文春さんが頑張って仕事をしているおかげで(?)有名人の嘘、実像などが定期的に暴かれていますね。
嫌われて激しく叩かれる人とそうでもない人の差があり、その違いは何だろう?と思いますが、アピールしていた姿と実像に違いがあり過ぎた場合などギャップによるものが大きいようです。
いかにもそういうことをしそう・・・と多くの人が感じていた場合は「やっぱりね」で済みますが、良い人・クリーンなイメージを売りにしていた人の不倫等がバレた場合、実害を一切受けていない人たちからも「裏切られた気分」「元々嫌いだったけど見るのも不快になった」と言われてしまいます。
ただ人は誰でも無意識に嘘をつきます。
知らないことを知っていると言ったり、できるのにできないフリをしたり、つい見栄を張ってついてしまう嘘もあれば、相手を傷つけないように本当のことを言わないという嘘もありますね。
ついても許されるのは誰かを思いやって優しさからつく嘘
グレーゾーンなのは自己保身のために、あるいは自分を良く見せようとついてしまう嘘
1番許されないのは自分の利益のために人を騙して陥れる嘘
HPやSNSに綴られた嘘を本当のことだと信じ、面接時でも見抜けずそこに就職したことがありますが、入社してみるとスタッフの人数も会社の雰囲気も、あまりにも何もかも違っていたということがありました。
(備品もパソコンもなく会社ですらなかったという・・・)
しばらくして広報担当者に聞いてみたら「私が嘘を発信しているせいですね! ここは本来こういう会社なんですよ」と全く悪びれずに言われ、衝撃的だったのを覚えています(;・∀・)
本人の中ではこれは仕事だし嘘をつく正当な目的があり、誇大広告なんて誰でもどこの企業でもしていると思っていたようなので、悪いことをしている自覚はゼロでした。
同じように衝撃を受け「騙されたわ~~💧」と言っていたスタッフは1年もしない内に辞めて行きました。
確かにイメージは大事なので誰でもどこの企業でも良いことしか発信しないし、悪い部分を隠そうとするのは当たり前です。
物を売るために多少盛るのも仕方がない。
でも商品の場合、実際に使ってみて全く効果がない(全然美味しくない)と多くの消費者が判断すればいつかは売れなくなります。
偽装問題などが公になると倒産に繋がるというリスクもあります。
つまり嘘はバレるようになっているということ。
派手に宣伝をして一時売れたとしても、こういうことを繰り返していると会社の信用は落ちて行きます。
1つ嘘をつくとそこからずっと嘘をつき続けることになるし、ついた嘘を覚えていないと「あれ?この前はこう言ってなかった?」と言われたり、その場しのぎのすぐにバレるような嘘を何度もついているとやがて距離を置かれるようになります。

きれいごとを言うつもりはないけれど、やっぱり世の中は信頼関係で成り立っていると思います。
安全が保障されているので、誰が作ったのか、どこでどんな風に作られているのか調べなくても食品を口にすることができるし、何も考えずに安心して電車やバスに乗れるのも「大丈夫」という前提があるから。
もちろん売上は大事ですが、売上を伸ばすために嘘をつく行為は会社の未来のためにならないと思います。
お客様がいてこその商売なら、長い目で見ると目先の利益より信用を得ることが1番大事ではないかと。
個人でも、できれば嘘なんてつかない方がいい。
バレなければいいと平然と嘘をつき続けていると、いつか本当に大切なものを失うことがあるし、好きな人に良く思われようとついた嘘なら、バレないようにずっと気にしていないといけなくなる。
嘘は、周りの人もついている本人さえも幸せにしません。
小さな子供や動物に、何の汚れもない真っ直ぐな瞳を向けられた時、私は(信用されるような人であろう)と気持ちを引き締めるようにしています。