自分を好きになれない人は、他人からの評価をいつも意識しているだけではなく自分に厳しい人でもあります。
自分に厳しい=本当はもっとできるのに、努力が足りないせいでできていないと思っている。
だから自分に対してダメ出しを続けるのですね。
自分ができていないこと、評価されていない状況を受け止められないので「もっと本気出せばできるでしょ?!」と自分をムチ打っているのです。
つまりものすごく自分への理想が高く、こうあるべきと思っている標準が高い。
諦めの良い私は、運動がほとんどできなかった時に「もっと頑張ればできるだろう? みんなできているのにできないなんておかしいだろう!」とは一切思いませんでした(苦笑)
できないものはできないしできるようになりたいとすら思わないのに、どうしてみんなと同じレベルにならないといけないのか❓とすら思っていましたからね。
運動はできなくても学校は楽しいし、絵も上手に描けて先生に褒めてもらったこともあるし、字はクセが強いけど大きくて読みやすいと言われるし、一目で私が書いた字だと誰もがわかるぐらい個性的で自分でも気に入っている、それで十分じゃん?という考えでした。
できないものはできないと、ありのまま受け止めるって全然苦痛なんかじゃない。
むしろめちゃくちゃラクです(笑)
好きなこと、得意なことだけに集中できるので。
努力してできることなら努力すればいいし、その努力すら楽しめるのならきっと「自分はもっとできるはず」という考えは正しい。
でも頑張ってもどうにもならないことは長~い人生の中ではいくつも出て来ます。
「あの人にできて私にできないなんておかしい」と思うから自分を責めてしまう。
それができているあの人にだって苦手なこと、頑張ってもできないことはあります。
完璧そうに見える人にも欠点や不得意なことはあるのに、自分より優れている部分だけを見て比べるからしんどくなるのだと思います。
「どうしてこんなことすらできないの!!」というキツイ言葉、片想い中の好きな人や仲良くしている親友に面と向かって言えますか?
逆に子供や配偶者に向かってそういうセリフを怒りながらよく言う人がいたら、そんなキツイ言葉を自分が好きな相手から言われたらどう思うでしょうか?
頑張ってもできないことはあるという事実を受け入れることは、負けを認めるような敗北感を持つようなことではないのです。
理想を持つことは大事です。
こんな風になりたいなぁ~という理想があるから頑張れるし、理想に近づいていると感じることは原動力にもなる。
だから自分のできることや得意なことに目を向けて、それらを伸ばそうと努力すれば成果は表れると思いますが、運動のできない私が無理をしてまでアスリートを目指すことは違うように思います。
ある程度までできているのなら先に進むことは可能。
でも苦手意識があり向いていないことに努力をしても、努力が必ず報われるなんてことはない。
その見極めができないまま高い理想を掲げできていない自分を叱責し続けたら、自信がつくはずはなく自己肯定もずっと低いままでしょう。
やりたいことがあっても諦めましょうと言っているのではありません。
可愛くない人は努力しても無駄とか、そういう話でも全くありません。
無理をしたり、そこまで自分に厳しくせずないものをねだりをしない方が生きやすくなりますよ、という話。
顔立ちに自信がなくても柔らかい表情、楽しそうな笑顔は作れます。
整形をしても理想が高過ぎると何回整形しても満足できず、もっと目を大きくもっと鼻筋を通して・・・と限りなく整形に依存してしまうかもしれない。
そうなると、どこまですれば終わりになるでしょうね・・・。
私は小・中学生の頃、マルコに出て来るアメディオとかマイケル・ジャクソンに似ていると言われていました(苦笑)
(☟この小さなおサルさんのこと)
高校ではドロロンえん魔くんに似てると言われ、自分でも似てると思って大ウケしました。
(☟こちらがえん魔くん)
サルとかアニメの妖怪に似てるだなんてヒドイ!!私はガッキーに似てるはずなのに!(⇦ウソです)なんて思っていたらそんな風に言った友人を許さない!と恨むかもしれませんが、自己肯定できていたら悪く捉えずこういう話は笑い話にしてしまえるのです。
私は自分のこともこの顔さえも好きになれたのでここまで図太く生きて来れたし、これからもありのままの自分を受け入れてただ生きて行くだけ。
何に恵まれたのか?何が足りないのか?ではなく、恵まれたものをどう活かすか?という発想が大事。
他人に優しくするだけじゃなく、ちゃんと頑張って生きている自分にも優しくしましょう。
人や動物は愛情を与えてもらい優しくされるとビックリするぐらい表情が変化します。
自分で自分に愛情を与え大切にして、人にも自分にも優しくしていたら確実に表情は変わり、周囲に与える印象も良い方向に変わって行くと思います。
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