突然ですが、何かビジネスを始めると想像してください。
得意なことを活かせる方向で行きますか?
それとも未経験だけど(どちらかと言えば苦手だけど)儲かりそうなことに挑戦しますか?
たまにパティシエなのに甘い物が苦手、本当はB級グルメが大好きなのにフレンチのシェフやってる、みたいな人がいます。
好きなことではない分野or儲かりそうなビジネスを始めて本当に儲かる人は、売れる仕組みが理解できている、商才やセンスがある、好きなことと得意なことが別という人なのでしょう。
私は様々な職場を経て婚活アドバイザー&カウンセラーをしていますが、転職をしながら自然とたどり着いたのがこの仕事。
相談業を開始してすぐに依頼があったわけではないし長文ブログも書いたことなかったけど、この仕事が楽しく続けられているのは得意なこと&好きなことだから。
面白そう!とやってみたものの全然楽しくなくてすぐにやめたとか、続けるのが苦痛で仕方がなく途中で断念したことももちろんありますけどね(;^_^A
こんな風に私たちは
普通にできていること
好きなこと
楽しくできること
苦痛を感じないでやれていること
このどれかなら、努力は当然必要だけどそれほど辛い思いをすることなく続けられるし、望みを叶えられるような気がします。
このことを考えると、婚活が楽しくない苦痛で仕方がない、恋人はいるけど大切にされてないようで辛い、結婚したもののダメ出しばかりされて幸せを感じない、仕事で怒られてばかりでしんどい人は、それ自体が・その相手があなたには
向いてない
合っていない
ということを教えてくれているのでは?
婚活を例にして話を続けると、もしも私が(今よりずっと若くて)婚活を開始したと想定したら、それなりに楽しくできると思っています。
積極的なタイプではないけど、わりと誰の話も関心を持って聞けるしリアクションも得意だし普通に会話ができる。
この人は・・・と思えば心を開いて自分の話をするし、言いたいことも伝えられて聞きたいことも聞けて、この人はアリかナシかの判断に迷うこともない。
予期せぬ突然の交際終了&お見合いしてはお断りが続くと凹むとは思うけど、すぐに回復して焦らずマイペースに続けられるでしょう。
つまり、婚活でやらなければいけないことの中に苦手なことがない&メンタルもそこそこタフなので楽しみながら合う人を探せる自信があるのです。
自分のできること・できないことを理解しておくのはけっこう大切です。
受かると思うから試験を受けますよね?
受かるわけがないと思っていたら受けないか、受かりそうな試験を受けるはず。
厳しい言い方になるけど、できないとわかっているのならできない自分を認めることも必要。
多くの人はできない&向いていないことを認められず、他の人ができているのだからできない私はおかしい、努力が足りないせいだと考えてさらに頑張ろうとします。
だから悩みが手放せず苦しみ続けるのです。
婚活が苦痛でしんどい人は、自分に合う相手がわかっていなくて気を遣い過ぎて言いたいことが言えないとか、嫌いな食べ物すら伝えることができず我慢して、好きでもない相手のつまらない話を聞かされる。
理想の相手に断られては深く傷つき、思い通りに進まないことにイラッとしながらの活動ということ。
コミュ力の低さに自覚があって(何を話していいかわからない)、気に入った男性の前では緊張して合わせることしかできないとか、こういう人はお見合いにしても仮交際のデートにしても苦手なことばかりではありませんか?
ビジネスに限らず得意なことを伸ばすのが比較的安易なのはプラスからのスタートだからです。
得意なことは
向いている
理解できている
普通にできる
だからそのための勉強にも意欲的になれるし前向きに楽しく頑張れます。
だけど不得意なこと、苦手意識を持っていることはマイナスからのスタート。
人並みに持って行くだけで大変(;´Д`)
運動神経の悪い私はダンスの振り付けがどうしても覚えられません。
記憶力は良い方なのに。
フラダンスぐらいゆっくりなら踊れるだろうと習いに行った時期もありましたが、振りが覚えられない&講師の動きを目の前で見ても再現ができないのです💦
人並みを目指すどころか、カルチャー教室のみんなに迷惑をかけるレベル(だからすぐにやめました)
仕事の場合、何回注意されてもできない(覚えられない)業務があるのなら、私のフラダンスと同じ。
ダメ出しされたり怒られるのも辛いでしょうけど、どれほど丁寧に教えても仕事をちゃんとしてくれないとか、何回注意しても同じ間違いをされると教える側も相当辛いんですよね(>_<)
できないことをできるようになりたいと頑張っているのにできないのなら、能力不足or理解できていない=向いてないからできないのです。
だからと言って「私は何もできない」と落ち込む必要はなく、普通にできていることや得意なことは何だろう?というのを探り出し、調理や掃除が苦じゃないのなら飲食店や家政婦・ヘルパー系、ひたすら単純作業ができるのなら何かを作り続ける作業などラクにできる業務に従事するのがベストだと思います。
結婚したいのに婚活が楽しめない人は、コミュ力が低いのならコミュ力の勉強を、人見知りで緊張してしまうのなら緊張せずに会話できる練習をしましょう。
あるいは身近にいる恋愛対象として見ていなかった、気を遣わずに会話ができる独身者を候補として意識するとか。
マイナス状態のままではコミュ力があって楽しそうに婚活をしている人には勝てません。
仮交際に入れても真剣交際には進めないだろうし、仮に相当無理をして頑張って結婚できたとしても☟ここで書いたようなタイプだったら幸せな結婚生活にはならない。
幸せな結婚生活 楽しい我が家の必須条件
そもそも婚活が苦手なことだらけなら結婚生活はもっと大変で、他人と一緒に暮らす結婚が人生の墓場どころではなく地獄に感じるかも💧
仕事にしても恋愛や婚活にしても、頑張っているのにしんどい状況から脱出できないのなら、その場所・その人・そのやり方が合っていないということ。
向いていない・できないことは誰にでもあります。
その逆の、向いていること・できることも全ての人にあります。
これを理解できているかどうかで人生が楽しいor過酷になるか分かれるのだと思います。
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