誰かの悲しみや辛さを本当に理解しようと思ったら、同じような経験をしないと難しいです。



悲しいニュース、見るのも聞くのも嫌になるようなニュースが毎日流れて来て一瞬心が苦しくなることはありますが、自分に関係のないことは1時間も経てば忘れてしまう。



でもそれでいいのだと思います。


自分に関係のない人々のことであまりにも心が苦しくなってしまうと生き辛くなるから。




ところで、結婚相談所で働いていた頃に多くの会員のいろんな考え方、さまざまな話を聞いてもあまり否定的な言葉を使わず私なりに相手を理解しようとし、自分の言葉でアドバイス等を伝えることができたのは、それなりに辛い経験や失敗をして来たからだと思います。





結婚がしたいのになかなかできなくて焦りと不安だけが押し寄せるという経験もしたし、人生が思い通りにならなくてイライラしたり苦しんだり、どうして自分ばっかり・・・という思いもさんざん感じて来たことなので、今こうやって婚活以外の悩み相談を受ける仕事ができているのはそういう経験があったから。





人生前半を振り返ると随分遠回りしたような気がするし損したことも多かったように思うし、失敗も挫折も辛かったことも腹が立ったことも本当にたくさんあったはずなのに、その時の感情はほとんど残っていない(どういうことがあったのかは記憶に残っていても)



だから楽しかった思い出の方をたくさん覚えています。






私が今回伝えたいのは、今悩んでいること、辛くて苦しんでいること、失敗して落ち込んでいることなど全部、
経験しておいて良かったと思える日がいつか来ますということ。


自分探しの真っ最中だった頃や本当にしんどかった時期は、そんな風に思う日が来るなんて知らなかったけど。






「今すごく恵まれているからそう思うのでは?と思われるかもしれませんが、実は状況的に20代の頃より良くなった&恵まれてるなぁ~ということはほとんどありません(;´∀`)




ではなぜそんな風に思えるようになったのかと言うと、



いい意味でいろんなことを諦めたり(理想や執着など)手放すことができたから









よそはよそ! うちはうち!!と子供の頃から母に言われ続けて来たので、人と比べることは少ない方だったと思いますが、こうありたいという自分への理想がずっと捨てられなかったのでしょうね、若かった頃は。




私はこんな所でこんな程度のことをしているような人間じゃないはず、みたいなどこからその根拠のない自信が出て来ていたのかナゾですが、とにかく自分に満足ができなかったです。



恋愛や結婚が思うようにならなかったことも大きかったですね。





1回目の結婚と同時にそういう不満が減ったので、やっぱり結婚できない人と周りに思われることが1番イヤだったのかもしれません・・・。





今の仕事大好きな私からは想像もできませんが、20代の頃は仕事なんてしたくないと思っていたので、結婚=正社員orフルタイムで働かなくてもいいことと思い込み、仕事にやりがいを求めるなんて発想もなかったです。




ところが結婚したらしたで「嫁と呼ぶな! 結婚しても私は私だ!!」と言い出し(苦笑)、推しを追いかけあちこち行きまくり、都会生活をさんざん満喫してから離婚を申し出るという・・・。





離婚前後は「私は結婚に向いてない。 もう男性も要らない、動物さえいればそれでいい」と言っていたのに、離婚して半年後(?)には今の夫と出会って交際を始めたので、私の宣言や考え方はあの頃は本当に適当だったのです💧






思い描いていたものと違い過ぎた1回目の結婚で、私は

自分らしさを開花させてしまいました。





いい年をして恥ずかしいと言われようが推しを追いかけている(好きなことをしている)時が1番楽しい、好きでもない人と一生一緒に暮らすなんて無理、結婚により嫁的な役割を求められるのも本当にイヤなど、結婚をしたことにより自分という人間がハッキリと見えて来たのです。


つまり、


周りにどう思われようが私は好きに生きる!


と開き直ったのですね。



人と違ってもいい、理想の自分でなくてもこれでいいんだ!と思えるようになって気がラクになりました。



そんな風に(もっと)したいことをして絶対にしたくないことはしない、嫌なことを我慢しない生き方をするようになってから、不思議と恵まれていることに感謝ができるようになったり、小さなことにも幸せを感じられるようになりました。



落ち着く場所に落ち着いたという感じです。






本当の自分を1回目の結婚で見つけていなかったら、もしかしたら自分の特性を理解できないまま世の中の『普通』に合わせることが大人になることと思い込んだまま、無理をして相変わらずイライラ&モヤモヤを抱えていたかもしれません。





シンデレラではないのだから、あの華奢なガラスの靴を無理矢理履くような生き方はできなくて当たり前。


スニーカーの方が合っているライフスタイルを好むのならヒールなんて履く必要はない。





自分に合った靴で自分の行きたい道を歩んで行けばいい。





自分自身を知りそういう生き方ができるようになれば、あの時さんざん悩んだ時期があったからこんな風に思えるようになった、これまでの経験は何1つ無駄にはなっていない、そう思えるようになりますよ(*^-^*)


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