自分らしく生きるために、そして婚活においても自分を知ることが大事と何度か書いていますが、結婚生活においての自分のタイプと相手のタイプも知っておいた方が上手く行きやすいです。
夫婦の場合、浮気や暴力等を除いて上手く行かなくなる最大の原因は組み合わせだと思います。
それぞれが自分の当たり前を中心に考え相手にもそれを求めるので、合わない場合は一方的になって、求めた側は思い通りにならなくて不満だし、求められた側は我慢を強いられることになります。
例えばAさんとBさん夫婦がいて、いつも険悪な雰囲気でお互いがストレスを溜めていたので離婚をしたとする。
やがてAさんはCさんと再婚をし、Bさんの時とは考えられないぐらい幸せな結婚生活を送るとします。
一瞬Bさんに離婚の原因があったのだと思いそうになりますが、違います。
最初の結婚が合わない同士だっただけなのです。
ここで妻や夫のタイプを男女関係なくざっくり分けてみると、
家族のために何ができるかを考える他者支援タイプ
お互いに刺激を受けて高め合いたい理想追求タイプ
自分のやりたい事に没頭する自己追求タイプ
家族を大事にしながら自分のやりたいこともするバランスタイプ
という感じでしょうか。
夫をただATMのように扱い、無職で家にいるのに家事を一切しない人とか、妻を家政婦のように思い、できていないことをエラソーに指摘したり、誰のおかげで生活できていると思っているのか!というような、選手もマネージャーもしたくない人や選手の気持ちがわからない厳しい監督のような人は含んでいません。

他者支援タイプは、例えるなら部活のマネージャーのような存在で、配偶者や子供に夢を託し、その実現のためにできる限りのサポートをすることを生きがいに感じる人、専業主婦(主夫)、家計のためにパートで働く人など。
感謝されないと落ち込んで自分の存在意義が見い出せなくなったり、家族がヤル気のない人たちだった場合、応援のしがいが無いので物足りなさを感じたりします。
知らないうちに子供に過剰な期待をして負担をかけてしまうことも・・・。
理想追求タイプは、こだわりがあって結婚をしても自分のやりたいことをして行く人、配偶者にも経済力を求め、自分のことは自分でという独立した関係性と自由を求めるような、お互いに選手となって活躍しようよ!と、共働きを当たり前だと思う人。
信用し合えていないとお互いに好き勝手をして擦れ違ったり、相手にもいろいろ求めるのでプレッシャーや負担を与えてしまうこともあります。
自己追求タイプは他者支援の逆で、誰かのサポートを得ながら活躍する完全な選手です。
家族よりもひたすら研究や仕事、勉強などに時間も労力も使おうとするため、家族の理解と協力なしでは単なる自分勝手になります。
1つのことに打ち込むのは素晴らしいのですが、結婚をして家庭を持ったことに対する責任が持てないのなら結婚はしない方がいいタイプ。
常に家族に感謝の気持ちを伝え、たまには家族サービスもしないと孤立して家庭での居場所が無くなることも・・・。
バランスタイプは、子供が小さいうちは仕事や自分のしたいことをセーブして家族中心に考えるけど、ひと段落できたのなら今度は自分のやりたいことをして行く、あるいはどちらかに比重置きながら平行して行っていく器用な人で、自分の人生も家庭も大事にする、選手兼マネージャーのような人。
体力、あらゆる処理能力、家族の理解なども必要となりますが、人生の満足度は高いです。
少し前に終了した長瀬智也さん主演のドラマ「俺の家の話」の寿一のような「俺は俺の家が大丈夫だったら大丈夫なんで」と、自分の幸せ=家族の幸せと思う人は他者支援タイプになるでしょう。
そして、順番に上手く行くだろうという組み合わせを考えてみました。
◎ 他者支援と自己追求
◎ バランス同士
○ 他者支援とバランス
○ 理想追求とバランス
○ 自己追求とバランス
△ 理想追求同士
✖ 理想追求と自己追求
✖ 理想追求と他者支援
理想追求同士は、価値観や考え方などが似ていたら共同ビジネスをするなどお互いを高め合えて良いですが、目指す理想が合わないと厳しいかもしれません。
専業主婦希望の人は理想を追求する人と一緒になるとしんどくなるでしょう。
理想追求タイプから見ても、自分のことより人のサポートを・・・という他者支援には物足りなさを感じます。
どのタイプでも合わせられるのはバランスが取れた人。
このタイプの人は一人でも楽しいけど家族がいればもっと楽しいと思えるような、他人をあてにせず自分のことは自分で満たそうとできる人なので、愚痴や不満を溜めにくいです。
相手に合わせて自分を変えられる人も、多分相手がどのタイプでもOK。
でも結婚前にいろんな話し合いをせず、二人がどういう組み合わせなのかを考えないで結婚をしてしまうと、合わなかった場合は一緒にいるのが苦痛と思うのは当然かな?と思います。
気が合って一緒にいると楽しいというのは基本ですが、いざ結婚をすると楽しいことばかりじゃないので、お互いに協力し合って時には許し合い、感謝の気持ちとおおらかさを持ち続けることも必要になります。
性格の不一致で離婚を決める人が多いのは、性格というより何でも素直に話ができるような、一緒に生活をするのに相応しい相手を選んでいないからのような気がします。
もしも✖のような組み合わせで上手く行っていない人がいたら、悲観的にはならず、自分が理想追求タイプなら相手には理想を求めないようにするとか、自分が他者支援タイプの場合は、自分の楽しみを見つけて自ら輝くような生き方を探してみることをおススメします。
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