犬猫など動物の要求って至ってシンプル。

・ゴハンください

・かまって（撫でて）ください

・散歩連れて行ってください（犬の場合）

・寝ているのでジャマしないでください

ほぼこれぐらい。


もちろんそれぞれ性格は違うし、人懐っこい子、人が苦手な子もいるけど、人間のように人によって要求が異なるようなことはあまりない。


だから何を考えているのかわかりやすいし、仲良くなりやすい。

求めなくても全身で喜びや愛情を示してくれるし、信用した相手にだけお腹を見せてゴロゴロするし、具合が悪いとじっとしていて食欲がなかったりするし、愛情を持って様子を見ていたら何を考えているかだいたいわかります。


言葉は通じないのに人同士よりはるかにわかりやすく、信頼関係も築ける。

それに比べて人の要求の複雑なことったら💧

言わなくてもわかって欲しい（口が聞けて言葉も使えるのに）

やらないと文句を言うのに、やっても気に入らないと文句を言う

言葉や表情の裏の感情を読み取って欲しい

１聞いたら１０わかって欲しい

サプライズで喜ぶことをして欲しい

怒って出て行った時は追いかけて来て欲しい

自分の思い通りになって欲しい（行動も起こさず）

ほっとかれると拗ねるのに、アレコレ言われると鬱陶しい

自分がするのはいいけど、相手にされるとムカつく

大丈夫と言ってるけど大丈夫じゃないから励まして欲しい

などなど、書いているとキリがないぐらい人の要求は多い上に難度が高い。

相手が何を考えているかわからないと言いながら、自分の考えは言わなくてもわかって欲しいだなんて💦

人間関係がこじれたり、上手く行かない要因の１つはその求めるモノの高さだと思います。


自分の考えを基準に相手を見るので、自分ならわかることがわからないと腹が立つし、自分なら絶対しないことをされると許せない。

 

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自分にとっての『普通』は誰かにとっての『普通』とは違う

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動物と人がなぜ友好的な関係が築けるのか？

本当に大事な、シンプルなものしかお互いに要求しないので成り立つのだと思います。



犬猫だと、ゴハンをくれて可愛がってくれる人＝大好き

芸をする動物だと、ご褒美をくれて褒めてくれる人＝大好き


そして人の方も、自分に甘えて信用してくれる存在がただただ可愛い。



もしかしたら多少の忖度のようなモノは（動物側に）あるかもしれませんが、嘘はない。


だから異種同士なのに一緒にいられるのでしょう。



動物も、日によって態度が変わったり暴力を振るうような飼い主のことは信用しません。
やっぱり怯えたり様子を窺ったりする。
もちろん本能での好き嫌いは動物にもあるようなので、優しくしているのに好かれないということは稀にありますが。



人同士も、お互いに少なめの要求だけで、もっとシンプルな付き合いができればなぁ～と。

恐怖を感じず、顔色を窺うことなく伸び伸びと寛げて、無理をしなくて自然体でいられる気の合う人、そして信じられる人。

結婚をして一緒に暮らすのに必要なのは上記ぐらいで、これさえ満たしている人であればいい。

そしてお互いに細かいことを言ったりアレコレ求めなければ平和に穏やかに暮らせると思います。

もちろんお互いに、あるいはどちらかに収入があるということは大前提ですけどね。

外見に好みがあるのは仕方がないとしても、絶対に○○じゃないといけないとか、年収は○○万円以上必要とか、「普通の人でいい」と言いながら、何を基準に普通と言っているのか？みたいな条件を掲げて婚活をしている人や、結婚後も相手に細かいことまで求めてしまう人は、本当にそこまで必要かを考えてみてもいいんじゃないかな？と昨日の「ホンマでっか！？TV　恐妻家芸能人が集結！」を見ながらそう思いました。

自分の思い通りになる人＝理想の相手と思っているのなら、ちょっとその考えは怖いかも💧




シンプル・イズ・ベストと言いますが、人間関係も必要最低限のものだけを求めている方がお互いに疲れないし、それぞれの人間性を尊重できて長く一緒にいられるように思います。

★モナリザだけじゃなく多くの分野で素晴らしい業績を残したレオナルド・ダヴィンチの名言

Simplicity is the ultimate sophistication.

シンプルさは究極の洗練だ