会社で指示を出された部下が上司の指示通りにできてなくて怒られる、という出来事はよくありますね。



これは部下の能力の問題だけではなく、部下が理解できるよう十分な説明ができていたのか?も問題だったりしますが、そんな風に思う上司は少ないのでただ部下は責められるだけ。



言ったからOKではなく、内容を正確に伝えて、理解ができたかの確認が取れてこそ『指示』を出した意味があるのです。





昔ある施設でアルバイトをしていた時に、イベントでぜんざいを出すので添える塩昆布を買って来てと言われたことがありました。



私の中ではぜんざい=下の写真のような昆布のイメージだったのでそれを買って来たのですが、「はぁー?! ぜんざいと言えば刻み昆布なのに何でこんなの買って来たの? 常識がない!」と怒られました。



(だったら最初から刻み昆布を買って来てと言えばいいのに)と内心思いましたが、これはどちらが悪いとかではなく、対話不足や確認不足から生じたことです。




言った側は塩昆布に対する正確な情報を伝えていないし、言われた側はどのタイプがいいのかの確認をしなかった。


まさに☟これと同じことです。 その人と私とで添える昆布へのイメージ違いがあったということ。


自分にとっての『普通』は誰かにとっての『普通』とは違う







別の職場では、顧客に正しい情報が伝わっていなくて実行されていないという出来事がありました。


担当者に確認をしたら「私は言いました」という返事。



言ったかどうかの話ではなく、今後は顧客に確実にしてもらえるように、もう少し丁寧に理解できるような説明をしてもらえますか?とお願いをしても、「私はちゃんと言ってます!!」と、数人でどう言い方を変えてお願いしても「言いました!」の一点張りで途中からは泣き出してしまい、話し合いすらできなくなりました。




その人は(ちゃんと話をしてないんじゃないの?)と、
みんなに責められていると思い込み、こちらの言おうとしている内容を正しく理解してくれませんでした。




責めているのではない、今後の対策の話をしているだけだと慰めて泣き止むのを待つしかなくなったのですが、「会社で泣くとかあり得ない!」と怒り出す人、さらに泣かすようなダメ出すをする人も出て来たりして、いやマジでみんな勘弁して・・・となりました(苦笑)




伝える側にそんな意図が無くても、言葉を受け取る側がマイナス思考だったり、自分に自信がなくて何かを言われるとすぐに責められたと捉え、自分の身を守ろうと泣いたりだんまりを決め込むと、意思の疎通はできなくなります。





もしかしたら私たちの伝え方にも問題があったのかな?
 

日頃の何気ない私たちの言葉使いで、その人はずっと自信のなさを刺激されていたのかもしれない。




そう考えると、

やっぱり伝えるって難しい~~~💦



仕事でもプライベートでも良い関係を築こうと思ったら、相手に伝わる言い方を身につけないといけないのだなぁとしみじみ思った出来事でした。