結婚をしたら男性には家族を養って行くという責任が重くのしかかって来ますが、それは女性が仕事をしていない場合だけ。
結婚後に子育てをしながらも女性が働くのであれば、家族を養うという感覚は男性の肩にだけ重く乗っているのではなく、二人の収入＝世帯収入となり、男性からすればずいぶん気がラクになると思います。
では女性はどうか・・・？
好きで仕事を続けているとしても、家族が増えれば家の中ですることも増え、男性が肩の荷を下ろせた分、家事育児を一緒にしようとしなければ、女性の負担だけがとんでもないことになります。
この当たり前のことに男性が気づくかどうか、気づいた時に家事育児を自分もするのが当たり前と思い実際にするのかどうかで、とくに子供がいる家庭は違って来ると思います。
結婚前に１人暮らしをしていて料理も洗濯も掃除もしていた男性は結婚後も普通に何でもするかもしれませんが、一人暮らしだから部屋は汚くても平気、料理なんて一切せずコンビニ弁当かカップ麺ばかりという人なら、その一人暮らしが逆により一層何もしないことを増長させてしまっている場合もあります。
だから結婚をするのなら、一人暮らし経験のある人の方がいいというのは一概には言えない。
どういう生活をしているのか聞いておく方が無難です。
そして結婚前に、男性が結婚相手にどちらを求めているのか知っておくことも重要。
人生を共に歩む、妻という名のパートナーを求めているのか
母の代わりに家事をして自分の子供を産んでくれ、○○家のために役立つ嫁が欲しいのか
相手の男性やその家族がどういう考えをしているのかは大きく結婚生活に響くと思います。
前の結婚でも今の結婚でも夫に伝えたのは、
私に嫁の役割を求めてくれるな
その代わりあなたにもアレコレ求めないから
という言葉です（苦笑）
だけど最初の結婚では「結婚をしても私は私であって、苗字が○○に変わっても嫁という存在ではない」とまで言っていたにも関わらず、向こうの家族行事（法事など親戚の集まり、正月は毎年必ず夫の実家に泊まりに行く等）は付き合わざるを得なくなりました。
全く知らない人の○回忌とかに私まで行く必要があるのか？、自分たちは親戚で集まって酒さえ飲めたら楽しいのかもしれないけど、お酒が飲めなくて集団が苦手な私は知らない人たちばかりの状況でアレコレ話かけられるのが本当に嫌でした。
そういう親戚の集まりがほとんどない家庭で育ったため、こちらのことはこちらだけでするから、そちらのこともそちらだけでやってくれと思っても通用せず💧
こちらの行事は遠方＆仕事を理由に不参加なのに「二人で行かず俺だけが参加したら不仲だと思われる」と頼まれ仕方なく一緒に行っていましたが、なんで女性だけが・・・と納得できず、例え１年のうちの数回でも「嫁」でいることを求められるのがしんどかったですね。
あー、これも離婚理由だったのかもしれない、だから自分には結婚は向いてないと思っていたのかも。
世の中には私のように「嫁」を拒否する人もいれば、問題なく適当に立ち回れる人もいて、嫁として立派に振舞うことを自ら進んでしようと思える人もいます。
自分がどのタイプなのか、そして相手が求めているのはどのタイプなのか？
もしも姑と合わなかった時、どちらの味方をしてくれるのか？
付き合っているだけではなかなか見えて来ない部分なので、法事等親戚付き合いを頻繁にするような家族なのか、お互いの親はどんな夫婦なのか、実家に遊びに行くなどして相手の親の夫婦関係を見ておくのは大事だと思います。
男性は自分の母親が父親を含む自分たち家族に対して取っている態度を自然に見て育つため、同じことを妻となった女性にも求めがちです。
働きながら文句や愚痴も言わず家事も子育ても母親がしていた家庭で育った男性はそれを普通だと思うので、女性が専業主婦を望んだり家事分担を男性に求めると（母親に比べて頑張りが足りない、ラクしようとしている）と思い込み、甘やかしたりしないぞ！という厳しい態度を取ることも。
女性側も自分の親や家庭を普通だと思い込んでいるので、父親が立派な人で経済力があり、母親が専業主婦でも贅沢な生活が送れていた家庭に育つと、稼ぎが少ない男性を（この人は父より能力が劣っているのかもしれない）と見下したり、もっと昇進して！などと追い込んで行ったりします。
本人がそういう価値観でなければ大丈夫ですが、話し合い＆確認はした方がいい。
相手も自分も、共に人生を歩むパートナーを見つけたいと思っていたら良いけど、どちらかが「嫁」という名の都合の良い相手を求めていたり、自分の親と比べて同等レベル以上を求める人だった場合、知らずにいたら結婚後にしんどいと思います。
夢のないことを書き連ねましたが、参考になれば幸いです。