何となく見始めたTBSドラマ『ファイトソング』ですが、後半になって面白くなって来ました。
間宮祥太朗さんって演技が上手ですね~
かつて売れたミュージシャンでこんなイケメンが今まで恋愛して来てないわけないだろうって思うのに、そういう人に見えるし。
そうそう菊池風磨くんも良い味を出してます(´▽`*)
菊池風磨くんってドッキリを仕掛けられては「絶対許さない!!」と言っている印象しかなかったのですが、演技もちゃんとできるんですね~
ジャニーズに興味を持ったことはないのですが、いつも笑顔で歌って踊ってバラエティもこなし演技までするって普通にすごいですよね?
単なるアイドルではないよなぁ~と急にジャニーズのみなさんの凄さを実感した私です。
さてここからが本題。
昨日の『ファイトソング』は、両耳に腫瘍ができてオペで取り除かないと命に関わるという病気を抱えた主人公の花枝が(清原果耶さん)そのことを一人で抱えて来て、ようやく家族のような仲間に伝えられたというストーリーでした。
違和感に気づいたみんなが話を聞こうとしても最初のうち花枝は、話することなんてないよと何でもないフリをしてはぐらかし、笑顔で誤魔化したりしていました。
私もたまに笑顔で誤魔化すことがあるので、昨日はドラマを見ながらどうして人は心で泣いているのに(あるいは怒っていても)笑顔を見せようとするんだろう?を考えました。
*何でも自分1人で背負おうとする
*傷つかないように自分を守る手段
*緊張した状況に耐えられそうにない
*相手に申し訳ないという気遣い
*弱みを見せて同情されたくない
*その場を何とか和ませたい思い
*わかってもらえないだろうという諦め
こういう心理がその裏に隠されているように思います。
花枝は、「誰かに言ってしまうと現実になるような気がして逃げたかった」という風に少し前のブログで書いたようなことを、誰にも言わずにいた理由の1つとして挙げていました。
思いを言葉にすると現実になり、そのせいで苦しむ
私が笑って誤魔化すのは緊張する場面だったり(子供の頃はお葬式とか大人に叱られると緊張して笑っていました)負の感情が出て来そうになった時にそれを抑えようとしているのですね。
理不尽なことをされた時に怒りを抑えようとする、誰かの発言でショックを受けた時に悲しい顔を見せないようにするなど、多分それは私なりの周りへの配慮なのかな?
子供の頃からずっと親の夫婦喧嘩を見せられていて、弟はすぐに自分の部屋に引き籠ってシャットアウトするという方法で自分を守っていましたが、私はそれができなくて母をなだめ父の機嫌を取ろうとしていたなぁってことを思い出し。
そういうクセができていて、今でも咄嗟に場を和ませようとしたり負の感情を抑えるために笑顔で誤魔化すみたいです(;^_^A
夫や母にだけはどんな感情も見せて来たけど、30年以上付き合いのある友人にさえ実は自分で思っていたほど言いたいことを言っていたわけではなく、負の感情も見せないようにしていたんだなぁ~みたいな。
それが大人の付き合いであり社会人として必要なスキルではあると思うけど、
気持ちを隠して表面上だけ平気なフリをするのを誰の前でも続けていたらそりゃしんどいよね・・・なんて思いました。
親しき中にも礼儀ありだけど、怒っているのに何でもない顔をして、悲しいのに笑顔を見せていたらやっぱりメンタルはやられて限界が来る。
そういう本当の感情を見せられる相手を見つけておくことがすごく大事だよなぁと昨日のドラマを見ながら感じました。
AI(人工知能)により10年20年後に消えるだろうと言われている職業がありますね。
そして残ると言われている職業の中に心理士とかカウンセラーがあり、わりと上位に入っています。
それを予測してカウンセラーになろうと思ったわけでは決してありませんが、身も心を削りながら働いて、自分自身や好きな人すら信用できず思ったことが言えない、大丈夫じゃないのに大丈夫なフリをしている人たちのことを考えると、受け止める存在が必要ということ。
AIがどんなに進化しても、心のこもっていない言葉で慰められたり、ただ記憶した言葉や学んだ言葉で励ましてもらってもあまり響かない。
恋とか結婚とか友情や相談など、
心と心を通わせるやり取りは血の通った同士じゃないと無理がある。
友達は少なくてもいいし結婚をしなくてもいい。
だけど、誰か1人でもいいので怒った顔、悲しい顔、傷ついた顔をちゃんと見せられる相手を見つけておいた方が温かい気持ちで生きて行けるのかな?とは思います。