その人のベースとなる性質は変えられないし変わることはないという風に書いたことがありますが、それは持って生まれたものだからです。
生まれながらの悪人などいないと言われていますね。
それは私も同感で、ちょっと独特な個性を持った子はいると思いますが、成長過程で何かの刺激を受けてそれが良くない方に進んでしまったため悪事をしてしまうように思います。
性格は持って生まれたもの、親や育てられた環境、そして誰に何に影響を受けたかでだいたい決まるように思うのですが、変えられるとしたら生きながら少しずつ身につけて行った性格でしょう。
私は赤ちゃんの時なかなか歩こうとしなかったそうです。
1才をだいぶ過ぎても歩く気配がなかったので、どこか悪いのでは?と心配した母はあちこちの病院に私を連れて行きました。
だけどどの病院で検査をしてもどこも悪くなくて、そのうち歩くでしょうと言われるだけ。
それでもやっぱり歩かないままなのでまた違う病院に連れて行ったのですが、そこで先生から信じられない言葉を言われたそう。
あ、この子ね、足を床につけるのを怖がってるだけだから。
先生は笑いながらそう言って、足が床についてしまうぐらい低い椅子に座らせたら大丈夫と言うので、母は本当かな?と思いながらも先生の言う通りにしたら床に足をつけて歩くようになったのだとか。
(めっちゃ迷惑な赤ちゃんだなー💦)
私は今も怖がりです。
おばけとかは信じていないので怖くないですが、危険な場所には近づかないし、ジェットコースターとか絶対に無理だし、スピードが出た車も怖いしできれば飛行機も乗りたくない。
海外旅行でどうしても飛行機に乗らないといけない時、離陸する間だけ脳内でずっと
大丈~夫 なるようになるのさ~
いつでもそうやって笑ってたじゃな~い
大丈~夫 なるようになるのさ~
構わずに行こう思いのまま~♪
という歌をエンドレスで流しています(苦笑)
ジェットコースターとかは落ちたら死ぬ!と思うし、危険な場所やヤバそうな人や得たいの知れないものも、怖がり=危険を回避する本能が強く働くのだと思います。
転職を平気でするなど何かを手放したり新しいことに挑戦できるのは、失敗したり一時仕事を失ったぐらいでは死なないので怖くないと思っているから。
私は母からこのエピソードを聞いていたので、生まれながらの性格は『怖がり』だと知っていますが、多くの人はそのことを自覚しないまま生きているそうです。
どうしていつもこんな風にナーバスになってしまうのかな? どうしてこういう細かい作業ができないのだろう?など自分でも自覚しているのに直せない性格や性質があるのだとしたら、それは生まれつきかもしれません。
そこは直せないので良い風に捉えるとか、他の部分でカバーをするとかどうしても苦手なことはしなくて済む方法を考えるなどして、必死に直そうとしたり自分にダメ出ししないようにして、生まれつきだからしょうがないよね~と時には明るく開き直るのもアリだと思います。
一度親に幼少期の自分の性格や特徴、他の子供と違っていたところなどを聞いてみると意外な発見があるかもしれませんよ。
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