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誰かと関わりを持てば少なからずストレスや疲れを感じます。
気心が知れている間柄でもやっぱり多少は気を遣ったり、自分のタイミングで言いたいことが言えなかったり、自分の考えと必ずしも一致するとは限らないので、折れたり合わせたりすることもあるから。
例えば好きな人（片想いの）と一緒の時間を過ごしていて幸せを感じていても、相手はどんな風に感じているだろう？ 私のことどう思っているのかな？と考えたり、嫌われないようにと神経を遣う人もいるので、幸せだけど疲れるということはあると思います。
『愚痴』って、それなりに親しい関係になったからこそ出て来るものなのですよね。
緊張するような相手、まだ知り合って間もなくてこれから親しくなるかもしれない関係だと、単なる苦手意識とかはあっても愚痴が出て来ることはない。
だから愚痴を言うようになったのなら、それなりの関係が築けているとポジティブに考えることもできます。
ストレスを感じたり愚痴を言うようになっても、まだそこで仕事をし続けないといけない、その人との関係を続けるつもりという時、多くの人は頑張る＝無理をする、我慢をする、耐えることと思うのではないでしょうか。
私もずっと頑張ることは我慢をすることでもあると思っていたし、今でも気を抜くと（意識をしていないと）何でも我慢をしなきゃ、こんなことぐらい平気って思わないと！って風に自分に言い聞かそうとしてしまいます。
何でもかんでも我慢はよそう！ 嫌ならやめちゃえ！！と思っているわけではありませんが、無理をして我慢しなければ続かないのは変じゃないのかな？とも思うようになりました。
先程の好きな人との関わりを例にすると、こういう時の頑張るは「好きになってもらおうと努力する」が正解で、「嫌われないように相手に合わせる」ではないのですね。
でもどちらかと言うと嫌われないように行動する人の方が多いように思います。
自分に背中を向けている相手（こちらに気持ちがない人）を振り向かせるって大変です。
自分の魅力をアピールして、いかに自分を選ぶと楽しいか幸せになれるのか、自分の良さを自分で理解した上でそれを見せて行くことになるので、自信がない人、自分には何の魅力もないと思っている時点でアピールはできません。
だからせめて嫌われないように相手の機嫌を取ろう、自分を出さないようにしようとしてしまうのですね。
そちらの方が簡単だから。
ただ悲しいかな、人は悪口を言われたり嫌われるよりも存在を無視される、いたことすら知らなかったと思われる方が傷つきます。
好きな人に嫌われないように振舞えば振舞うほど、自分という存在を相手が意識したり認めることはなく、悪意のある相手にはただ都合よく利用されるだけになります。
つまり、嫌われることを恐れず本音を言ったり自分を出した方が相手の印象には残るということ。
愚痴を言うのも、あいつ嫌いムカつく！と言うのも、相手を知ってその存在を認めているから言える言葉です。
嫌われないように自分を出さないままその恋が終わったら、きっと相手の記憶には残らないでしょう。
だから、頑張るというのは前向きな努力をすることと思っていた方がいいのです。
前向きに自分を知ってもらう努力をした結果、初めて選択肢に入ることができる。
その上で相手が他の女性を選んだとしても、それは好みや相性の問題だったり相手が決めることなのでそこにタッチできてなくて当たり前。
今一緒にいる相手との関係を維持するために頑張るのなら、相手の機嫌を取ろうとするのではなく、自分と一緒にいると寛げて安心できると思ってもらえる方向に頑張る方がいい。
機嫌を取っていると相手は満足かもしれませんが、自分が満たされることはないかもしれません。
だから相手も自分も一緒にいる時間を心地良く思える方に頑張るのがベスト。
無理をすること、我慢することを選んでいる限り、自分が幸せを感じることは少ないし、いつまでも続かないでしょう。
我慢には終わりがない。
今のコロナの状況や会社での不満等を「いつまで我慢すればいいのか？」と思っていると先が見えなくて不安と絶望しか押し寄せて来ませんが、「この状況でも自分にできることは何だろう？」という方向に頑張った方が、コロナや苦手な上司等に振り回されずに済むのではないかな？と思います。
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