【優しい人】で検索すると【怒らせると怖い】【急に消える】という言葉が出て来ます。
インスタでも1番怖い、黙って離れて行く、静かに去る、戻って来ない、甘え続けるとどうなるか?というような投稿が溢れています。
もしかしたらみなさんの中には経験した人もいるかもしれませんね。
まさに去った側だと言う人もいれば去られた人もいるでしょう。
これは優しい人に頼り過ぎたり甘えたり、その人の負担や辛さ・悲しみ等を理解しようとせず「この人には何を言っても許してくれる」「どれだけ頼っても応えてくれる」と思い込み大切にしなかった結果。
怖いというのは突然キレて攻撃的になるというわけではなくて。
店員と客の立場、上司と部下、親と子など相手が自分より下だと見なした場合、感情的に怒り出したり攻撃的になる人は優しい人ではありません。
人によって態度を変えるタイプか怒りによって相手をコントロールしようとする人。
あるいは良い人に思われたくて(嫌われたくなくて)我慢をするタイプ。
本当に優しい人は平和を好みます。
なのでムカついても暴言を吐いたりはしないし、相手をコントロールするために怖いを思いをさせるという手段は使わない。
そういう怖さはないけれど、
少し前まで親しくしていたのに
突然何も言わずに関係を切る
昨日まで普通に仕事をしていたのに
急に退職を申し出る
ということをするので、相手からすれば意味がわからない=怖いとなるのでしょう。
優しい人は基本的に相手の失言・失態・ミスに対して寛大です。
なので傷ついたり不快な思いをしても(悪気があるわけじゃない)と許します。
1回何か酷いことをされたからと「許せない!」と絶縁・絶交することはない。
家では家族のことを1番に考えて体の心配もして、いろんなことを一生懸命にこなす。
職場でも周りの様子がよく見えているので誰かがしんどそうにしていたら気づいて声を掛けたり、大変そうにしている人がいれば「何か手伝おうか?」と言って相手の負担を軽くしようとする。
それに対して労いや感謝の言葉をかける、同じように心配したり手助けもして一方的に負担がかからないように思いやりを示してくれる相手とは長く一緒にいられるのだと思います。
だけど残念ながら人は頼れる相手にはとことん甘え、何も言わなくてもその人がやってくれるのなら、怒らずに許してくれたならそれを当たり前に考え感謝すらしなくなります。
一方的な関係は長続きしないと何度かブログで書いていますが、まさに優しい人はそういう存在になりやすいのでしょうね。
どれほど寛容な人でも限界は来ます。
いつまでも優しい気持ちが持てるわけではありません。
大切にされていない
優しさを当たり前に思われている
そう感じ始めると減って行くんですよね【優しさ】は。
コップの水が少しずつこぼれて最後の1滴まで無くなるように、その相手に優しくする気持ちが完全に消えたら離れるという選択をします。
その方法しか取れない
優しい気持ちが減って来ても相手からの思いやりや感謝の言葉などあれば補充されるのですが、それすらないと心が砂漠になる。
だから静かに去る、黙って消える、怒らせると怖いと言われるのです。
日本人は気持ちを伝える代わりに物を渡すということをしますよね。
お土産を買う、誕生日プレゼントや友チョコを渡すなど。
でも物ではダメな場合もあります。
優しさは物ではないので、言動で示してもらったら言動で返さないと減った優しさは補充されません。
今そばにいる優しい人とこれからもずっと一緒にいたいのなら、その人の「大丈夫」というセリフを過信せず実はすごく大変そうだ、笑っているけど我慢しているだけかも、内心は怒っているはず・・・という視点を持ちましょう。
譲り合い
分かち合い
許し合い
労わり合い
話し合い
など、○○し合うというのがないと良い関係は維持できません。
優しい人が去ることを決めてしまってから謝っても感情に訴えようとしてもムダ。
「これ以上はもう無理」と判断して去ろうとするので、そうなる前に相手の立場になって考えて動かないと「今さらもう遅い」となります。
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