私たちは頭でさまざまなことを考え、心でいろんなことを感じながら生きています。
考えたことがイメージ通りの結果となって嬉しくて心が踊るという状態が１番「満たされている」と実感できるんじゃないでしょうか。
結婚式（披露宴）などはまさにそれ。
自分が主人公となってみんなに祝福されながら理想の相手（好きな人）と結婚するのだから。
まぁ私は式も披露宴も挙げていないので勝手な想像ですけど(;´∀｀)
頭で考えた通りに物事が進み、心から嬉しい！良かった！！と思えるのが幸せだとしたら、当然その逆の思い通りになっていない状態や頭と心が一致していない時に「満たされていない」と感じイライラしたり不安になります。
頭と心が一致していない状態とは例えば恋愛や婚活だと、これ以上条件の揃った見た目も良い相手はもう見つからないだろうと理解しているのに心が全然動かないとか、好きなのに合わなくてイライラしてばかりいるとか。
外見が好みでフィーリングも合っていて一緒にいると楽しい自慢の恋人ができた。
だけど時々冷たい目で見下すような発言をされ、何となく心がザワザワしてるのに気づかないフリをしてる。
最低な言動に我慢が限界となって別れた。
あんな人とは別れて正解だったと思っているのに時間が経てば経つほど楽しかったことばかり思い出し、あんなに好きだったのに・・・と辛くなったなど。
こういう感じのこと、誰でも１回ぐらいは経験して来たと思います。
私は大きな決断をした後でなりやすいです。
離婚した後もそうだったし、好きな仕事で給料も良かった会社をパワハラで退職した時や長年の友人を疎遠にした時にも頭と心が一致しなくて苦しみました。
あんな会社辞めて良かった、あのような失礼な友人とは距離を置いて当然だと思う反面、どうしてこんなことになったんだろう・・・と寂しさや虚しさを感じる自分がいたんですよね。
喧嘩別れしたとか腹を立てて「こんな会社辞めてやる！！」と感情的になって決断したわけではなく、その前からずっと考えていたことを実行に移しただけなのに気持ちの整理に時間がかかりました。
割り切れる人は過去を一切振り返らず、別れた相手や辞めた会社なんてどうでもいい！と思えるのでしょうけど、納得して出した答えを後悔しているわけではなくても心が揺れてしまう人もいます。
気がつくと考えてしまい考えないようにしようと思っても無理なんですよね、そういう性質だから(;^_^A
頭では理解していることを何をそんなにいつまでも気にして心が納得できないのか、その理由を探ってやろう！と私の場合はとことん追求することもありますが、たいていは時間の経過と共に薄れて行くという感じです。
私のように割り切れないタイプの人は気にしてしまう自分をおかしいとは思わないようにして、自然と感情が薄れて行くのを待った方がいいと思います。
しっかりと考えて出した答えに感情が追いつかなくてもいいのです。
感情はいつか必ず薄れます。
だけど考え方（価値観）は簡単に変わりません。
何度も考えて、あのような場所にいてはダメだ、あんな人と付き合い続けてはいけないと冷静に出した答えならきっと正しい。
なので時間はかかっても「決断したことは間違いじゃなかった」と心から思える日が来ます。
どうしても苦しい時はそういう気持ちをわかってくれそうな人に話を聞いてもらうとか、そういう状態で何か決断しようと思っているのなら誰かに相談をして、１人でどうにかしようと思わない方がいい。
ただ、売り言葉に買い言葉みたいになって一時の激しい感情で結論を出し後悔しているのなら、今後は感情的になっている状態で大事な判断はしないようにしましょう。
ムカついたので話し合いもせずに別れたとか後のことを何も考えずに退職したり離婚を決めてしまうと冷静さを取り戻した時に自分を責めたくなるし、あの頃に戻ってやり直したいとか過去のことに囚われやすくなるかもしれません。
本当は頭（思考）と心（感情）は揃っているのが理想。
でも思い通りに物事が進まないことの方が多いし、頭ではわかっていても気持ちを整理するのには時間がかかります。
感情が停滞している時は抵抗しようとするのではなく流れに身を任せ、休息を取ることと気分転換を意識して考えに気持ちが追いつくのを静かに待つこと。
間違っても「やっぱりあの人しかいない！」みたいに、寂しい＆苦しい感情をどうにかするためにDV男の元に戻ろうとするなど、しっかりと考えて決断したことを簡単に取り消さないように。
自分の感情に支配されやすくなって周りまで巻き込んでしまい信用されなくなりますので・・・
（☟こちらも合わせてお読みください）
思い悩むのではなく、感じて考えよう