人間関係が上手く行かない、いろんなことが思い通りに行っていない原因の1つとして完璧主義があると思います。



そしてもう1つの原因は自己保身





「自信がない、いつも不安で仕方がない」が口癖の人の中には自己保身に走りがちな人がいます。



自分を守るのは必要なこと。



私たちが不安を感じるのは、危険を回避して身を守らなければという本能が備わっているので当たり前と言えば当たり前。




ただ何事も過剰になるとやっぱり問題になります。




と言うことで、今回は自分を守ることに一生懸命になり過ぎるとどうなるか?を書いて行こうと思います。





①【気を遣い過ぎる人は自覚のない自己中になる】


良い人に思われたいという形の自己保身を取る人は、日頃からかなり無理をしています。



無理や我慢の反動のようなものが時として(自覚なく)自己中心的な行動に表れるのかもしれません。



自分が我慢をしているので他人が得をするのは許せないとなるのか、他人を攻撃したり思いやりに欠ける行動に出ることもあります。




例えば、気遣いのできる感じのいい人だと思っていたら意外と図々しいお願いをして来られてビックリした、というような経験はないでしょうか。




そういう人は、他者に気遣っていろいろしているので、その見返りとして他者にも当然のように求めるのだと思います。





なので無理をしてまで良い人でいようとすれば、自覚ないまま自己中になったり自分は正しいという正義中毒になりやすいでしょう。





嫌われたくないと考えるせいで誰からも大切にされない


人に嫌われることを恐れるのも自己保身です。
そして無意識に自分にも他人にも完璧を求める理想の高い人でもあります。



(こういうことをしたら許してもらえないかも?)と思い、言いたいことが言えずしたいことも我慢してしまう人は、自分に対して嫌なことをした人が許せないので、相手も許してくれない=嫌われると思ってしまうのかもしれません。




なので嫌われたらどうしよう・・・を気にしている人は、簡単に人を嫌いにならないように『許す』という発想を身につけることがポイント。




自分が他者を許せるようになれば、他者のことも「こんな程度で怒ったり嫌ったりしない」と信じられるようになると思います。





嫌われたくないという思いが強く出てしまうと、嫌われはしなくても好かれることもなく、都合のいい存在になる可能性があります。









【自分さえ良ければと考え、他者への思いやりを失くす】


自分さえ良ければというのも一種の自己保身かな?と思います。


自分と家族(恋人)とか、身近な人のことしか考えなくなり周りへの配慮をしなくなる人のことですが、意外と多いんじゃないでしょうか、こういう人。



自分んちの庭にゴミを捨てられると怒るのに、道端や走行中の車の窓から平気でゴミを捨てるとか。



家のトイレはきれいに使うけど、公衆トイレは汚しても気にしない人なんかはまさにコレ。




こういうタイプの人がMAXに最悪な状態になると、自分に同意しない相手、気に入らない存在を排除したり攻撃するようになります。




モラハラやパワハラをする人もこのタイプ。




偉そうにしていても実はこういう人たちも自分を守るために他者を攻撃しているのです。
だから本人には自覚がないんです、パワハラをしているという。






①②③とタイプは違っても、自己保身が行き過ぎると自己中になったり他人に厳しくなります。



そしてあまり心からの幸せを感じることはなく楽しく生きるということができません。





どのタイプも、他人から自分を守ることには必死になるけど、自分自身を大切にして楽しく生きることには一生懸命になっていない





自己保身が強まっておかしな方向に向かうと、他者を妬んで攻撃したり他者に配慮できなくなったり、完璧を求めて自分を責めたり他者を責めたりするのだと思います。






間違った自己保身は、逆に自分を苦境へと落とすこともあります。



自分を守るために咄嗟についた嘘がバレて余計に窮地に追い込まれた政治家や芸能人などはまさにそれ。





そうならないためには、


✅完璧を目指さないこと
✅完璧を求めないこと
✅自分の機嫌は自分で取ること
✅感謝の気持ちを持つこと


これらのことを意識して行動することが大切だと思います。


(☟こちらも合わせてお読みください)
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〇〇のせいをやめて○○のおかげで、に変えてみる

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