タイトルが面白そうだったので読んでみた「あやうく一生懸命生きるところだった」という本。



イラストレーターの韓国人男性によるエッセイなのですが、翻訳の方がとても上手なのか、この著者の感覚が日本人に似ているのか、それとも私がやっぱり男脳で日本人的じゃないのかはわかりませんが、私が書いたのかな?と思うぐらい感覚が似ていてしっくりと来るユニークで読みやすい1冊でした。




これまでブログで書いて来た内容とかなり被ることもありますが、この本を読んだのは今年の5月に入ってからです。


ブログ内容はパクリではないということを念のためお伝えしておきます(笑)





著者のハ・ワン氏はご自身を、



1つ終わらせてやっと次が見えてくるタイプ


と書かれてありますが、私もまさにそのタイプで。



女性は2つ以上のことを同時進行できるとよく聞きますが、私はTVを見ながらゴハンを食べると箸が止まるし、LINEを打っている時に夫から話かけられても聞いてなくて無視をするか適当な相槌を打ちます。



1つのことしかできないので、携帯を耳に挟んで会話しながら調理の続きをするなんてまず無理。


できるのは歌いながら運転ができることかな?(1番いらない。苦笑)



仕事中に電話で会話をしながらメモを取ったら、後で何を書いたのかわからないぐらい汚い字になるので、数字とか単語ぐらいしか書けません・・・。



だから転職する時も、辞めてから再就職先を探していました。



寝ているナマケモノ 起きている時もあまり変わらない




他にも、うんうんその通りと思った文章はたくさんあって、


自分の心に従えば、少なくとも誰かのせいにすることはない。

成功しても失敗しても、すべて自分の責任。


そう思えば少し気が楽になる。




自分の好みを万人が認めるわけはない。

だけど幸いにも、万人ウケしそうなものをやっても結果は変わらない。


結果なんかわからないのだから、自分の好きなことをやったほうがいい。




何かを失ったときは失ったことに気を取られて、何かを得ていることに気づかない。

反対に、何かを得ようとするときは、それに集中するあまり失っていることに気づかない。


など、納得できる言葉のオンパレード。




読んで何かが解決するわけじゃないかもしれないけど、こんな風に生きるのもアリなんだ~と少し心が軽くなると思います。




私もブログでは自分の経験を綴ることが多いですが、勉強をしたり専門書等を読んで得た知識より、経験や実体験の方が説得力があると思っています。



実際にあった出来事を混ぜる方がわかりやすいだろうし、自分の失敗やして来たことをさらけ出すことで、


こんな人でも結婚できるんだとか(苦笑)、

そんな考え方でも世の中通用するんだとか、

こういう大人もいるのね・・・




と、真面目に生きて来て、ほんの少しでもレールに敷かれた人生から脱線することを怖がっている人たちに、大丈夫だよ、なんとかなるよ!と安心して欲しい気持ちがあるのです。




ワン氏も書いているように、やりたいことを我慢して誰かに合わせたり世の中の標準に合わせてみたところで、上手く行くかなんてわからないし、上手く行っているのに虚しくて幸せだと思えないことだってある。




爆発的に売れたいのなら万人ウケする売れる曲を、

自分の作りたいものを追求したいのなら自分が納得できる曲を



このどちらを目指しているのかで作る曲は変えないといけない。



そこそこ売れて自分も満足できる曲を書くというのもいい。




どちらにしても、他人を満たすためだけに生きているわけではないので、結果ばかり気にせず、相手の顔色ばかり気にせず、本当に食べたいものを選び、本当に楽しいと思えることをすることは、自分らしく生きるための基本中の基本だと思います。


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