何事もバランスが大事だと思います。
人によって何に比重を置くかは違って来ますが、家族がいるのに仕事ばかり優先している仕事人間(ワーカホリック)より、仕事も家族も大事にしているバランスの取れた人の方が幸福度は高いでしょう。
趣味に夢中になるのも良いですが、そのためだけに働いて稼いだお金と時間のほとんどを趣味のためにつぎ込んでいると、恋愛とか結婚からは遠ざかる可能性が・・・。
仕事をしなくても十分なお金があるからと遊んでばかりいると、楽しいこともそれだけが続くとメリハリに欠けますので、楽しいことがだんだんと普通に思えて来て退屈してしまう。
もしも今の生活がしんどいばかり、満たされない、楽しいと思えない日々だと感じるのなら、バランスが崩れているのかもしれません。
よく女性は、頑張った自分へのご褒美としてちょっと良い物を買ったり、たまには贅沢をしようとご馳走を食べたりしますね。
こんな風にバランスを保とうとするのはとてもいいことだと思います。
今は昨年から続くコロナで、旅行好きの人は旅行をセーブせざるを得ないし、グループで集まって飲み会等のイベントを開催していた人たちも自粛させられ、好きなアーティストのLIVE等も延期や中止になったりで、我慢を強いられる日々が続いています。
おそらくまだ当分収まらないだろうから、これまでしていたことができなくても、今の状況で何か楽しめることを探してバランスを取って行くしかない。

『運』は多分ある程度は平等に与えられていると思うのですが、掴める人と掴み損ねる人に分かれます。
世の中ほとんどは運だと言う人もいるし、成功している人の中にもそんなにたいした努力はしてないと言う人がいますが、もしそれが事実だとしたら運の掴み方を理解しているのではないでしょうか。
それと、間違いなくそういう人たちはただ待っているだけではない、ということ。
昨日のTBSドラマ「着飾る恋には理由があって」の中で、やりたいことがあるのでいつかやりたいと言う主人公の真柴(川口春奈さん)に向かって、日本に戻って来た元社長(向井理さん)が
いつかは来ないよ
いつかのために今から動かないと
と言っていました。
コロナもいつかは収まるかもしれませんが、それがいつかはわかりません。
いつかは運やチャンスも巡って来るでしょうけど、タイミングが合わなかったりするとやっぱり逃してしまいます。
運のいい人は、いつでもチャンスをモノにできるだけの準備をしているから『自分は運に恵まれている』と言うのでしょう。
バランスを上手に取りながらどんな時も動き出せる人はどのような状況においても自ら幸せを探せますが、恵まれた環境にいても他の人と比べたり与えてもらうのを待っているだけの人は、本当は不幸ではないのに不幸に感じたり不平等さを嘆いたりします。
富や幸福を手に入れて、それを他の人にも分け与えようと他人のために何かができる人は、自分さえ良ければと考えないバランスの取れた人で、そういう人の元にチャンスは再び訪れる。
逆に、自分のことしか考えず、人を蹴落としてでも何かを手に入れようとするような人は、運にも人にも見放されどんどんバランスを崩して行く。
良いこととそうでないことのバランスは自分で取り、何かを得るために何かを失いながらも前を向き、自分のために人のために行動できる人が運を掴めるのだと思います。