『置かれた場所で咲きなさい』という、とても有名なベストセラー本があります。
私も数年前に買いましたが、最初の方を読んだだけで読むの止めてしまったので、本の内容はよくわかりません💦
ある会社で正社員として数年働いていましたが、あまりにも馴染めない環境で、それでもここで頑張るしかないのだと自分に言い聞かせていた頃にこの本を手に取りました。
だけど、そこで頑張ることが苦痛でしかなかった私には、「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」という言葉が苦しくなってしまい、読み続けることができませんでした。
花が咲くために必要な条件は『水』『光』『空気(二酸化炭素と酸素)』そして『ミネラル』です。
道端であろうとコンクリートの隙間であろうと、少なくとも水・光・空気があれば咲くかもしれませんが、健康に長く生きてきれいな花を咲かせるためにはミネラルも必要。
では人が会社で働き続けられる条件とは何か?を考えると、
1.安心(して働ける環境)
2.安定(した収入が得られること)
3.無理がない(通勤時間や労働条件など)
4.自分の能力が発揮できる(自分らしく働ける)
かな?と思います。
安心・安定があり、無理もしていない状態なら多分ほとんどの人が仕事を続けられると思います。
そこに4.の『自分らしさ』『やりがい』『正しく評価されること』なども追求してしまう人は、上の3つだけでは物足りなく感じ、上手く立ち回れなくなったり、私の咲く場所はここじゃない感に悩まされるかもしれません。
仕事にやりがいがあり安定した収入があっても、上司等からのパワハラを受け続けて改善もされず、そこが安心して働ける場所ではなくなった場合は続けたくても続けられない。
だから、みんながみんな、置かれた場所で(たまたま入った会社や、今いる環境で)咲くなんて無理じゃないかな?
今いるその場所が自分の居場所だと思っているけれど、たまたま今は状況的にキツくて大変、ちょっと心が折れそう・・・という人なら、「置かれた場所で頑張って咲きましょう」と言われれば励みになるのだと思います。
でも。
ここはちょっと違うかもしれない。
そう思ったら、無理をして我慢をして耐える必要はない。
職場に限らず、今いる人間関係の輪、家庭環境など、『ここで花を咲かせたい』と自分が本当にそう思えた場所で自分らしい花を咲かせ、自分自身がそれに幸せを感じられることが大切だと思います。
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そこではない違う場所で花を咲かせよう