少し前になぜこのタイミングでそんなことを言う?!という友人の話を書きましたが、彼女は頭も良くて仕事も勉強もできる一見頼れる姐御タイプです。


(☟今回はこのブログの続きのような感じです)
本音を言う=何を言ってもいい、ではない




だけど昔から(高校生ぐらいからかな?)誰にも本心を伝えない代わりに、かなり親しくなった相手には余計な一言を言ってムッとさせるというのはしていました。



それは私に対してだったり自分の恋人に対してだったり。
彼女の昔の恋人はよく「お前は人を怒らせる天才だな」と言っていて、腹を立てた彼から何度も距離を置かれ月日が経てば戻るというのを繰り返していました。




彼女の親も悪気なく普通は言わないようなことを言う人だったので、親子だから似てるよなぁ~ぐらいにしか思っていませんでしたが、最近になってあーこれは本心を話そうとせずいい人を演じ続けていることの弊害だな・・・と思うようになりました。


親が厳しかったので我慢をして言いたいことが何も言えない、子供らしくない子供時代を送り、大人や周囲の顔色を読みいい子いい人でいようとして来たものの、本当は親に対して思うこと、やりたくても諦めたこと、無理をしていたことはいっぱいあったのです。




結婚して子育てもひと段落ついてから、ようやく自分のしたいことを何でもするようになったのですが、あった出来事に対する不満や愚痴は言うのだけど自分がどう思っているのか何を感じているのかを語ることはなく。




本人いわくすごく気を遣って良かれと思って発言しても伝わらないし理解してもらえないことがあるらしく、誤解されやすいと言っていますが、多分言い方の問題なんだろうなぁと思います。


そのことを伝えたこともあるけど、彼女の中に私を認めたくないという思いがある限り私の声は届かないのですよね・・・。








例えば私と会って話をしたくて声をかける時も「話がしたいので時間作れる?」とは言わず、「実家に帰るけど家の用事だけで帰るのは悔しいから、ついでに○○にでも会おうかなと思って」と連絡をして来るんですね(苦笑)

どんだけ~~~!ってぐらい素直じゃない言い方をして、それに慣れていても「そっちに帰るけど空いてる?」と聞いて来られ「空いてるよ、お茶でもする?」と返事をすると、「いや忙しいので無理」という返事が返って来て(え・・・? じゃあ何のために空いてるって聞いたの??)と唖然となることもしょっちゅう。





本当は、自分の親に思っていることをちゃんと伝えられたら良かったのだと思います。



子供の頃にあんなことを言われて辛かった

あの時こういう風にして欲しかったのにしてもらえなくて寂しかった



と。




それを言わないまま、

親を悪く言ってはいけない

親の事情を理解しないといけない

育ててくれたから感謝をしないといけない


年老いた親の面倒は看ないといけない



親と離れて暮らしてもずっとこんな風に考えていて、だけど長年蓄積された我慢や不満、悲しみ、怒りなどがそれで消されたわけではなく、彼女の中に燻り続けている。



霊視や占い、スピリチュアル系を定期的に頼っていますが、1人に依存するわけではなく毎回のように占い師を変えて視てもらっています。
それも自分のことを視てもらうというより親の事情を知ろうとして。


これが何を意味するかわかりますか?



自分が苦しいのは自分自身の問題とは認められず親のせいだと今でも思っているため、親が解決すべき親の問題を抱えて苦しんでいるのです。


そして、そういう何かを頼り続けても、



その場では何か言ってもらって安心を得られても、彼女が自分と向き合わないままなので何も変わっていないということ。





自分の本心と向き合うことを避け何かで誤魔化す、感情にフタをする、無理をしてでも自分を納得させるというやり方を続けているので、いつまで経っても心の中に蓄積されたものが燻り続け、それが無意識に人を傷つける言葉として外に出て来てしまっているのだと思います。





1度彼女に誘われスピリチュアル系のイベントに行ったことがありましたが、その時初めて私のことを「この子が私の理想で、こんな風になれたらと思っている」というようなことをヒーラーに伝えているのを聞いて、自分の中に抑えているモノがあるから私に対してあんな捻くれた言い方や傷つけるような発言をするのだなぁと理解しました。





結局、親に何も本当の気持ちを語れないまま彼女の両親は他界しています。


1番伝えたかった思いを本当に伝えたかった人に言えないままでした。




親に本心が言えない人は、他人にも本心など伝えられない、どう伝えていいのかわからないのかもしれませんね。





だけど信頼している誰かに弱みを見せて受け止めてもらい、ちゃんと自分と向き合って、自分の本心を知り心の中のドロドロを洗い流そうとしない限り、ずっと彼女は平気なフリ、我慢を我慢と思わない日々を送って行くことになるでしょう。





できれば今からでも遅くないので自分と向き合うことを怖がらず本心を知ろうとして欲しい、自分の心を解放してあげて欲しい。




その友人に限らず、同じように親に対してわだかまりを抱え、そのせいで自分をずっと抑えて生きている人たちがいれば声を大にして今回の内容を伝えたいです。



(☟こちらも合わせてお読みください)
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他人の問題で悩んでも本人しか解決できない

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