昨日のブログの相談者のように、自分であって自分でないような人生を歩んでいる人もいるでしょう。

(☟昨日のブログはこちら)
勝手に悩み相談④ 何一つ自分で決めたことがない



全てそうだとは言えませんが、子供時代の親子関係が大きな原因になっている場合が多いです。



◎いい子にしていないと愛されない

◎親の機嫌を取っていないと家の中が暗くなる

◎お母さんは疲れているから元気づけてあげないと

◎お父さんは自分のために働いてくれている、だから口答えしたり不満を言ってはいけない

◎親の浮気や暴言は普通のこと、どこの家も同じ。自分の親だけがおかしいのではない





こんな風に子供ながらに親を見て感じたことに必死に『意味』『理由』を考えて、無理にでも自分を納得させ、そして


親好みの性格を演じてしまう。





これが自分じゃない自分のスタートになる人が多いのではないでしょうか。




親子関係で違う自分を演じ始め、本音を隠して生きるようになると、自然と他人との関係でも相手が求めているのは何だろう?ということに意識が働きます。



自分のしたいことや気持ちよりも他人を優先させてしまい、他人の期待に応えることが自分の役割という風にいつの間にかなってしまうのですね。





草むらに隠れ、存在や気配を消すような生き方はやめよう






誰でも多少は人に気を遣いながら生きています。


『思いやり』だったり『配慮』が必要な場合もあるので、全く気を遣わない人がいたらそれはそれで困りますよね(;´∀`)




だけどそれは自分を大切にしながらが前提じゃないと意味がないと思います。



貧しい人々への奉仕こそ自分の生きがいというマザーテレサのような人なら良いですが、自己犠牲の精神、自分さえ我慢すればいいというのは弊害が伴います。




心が火山のようになり、表面上は何の問題がないように思えても、奥底で溜まり続けたモノがいつどのタイミングで噴出するかわからない。



静か~に溢れ出すこともあれば、いきなりドカーン!!と噴火のように爆発するかもしれません。





真面目そうないい人だったのに・・・

あんなことをするような人には見えなかった




加害者を知っている周囲の人がTV等でこんな風に言うのを聞いたことがありますよね。



裏の顔があった人もいるでしょうけど、本当に真面目で普通の良い人だったのに、ずっと我慢ばかりの良い人を演じる人生だったために限界が来た・・・ということもあると思います。






今の自分が本当の自分ではないような気がする、常に本来の自分の性格とは違う人物を演じているような気がするのなら、



それは誰のための性格?

何のために大人になった今も演じているの?




と、自分に問いかけてみましょう。





自分を守るためと思うのなら誰から守りたいのかを考え、誰かに嫌われたくないからだったら、その誰かは本当に本来の自分では受け入れてくれない人なのかを考えてみましょう。





人にはいろんな面があると、多くの人はわかっています。



信頼関係が築けていれば、意外な面を見たり知っただけで簡単に離れて行ったりはしないでしょう。




こういう自分じゃないと愛されない、嫌われる


それは思い込みであることも多いので、少しずつでも本来の自分を解放して行くことが大事です。





火山の噴火が阻止できないように、溜め込んだストレスや不満がある日突然爆発するのを自分では防げないこともあります。




もしも爆発したら、さんざんこれまで我慢して維持して来たものを一瞬で失うことになります。




私は私のままでも大丈夫

私は良い人を演じなくても愛される存在





頑張って来たこれまでの自分に優しく声をかけ、今まで守ってくれてありがとうと伝え、今からでも本来の自分で生きて行く勇気を持ってください。



良い人であることを求めて来た人たちは離れて行くかもしれませんが、本来のあなたをいいと言ってくれる新しい人との出会いもきっとあると思います。


(☟こちらも合わせてお読みください)
自己犠牲の精神はほどほどに・・・ 誰かのために生きているのではない

頑張ることは我慢することではない

自分につく嘘と他人につく嘘 

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