まもなく30代に突入してしまう・・・と不安で焦っていた頃の私は、今の職場で働き続ける気はないものの転職がしたいのか(結婚以外で)何がしたいのかよくわからないでいました。
そういう時はなぜか『留学』『ホームステイ』が頭をよぎり、何かを始めないといけない感に追い詰められながらパンフレットを取り寄せ真剣に留学を考えて(;^_^A
だけど求人応募もしていたし1度はやってみたかったクラシックバレエも習いに行き始めたり。
離婚して地元に戻って来た時も、簿記2級&経理の経験がそこそこあったのに再就職のために医療事務の資格を取りに行こうとするなど相変わらず発想が同じまま。
こうやって改めて書き出すと迷走していたというのがよくわかります💦
こんな風に上手く行っていない現状を変えたいと思った時、みなさんも何か新しいことを始めようとしたり資格やできることを増やして行く方向で考えていませんか?
例えば婚活が上手く行っていない人は自分に何が足りないのだろう?と考えて異性受けしそうな服を買い足したり、今でもそこそこ料理ができるのにさらに料理教室に通い出したり。
行き詰りを感じた人はガラリと人生を変えたくなって、これまでとは全く違う方向に進もうとして、今の接客販売の仕事が好きなのに「簿記の資格を取って事務職するのもいいかも?!」と突然事務系にシフトチェンジを試みる人もいるでしょう。
自分を変えたくて高額セミナーを受講したりオンラインサロンに入会し意識を高めようとするなど、自己啓発にのめり込む人もいるはず。
結局私は人と関わることが好きという理由で介護職への転職を決め、資格を取るために専門学校へ入学。
似たような状況のアパレル系に勤めていた友人は米国公認会計士の学校へ。
そして介護士として働き出し楽しい日々を送っていたのに、前夫と知り合って結婚することになり遠方へ引っ越しとなったのでたった1年でまた退職。
その後介護の仕事に就くことは1度もなく。
友人はそこそこの年月と費用をかけて資格を取得したというのに、その資格を仕事で使うことはないままアパレル業界に戻って行きました・・・(;´Д`)
明確なビジョンを持たないままとりあえず現状を変えたい!何とかしないと!!って新しいことを始めたところで、だいたいこういう結果になると思うんですよね。
学生時代から友人の恋愛相談を受けることが多く「話を聞いてもらうと毎回すごい元気がもらえる。 こういう仕事が向いてると思うよ!」と言われていたのに、あの頃はカウンセラーやアドバイザーという仕事があること自体知らなかった。
結婚相談所で働くようになるまで、誰から教えてもらったわけでもなく自然と身についていた相談&傾聴スキルが仕事で活かせることに気づけなかったのです。
やって来たことが無駄だったとは思っていません。
ただ迷走していた頃に自分がすでに持っていたスキルを思い出し、将来は相談業でフリーになるというビジョンを持てていたら、介護の資格は取らなかったしこんなに長くいろんな会社で我慢をしながら総務経理の仕事をする必要などなかった、とは思いました。
手先が器用で物作りも得意だったのに、ハンドメイド作家となるというビジョンもあの頃は持てなかったんです。
働く=お金を稼ぐ=会社勤めという思い込みのせいで。
人生を変えたい、現状をどうにかしたい時って
必死にならなくても
普通にできていること
苦労することなく
楽しんでやれること
自分では気づけていないけど
他人からはすごい!と言われること
これらを自覚して、すでに身についている強みを活かせる方向で考えることが大事だと思います。
新しいことを始める必要なんてなかった。
上記のようなことに気づき自分の中から引き出せば良いだけだったんです。
そして転職=会社を変えることor新しい資格が必要というこれまでの発想を捨て古い考え方を終わらせれば良かったのだと思いました。
なので婚活が上手く行っていない人、今の人生が面白くないと感じている人は、新しいことを始めようとする前にぜひ自分を見つめ直してくださいね。
悪習慣や決めつけのせいで苦しいのなら、それを終わらせる方が必要なことです。
どうしても私たちは「現状を変えるには新しいことを始めなければダメだ」と思ってしまいがちですが、何かをやめるという選択肢も重要。
終わらせるべきことを終わらせて不要なものを捨て、自分の中に埋もれて気づかずにいる可能性や魅力・才能・能力を見つけ出そうとすることに力を入れた方がいい。
心からそう思います。
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