本来とは違う意味合いで使われる言葉って多いですよね。
真逆に近い感じで使われているのは『ヤバい』
元々は都合が悪い、危ないという意味で、「ヤバい! 遅刻しそう💦」って感じで昭和の人間は使っていたんですが、いつからか美味しい、カッコイイなど良い意味で使う方がメインになっています。
個人的には意味が通じるのならまぁいいかな?ですが、間違った使い方or都合のいい言葉で自分を正当化しているように感じるケースはちょっと気になります(;^_^A
パパ活とか頂き女子などは言葉がライトだから罪悪感が持てないのかな?と思うし、最近よくネット上で見かける『蛙化現象』は乱用し過ぎかと・・・。
好きな相手、付き合っている人の嫌な面を見て急激に冷めた時に使っている人が多いようですが、それは蛙化現象じゃないです💧
社内で憧れていた男性に鼻クソがついているのを見て幻滅したというようなのは、
相手を美化していた
理想の相手像を好きになっていた
ということ。
そこまで好きじゃなかった、相手のことをよく知らないまま勝手なイメージを持っていただけ。
どれほどの美男美女でもゲップは出るしおならだってする時はします(;´∀`)
穴が開いていると気づかずに(気づいても気にせずに)親指の出た靴下を履くイケメンはいるし、鼻をかんだティッシュを1回で捨てずにもったいないと何度も使う美人だっている。
そういうのを見て幻滅して別れたくなるのなら、
完璧を求め過ぎ
表面的な良い部分しか見てない
のでしょう。
その程度にしか相手を知ってなかった、その人のどういう部分(性格とか考え方など)が好きというのではなかったのだと思います。
蛙化現象とは、片想いをしていた相手と両想いだとわかったとたん、なぜか気持ち悪くなって嫌悪感を持ってしまうという矛盾した状態。
何が原因かわからない、あんなに好きだったのに・・・と悩んで苦しむようなこと。
店員への横柄な態度を見てドン引きとか、付き合ってから性格の悪さに気づいたなど、こんな人だと思わなかったとなって気持ちが冷めたのなら矛盾はしていませんよね?
許せないことをされ、こんな人はムリ!となったのなら急激に冷めた=心変わりです。
あのちゃんは、他の女性なら冷めるであろう男性のダサい行動を見ると逆に好きになるとラジオで言っていたそうですが、これが本当に相手を好きになっている状態だと思います。
どうでもいい人がしたらムリだけど、好きな人がしたら可愛いと思う。
その人をしっかりと好きになっていると良い風に捉えられるもの。
もちろん人としてアカンことをしているのに好きだから何でも許す、というのもダメですけど。
簡単に好きになって(好きになったと勘違いして)ちょっとしたことで嫌いになるのなら、蛙化現象という言葉で誤魔化さない方がいい。
内面を見ることができない、相手への理想が高くなっている、誰とも続かない飽き性、欠点や些細なことが許せず完璧を求めてしまうなど、本人に原因がある場合に流行り言葉で済ませていたらマズいのでは?
とくに婚活をしている女性。
相手の嫌な面を見て即お断りをして、蛙化現象だから仕方ないなんて言っていたら結婚できませんよ💦
蛙化現象という言葉を誤用して問題の本質に気づかないまま付き合っては別れを繰り返すと、「誰のことも本気で好きになれない」「些細なことにイライラする」という悩みを持つようになるかもしれません。
恋愛に限らず、許せないことが多い&相手の良い面以外は受け入れられないでいると、長期に渡って関係を持続させるのは難しい。
我慢と忍耐は必要ないと思うけど、
許し合う
認め合う
受け入れ合う
ということ抜きでは友情も恋愛も夫婦も成り立たないと思います。
(☟こちらも合わせてお読みください)
そもそも人の要求は難度が高過ぎるという話