、その後再婚するも子供のいない人生になってしまいました。



こうやって書くと残念な人生に思えるかもしれませんが、予想や希望した人生とは違っていたけど、どの年代も十分楽しく過ごせていたのですよね~






思い通りの人生を歩めていない人も多いと思うのですが、そういう時に気持ちの切り替えができる人とできない人の差は大きいのではないかと思います。


本人は理想が高いと思っていなくても、求める生活水準が高かったり、仕事や家庭内で人にアレコレ求めるというのも理想が高いの1つだと思います。
婚活等で相手にいろんな条件を求める人だけが理想が高いわけではない。



そして、思い通りにならない人生に不満を抱え、自分を責めたりいつもイライラしてしまうのは自覚のない完璧主義なのかもしれません。





誰でも現実を知る前に将来を夢見た時は、こんな風になりたい、こうであって欲しいという理想をイメージします。

だけどたいてい夢見た通りにはならないことの方が多い。



イメージ通りにならなかったことにだけ意識が向いていると、人生を楽しむことはできません。


理想とは違った現実(出来事)を受け入れ、そっちがダメならこっちで行こう!と切り替えをして違う道を探したり、これはこれで楽しもうとすれば人生は捨てたもんじゃないと思います。




隠れ理想が高い人も、無自覚完璧主義の人も、これが普通と思っている基準値が高いのでしょう。



他人にも多くのことを求めたり期待し過ぎたりするので、自分には簡単にできることを他人ができないと(どうしてこんなことができないのか?)と、自分と他人を分けて考えられず人によって能力が異なることが理解できない。


あるいは自分がこんな人生を送っているなんてあり得ない!と自己評価も高めなのかもしれません。





子供の頃、絵が得意だった私はただ見たままを描くことができない周りの人たちが不思議で仕方なく、わざと下手に描いているんじゃないだろうか?と思っていました。



でも運動は本当にできなくて、バレーボールではみんなが飛んで来たボールを普通にレシーブできる中、力の加減がわからなかった私はレシーブをすると後ろにボールを上げてしまうクセがあり、私の所にボールが飛んで来た時は周りの生徒がみんな私の後ろでボールを受け止めようとするようになったり(苦笑)


バスケットボールの授業でも、ドリブルをすればボールに足が追いつかず、ボールだけが先に弾んで行ってしまうレベルだったので、誰もパスを回して来ない・・・という惨めな体験もして。



あー人によってできることとできないことってあるんだなぁと理解せざるを得ませんでした。



そこそこ何でもできてしまう人は、それが自分だけに与えられた能力だとわかっていないと、他人もできて当たり前と思ってしまいます。



日本では、謙遜を大事にしながら理想を追求しかつ完璧を目指そうとするという、かなり高度なことを日常でもしようとする人がいるし、それが普通かどうかも多数派か少数派で決まってしまうような所があるので、そこからハミ出るようなタイプや多くの人が普通にできるレベルに達していない人は生きにくい。



知らず知らずに理想と完璧を目指している人も、自分でハードルを高くしていることに気づかないままだとしんどい思いをするだけ。




これぐらいできたら十分、これはできなくてもこれができるからそれでいい、時にはこんな風にほどほどでOKと思えないまま、自分にも他人にも求めるから愚痴や不満の方が多い日々になるのでしょう。



自分の中の基準を見つめ直し、自分も周りも疲れないレベルに修正できたらラクになると思います。



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