喜怒哀楽と言われるように人の感情は4つに分かれます。
①喜び
②悲しみ
③怒り
④恐怖
①は嬉しい楽しい幸せ♫など、②は切ない苦しい寂しいとかも含みます。
③怒りは2次感情とも言われ、腹立たしさの裏側に実は②悲しみの感情が隠れていることがあります。
もちろんただの怒りもありますけどね。
通りすがりの人がぶつかって来たのに謝らなかったとか信号無視した車がいて事故りそうになった時など、こちらに非がないケースだとかなりムッとしますよね。
そういうのとは違って別の感情がとくに隠れやすいのは身近な人との関係。
何度も約束を破られたり失礼な言動には心底腹が立つのだけど、結局許してしまったり我慢してしまうのは、別れることになったら『寂しい』からだったり、大切にされていないと感じて『悲しい』が根底にあったりします。
だから好きな人とか簡単に関係が切れない相手(家族とか)への③怒りの感情はすごく厄介💧
そして④。
恐怖心って本当に相手を恐れるケースと、1人になるのが怖い&漠然とした将来への不安があるというケースに分かれますが、本当に相手が怖い場合はすぐに離れた方がいいです。
怖いと感じる相手とは絶対に良い関係は築けないので。
多くの人にとって1番大きく感情が動くのは対人関係(主に恋愛)
例えば『好き』『愛おしい』など上手く行っている幸せな時は①喜びの感情、待っているのに連絡が来なくて心細いとか完全な片想いの時などは②の切ない&苦しいに該当します。
そういう片想い中や一時的な状況を抜きにすると基本的に①の感情じゃないと誰とも続かないと気づくことが大事。
恋愛や友人関係、結婚生活が①よりも②③④の感情が通常になっているのなら、感情を抑えることで無理をして保っている関係ということになります。
優先順位が低く
大切にされてなくて悲しい
優しい言葉をかけてもらえない
言動を否定されてばかりで辛い
常に顔色を窺ってないと
いつ怒られるかわからなくて怖い
こんな気持ちにフタをして感じなかったことにしたり耐えている可能性が大きいでしょう。

とくに「好きだから」「友達だから」「夫婦なんだから」簡単に関係を切るなんて良くないと思い込んでいる人ほど自分さえ我慢すれば上手く行くと思いがちですが、残念ながらそんなことはありません。
なぜなら感情は伝染するから。
職場や家の中に見るからに不機嫌そうな人がいた時のことを思い出してみてください。
周りが気を遣い腫れ物に触るような態度になったり、いつもより緊張感が漂う雰囲気になっていたはず。
隠しているつもりでも、相手への苦手意識、口先だけの言葉や不自然な笑顔なども伝わります。
よく「私さえ我慢すれば・・・」と言う人がいますが、あなたが心から幸せじゃないのなら相手も幸せではないのです。
その証拠に、どれほど我慢や自己犠牲をして相手のために頑張っていても、その人はあなたを大切にしてくれないのではありませんか?
表面上は上手く行っているように思えても、あなたの自己犠牲や心の奥にある不平不満を感じ取った相手は感謝よりも軽蔑のまなざしを向けることだってあります。
何よりも、誤魔化し続ければ続けるほど自分が今どういう気持ちなのかわからなくなります。
何を(誰を)大切にすればいいのか判断もできなくなるので、縁を切るべき相手に執着して手を差し伸べてくれる優しい人に牙をむくなど逆のことをしてしまう。
誰といてもあまり①の感情にならないのなら、あなたの中に解決すべき問題があるのだと思います。
特定の相手に対してだけ②③④だったら、その相手に問題ありなので苦痛じゃない距離まで離れましょう。
自分の気持ちは
自分にしか感じられません
自分の気持ちがわからなくなっても女性は本来『共感』を求める生き物なので、他にそれを求めるようになり他者から与えてもらおうとします。
もちろん似た感性の人、同じような経験のある人は多少理解はしてくれるし共感もしてもらえます。
だけど100%共感してもらえることはないので不満を持つこともあるし、自分の感情を認めずにいるとまた不安になって何度も周りに求めてしまう。
あなたがあなたの感情と向き合うまで苦しみは続くことになるのです。
自分がどういう感情なのか認識することはとても大切で、外に答えや正解を求めるより自己理解を深めることで救われることもあります。
好きな人の気持ちを気にする前に自分の気持ちをしっかりと理解しましょう。
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