ほとんどの悩みが人間関係に関してで、ストレスを感じるのも特定の誰かに対してというケースが多いです。



自分が正しい(これが普通)と思っていることと、他人が正しいと思っていることが違っているのが原因だったりしますが、そもそも誰かとの会話自体が苦痛ってこともありますよね(;^_^A





オチのない面白くもない話をダラダラと聞かされるって疲れます(婚活中の人はこれが悩みだったりします)



相談をして来た友人にアドバイスをするものの、「でもね・・・」と全く聞く耳を持ってくれなくて会う度に同じ話を聞かされるのも疲れますし。





自分の言動をさらに客観的に見るようになった私は、人付き合いの中で疲れてしまう大きな原因に気づきました。





相手が私に向かって言っている



という思い込みをしていたのです、これまでずっと。





どこで働いても同僚や上司の愚痴&会社への不満を聞くことが多く、困ったことがあったらなぜか担当外の業務の相談も私にして来たり。




歩いていると(走っていても)道を聞かれやすくATMや両替機の使い方なども聞かれてしまう、バスを待っていたら知らないおば様に話しかけられるという私は、おそらくそういう雰囲気を放っているのでしょう。



相談業をしているので話がしやすい雰囲気を与えられているのだとしたらそれはとても良いこと。




だから明らかに私には関係ない愚痴を「ちょっと聞いてー!」と聞かされてもストレスは全然感じません。



ただ、意図がわかりにくい話し方の人に仕事のことで何かを言われると私は、



私が何かをやらかしたor何かができていないので私に言う

私に何とかして欲しいと言って来ている




このどちらかの解釈をすることがあり、相手の意図を勘違いして受け止めるのでストレスを感じていたのです。







ある職場で「ここのカギは閉めて帰ることになっているのに開けっ放しになっていることが多い」と、他にも人がいるのに私にそう話かけて来た人がいました。




カギを閉めて帰ることを教えられていなかった私は、「え? あそこってカギかけないといけないの? かけるように言われてないのでかけたことないけど💦」と返事をしたんです。




するとその人は「あなたが帰る時じゃなくて、遅番が帰る時にカギをかけないといけなくて。 そのカギが今日はなかなか開かなくて困ったわ。 もしかしたらカギが壊れかけているのかも」と続けました。





ん・・・?

じゃあその話に私は全く関係なくない?

どうして紛らわしい言い方で言うのー!




(;・∀・)





思い返すとこういうことばかりだった気がします💦




確かにその人は私に向かって話をしているのだけど、

誰かに言いたいことを話がしやすい私に言って来ただけ。





男脳で解決思考型の私は


自分に言って来た=私に対する内容


と捉え、(私は関係ないのになんで?!)と思いながら職場でいろいろと対応していたのです💧






このことがキッカケとなり、



①とりあえず最後まで話を聞く

②自分に関係のない話とわかったら適当に聞き流し「そうなんですね」「大変ですね」という感想だけ述べる

③この人はただ話がしたかった、その話し相手に選ばれただけと認識する

④話を聞いた時点で自分の役目は終わるので(解決に向けて)アドバイスも何もしなくていい

⑤何かを断りたい場合は相手が納得する理由を伝えて断る






人との会話で疲れない方法はコレだな!と思いました(*^-^*)





私を振り回す身近な相手、毒親である父にこれを実践したのですが、怒鳴られることも関係が悪化することもなく適度な距離感ができて父に対してのイライラは消えました。





適当に聞いてはいけない話ももちろんあります。


相手が自分を信頼してくれて、その上でアドバイスが欲しいと言うのなら真剣に話を聞きそれに応えるのは大切です。




だけど愚痴も不満も悩みごとも批判めいた言葉や苦言さえも、言って来る相手は



意図はなく、
ただ言いたいから言っている




ということがほとんど。





ある程度内容を聞いて自分には関係のない話と気づき、ずいぶんストレスが溜まっていて話がしたいんだなぁという感じだったら、真剣に聞かず適度に聞き流しても大丈夫。



話を聞いてもらえただけで相手は満足しますから。





顔も見ないでスマホをいじりながら、TVを見て笑いながら適当に「うん、それで?」と言ったら相手は気を悪くするでしょうけど、返す言葉は聞いた内容への感想で十分




真面目な人ほど「適当に聞いたら相手に失礼では?」と思うでしょう。


だけど、適当に聞いているかどうか相手にはわかりません。
頭の中で何を思っているのか相手には見えませんので。





自分に向かって言っている内容ではない話と、自分に対して何かを伝えようとしている話を分けて対応すること。




これがしっかりできるようになれば多分人間関係のストレスは減るでしょう。