自分探しをしていた頃は、同時に幸せも探していたように思います。
草むらでクローバーを見つけたら四つ葉がないか探してしまうこともありました。
最近、あるホームセンターの園芸売り場に行ったらクローバーが売られていたので、四つ葉のあるものを選んで買って帰ろうとしたら、70代以上と思われる女性から「四つ葉ありそう? なかなか探してもないのよねぇ」と話かけられ、これぐらいの年齢の人でも四つ葉を探すんだ!と、何だか嬉しい気持ちになり、二人で四つ葉の多そうな苗を選んだ・・・ということがありました。
さて、『幸せ』についてですが、今までいくつかの記事でも書いて来たように、どれほど恵まれた環境にいても満たされないと思う人が存在して、何を手に入れられたから幸せというわけではないのです。
探しても見つからないもの、それが『幸せ』です。
芸能人でたまに昔の貧乏だった頃の話をあっけらかんと明るく楽しそうに話をしている人がいますよね。
もちろん現在は成功されていて物質的にも気持ち的にも満たされているからこそ、こんな風に過去のことも隠そうとせず言えるのだと思いますが、貧乏だった頃も家族仲が良くて、大変なのに何だか幸せそうにも思えます。
どういう状況でも何か楽しみが見つけられる、物事を前向きに捉えられる人だからだと思います。
いつも誰かや何かを、あるいは自分自身を否定する神経質な人より、どんな時でも希望を持って肯定的に考えられるおおらかな人の方が恵まれたものに感謝をして、幸せを感じやすい。
これは心理学でも実証されています。
人から見て幸せそうかどうかではなく、今自分が幸せと感じられるかどうか、そういう心の状態を保てているかどうかです。
人の目を気にしたり、人からの評価を大事にしながら他人軸で生きている人もいれば、人からどう思われるかより自分がどう思うかに重点を置いた自分軸で生きている人もいます。
どちらの軸で生きているとしても、本人がそれで幸せだと思えたらいい。
価値観はそれぞれだから。
何を幸せと思うかは人それぞれなので、本人が満足できていたら他人がとやかく言うことではない。
だけど、中には私の友人のように恵まれた状況にいても年齢を重ねるにつれて違和感を持ち始め、恵まれたものに目を向けられず、足りないものばかり数えて自分を肯定的に捉えることができない人は、
これまで信じて来た『幸せ』と、自分が求める『幸せ』が違うということに気づいたのかもしれません。
(☟合わせてお読みくださいませ)
1番の味方は自分自身だということを忘れない
あなたは何に幸せを感じますか?
★映画「ローマの休日」で有名なオードリー・ヘプバーンの名言
The most important thing is to enjoy your life
– to be happy – it’s all that matters.
1番大切なことは、人生を楽しみ幸せを感じること。
ただそれだけ。