自己主張、自己満足
という言葉を聞くとどのような印象を持ちますか?


日本では、この「自己」という二文字がつくとあまり良い印象を持たれないような気がします。



自己主張や自己満足=自己中心的と同じように考えられている
というか。




社内会議や何かの講演会などで「何か質問や意見のある人は?」となっても誰も手を挙げなかったり、発言したいけど目立つのは嫌だから止めておこうとなった、あるいは何かをしようとした時に、これは単なる自己満足では?と思って途中で止めてしまった経験など誰もが1度ぐらいあるのではないでしょうか。



超ポジティブの代表(と勝手に思ってる)松岡修造さんいわく


「海外だと自分の意見を言えない人はダメなんだよ、だから自己主張はとても大事!!」

とのこと。


それなのにこの国は、これほど世の中が変わって来たというのにまだまだ保守的で多数派の意見が絶対で、自己主張する人は謙虚さがなくて反抗的、わがままだと思われることがあります。



ある会社の会議で発言と提案をした時のことですが、ワンマン社長の気に食わない内容だったようでいきなり怒鳴られたことがありました。


怒るような内容ではなかったのに激しい口調で社長が私を責めたので、他の社員はみな震え上がりフリーズ。


会議で発言をするとこんな目に遭うんだ・・・という、自己主張に対するマイナスイメージを植え付ける原因の典型的なものでした。



それ以降の会議では、社長のゴキゲン取りができる数人の社員以外は誰も一切何の提案も発言もしなくなりました(当然私も)




そういう苦い経験をしてもやっぱり私は自分の考えをしっかりと持ち、それを他者に伝えるという行為はとても大事だと思っています。



意見を述べたことで社長がどういう人間かよくわかったし、必要とする人材も評価をするのもイエスマンだけだと気づいたので会社に見切りをつけることができました。


小さな会社はとくにそうですが、社員がモチベーションを保てないと良い人材はいつか会社を去ります。



話が逸れましたが、自己主張というと大袈裟に聞こえるだけで、わがままとは違い、相手を不快にさせたり困らせるような我を通すことが自己主張ではなく、あくまでも自分の考えや思いを伝えること。


何でもいい、どうでもいいと周りに合わせるだけでは、理解してもらえないし相手を深く知ることもできないため、浅い人間関係しか築けません。



自分の意見を述べるのが良くない印象を与えるとしたら、ネットによくありがちですが自己主張=他者批判になっているからではないでしょうか。



伝え方と内容にさえ気をつけていれば、自己主張は自己アピールであり、自分を知ってもらい受け入れてもらえるチャンスだと思います。



そのために、


日頃から自分の気持ちをしっかりと感じ取れるよう感情にフタをしないこと
(嫌な思いをしているのに我慢をして平気なフリをしないこと)


まずは身近な人に日常のあらゆることに対して思ったことを伝えて行くなど習慣化すること


が大事だと思います。

(後編へ続く)☟
自信を持つために、まずは自分の意見を持ち自分が満足できることを始めよう(後編)


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