誰にでも合う人 合わない人はいて、残念ですが中には生理的に受け付けないという本能が拒否をしてしまう人も世の中にはいます。


実際に関わって「合わない」「無理」と思った人とは付き合う必要はなく距離を置けばいいのですが、ママ友とか会社の同僚など、距離を置きたくても置けない場合もあります。

そういう時、荒療法かもしれませんが、いっそのこと仲良くなろうとしてしまう方がラクになるケースもあります。



ある会社にいた頃、言動や仕事の仕方が雑で何となく苦手でイライラしてしまう男性がいたのですが、そんなある日、その男性とたまたま二人でいる時に仕事が早々と終わりヒマ~な時間ができてしまいました。

ふと(嫌だ嫌だと思うからイライラするのかも。 あれこれ会話をしてみたらどうだろう?)と思い、話かけてみたのです。

すると、その男性もよく話をする人で、気さくに何でも話をしてくれ楽しく会話ができてしまいました。
それ以降その男性が先に退職するまで、本を貸してもらったりドラマの感想を言い合う程になったのです。



同じ職場にもう一人、口が悪くていつも偉そうにしている男性がいて、多くの社員から苦手意識を持たれていたのですが、その男性は私の父親とソックリで(苦笑)ある意味で慣れているタイプだったので、何度か怒鳴られたこともありましたが、とにかく(私はあなたを嫌いではありませんよ)という姿勢で普通に話をするようにしていたら、どんどん仕事がしやすくなりました。


食わず嫌い的な感じで、どんな人かよく知らないまま何となく敬遠していた人の場合、『あえて仲良くする作戦』はけっこう有効です。


この人は嫌い・苦手という意識で嫌だ嫌だという感情を持って接していると、その自分の思考に疲れてしまいます。

嫌いだと思っている人と仕事だから無理をして話をしないといけない、そう思うのでしんどい。
好きとまで行かなくても、嫌いじゃなくなると会話は苦痛ではなくなります


バラのような人は近づき過ぎると傷つくので距離を取るのがベスト



見てるだけで腹立たしい人や関わると面倒になりそうな人とわかっているけど、しょっちゅう顔を合わさないといけない場合は、挨拶だけはちゃんとする、でも必要以上の会話はしない、個人的な話も一切しないなど距離を保ち、自分には関係のない人というスタンスを取るのが良いと思います。



イライラしたりムカつくと常に思ってしまうのだとしたら、ある意味その人を強く意識していることになります。

通りすがりの多分二度と会うことがない人に、一瞬不快な思いをさせられてもしばらくすると忘れられるのは、意識から消えるからです。


嫌いなのについ気になってしまう人は、実は自分は苦手だけど多くの人を惹きつける人だったり、堂々としていてある意味ではすごい!と思ってしまうような影響力のある人、仕事はそれほどできないのに口が上手く要領も良くて世渡り上手な人だったりして、自分にはできないことをしている、あんな風にはなりたくない等、何かその人から感じるモノがあるのだと思います。



そういう人の場合は、素直に自分にはない相手の長所を認めてしまう
そして、あの人はあの人なりに自分とは違うやり方だけど一生懸命なんだな、と理解する。


不快な自分の感情を持ち続けるのはしんどいので、心の中で『幸せではない人』『可哀相な人』『反面教師になっている人』という風に分類して、苦手な相手をそれぞれのカテゴリーの中に放り込んでしまうのです。
そうすると少しはラクになれると思います。



逆に、自分の中の人に見せたくない部分と似たようなものを持っている人のことも、自分のイヤな面を見せられているような気分になり嫌悪することがあります。


そういう時は、自分を変えるチャンスだと思います。

人から見るとこんな風に自分は見えるのか・・・というのがわかってそれを嫌悪するのなら、あんな風になりたいなぁという理想のタイプを見つけ、その人に近づけるよう言動を変えて行く。



意識がその人に向かっているうちは嫌いだけど気になってしんどい・・・となります。


どうして気になるのか理由を考え、あ、そういうことか!とわかった後は自分の仕事だけに集中するなど、意識を自分自身に集中させることで苦手意識を持つ人を自分から切り離し、自分とは違う世界で生きている人と思えたらそのうち気にならなくなると思います。





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