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モヤモヤのほとんどは気持ちの問題 頭で考えても解決しない


愛はお金で買えます

たいていの問題はお金で解決します



と言い切り、安心・安定した結婚生活を送るために必要な収入のある男性と結婚するべきと唱えていたデヴィ夫人ですが、夫人が娘時代を送った頃と今では全然時代が違います。



価値観は変わって来ているし女性も当たり前に仕事をしていて、結婚するのもしないのも個人の自由という時代になっています。



安心・安定を求めてお金で相手を選んでも、コロナで世の中が変わったように人生は思いもよらぬことの連続だったりしますが、相手の収入と安定目当てで結婚をしてそれが崩れた時は「金の切れ目が縁の切れ目」となるのでしょうか。




今40代以降の人なら、デートでは男性がご馳走するのが普通だったかもしれませんが、最近では割り勘が普通という男女が増えていて、年収がどれほど高くてもご馳走しない男性もいます。



まだまだ女性負担は大きいですが、家事・育児も女性だけがすべきことではないという声も上がり、男性の「手伝うよ」という発想すらおかしいと言われています。



逃げ恥の中でも、平匡さんが子育てに「協力する」的な言い方をしたら、みくりは「え?私が中心なの?一緒にするんじゃないの?」って感じで言い返していましたね。 

細かいセリフは覚えていませんが・・・。




自分の稼いだお金なのに自由に使えず小遣い制にされ、ATMや財布と見なされるなんてイヤだ!と男性は叫び、どうして私だけが仕事もして家事もして育児までしないといけないのか?不公平ではないか!と女性は強く思う。



昔の人が男性は家計を支える大黒柱、家を守るのは女性の役目と当たり前に信じて来た価値観は「なんで? そんなのおかしいよね??」というもっともな疑問でかき消されつつあります。



世の中は便利なものに溢れ、ちょっと検索すればどんな情報も簡単に手に入る。


男性でも一人暮らしをしていれば身の回りのことは自分でできるので、女性に(母親の代わりに)家のことをして欲しいから結婚を・・・とは思わない(母親代わりを求める人はなかなか結婚できない)


女性の方も欲しい物は働いてお金を貯めれば何だって自分で買えるので、男性にそれを求めなくなっている(求める人もいるけど)





独身で自由に生活している方が楽しいしラク、他人と暮らすことで何かを制限されたり自分の時間や使えるお金が減るのはイヤだと若い世代の人が結婚に拘らない理由もよくわかります。


それでも結婚をしたいと願う人はいるし、自由を求めつつ結婚をしていないことに不安を感じる人もいる。




心の安定や拠り所を求めているから、一人では寂しいから、自分だけの家族を持ちたいから、子供が欲しいからなど結婚をしたい理由は様々ですが、デヴィ夫人の言うような自分が望む生活を他人の財力で手に入れるために愛のない結婚をするという考えの人は少ないし、今の時代には通用しないのでは?



いろんな生き方・選択肢が増え、様々な情報が簡単に手に入ることにより翻弄されて悩みが大きくなった人もいるし、時代や価値観の変化について行けず置いてけぼりを感じる人もいる。



自分(の感情)を押さえつけて大人になってしまった人は、時代が変わっても自分の個性をどう出せばいいのか?そもそも私の個性って何?と苦しんでいるかもしれない。

何事も便利で快適になった現代ならでは悩みがあり、人の心のモヤモヤはお金で簡単に解決できるような単純なものではないのです。