ほのぼのとしたやり取りが楽しかった波瑠さんと松下洸平さん主演の#リモラブですが、昨日の第9話で急にシリアスモードになりました。
波瑠さん演じる美々先生が、好きな人(松下さん演じるアオちゃん)に本音が言えない、思いを口に出せない自分に気づき、このままでは二人の距離が縮まらないと知ったのです。
そして勇気を出してあれこれ思いを伝えてみたのだけど、アオちゃんの反応や行動が自分の予想とは違ったりしたため、「気にしないで。忘れて」と言って後悔する・・・というようなシーンがありました。
アオちゃんの方もその後「え・・・」という出来事があったのに、美々先生にすぐに聞くことができず、ふたご座流星群を見ながら大切な話をしようと思っていたのに、その出来事が気になって何も言えなくなり、変なタイミングで思いをぶつけてしまうのです。
いわゆるすれ違いというヤツですね。
美々先生同様、女性の多くは(男性も?)胸の内を伝えることに躊躇し、とくに好きな人相手だと言いたいことが言えなくなりますね。
「嫌われたくない」
ほとんどの場合、これがその理由でしょう。
傷つくことを恐れて言えない人もいれば、思ったことを言ってみた結果何も変わらなかったとか余計に傷ついたなど後悔したからもう2度と言わないと決めた人もいると思います。
ではどうして本音を言えば「嫌われる」と思ってしまうのでしょうか。
「信用していないから」
これは自分を信用していない(自信がない)場合と、相手を信用できていない場合があります。
「浮気されたらどうしよう」と、彼がおかしな言動をしていないのに常に不安になって彼の浮気を心配している人も同じです。
信頼関係があれば向き合って話し合うことはできるし、本音を言ったからと簡単に壊れたりはしない。
もちろん言いにくいこともあるし、聞きたくても(これって聞いていいのかな?)という場合もありますが、これを言うと嫌われるというのは、相手の人格を否定するとか相手の友人や両親の悪口を言うとか、口調がきつ過ぎて想像以上のダメージを負わせた場合などだと思います。
自信を持つために、まずは自分の意見を持ち自分が満足できることを始めよう(前編)
⇈こちらのブログでも書きましたが、心の中で思っていることを伝えるのは自分を知ってもらうためです。
何も言わなくてもお互いのことがわかるのは、エスパーか何十年と連れ添った老夫婦ぐらい。
老夫婦だって、その域に辿り着くまでには当然いろんな会話をして、時々喧嘩もして、一緒に苦楽を共にして来たはず。
言わなくてもわかって欲しいは無理なのです。
好き同士でも、育って来た環境が違うし感覚や考え方も違うから。
本音を言い合ってそれで嫌いになるのなら、そもそもそこまで好きじゃなくお互いのこともよく知らなかっただけ。
本当に好きな人のことなら男女とも「相手をもっと知りたい」と思うので、彼が自分にだけ本音を打ち明けてくれたら嬉しいし、彼だって彼女が本心を言ってくれれば俺のこと信用してくれてるのだなぁと喜びます。
(本音を言ったら「うざっ!めんどくせー」と話をろくに聞こうともしないヤツは、こちらからサヨナラするぐらいの気持ちでいた方がいい)
だからこれはもう小さな言葉から口に出すようにして慣れるのが1番です。
嫌われれるかもしれないけど勇気を出して言ってみよう言わなきゃ!と思うのでハードルが高く感じますが、思ったことを口にするのが普通になれば、すらすらと出て来てストレスフリーです。
私は逆に思ったことはすぐに口に出してしまい表情にも出てしまう方で、嫌われたらどうしようという発想もなかったので、好きな人には1番自分を知ってもらいたいし相手を理解したいと思うため、付き合い始めから本音をめちゃくちゃ言います。(口が悪くならないよう余計なことを言わないようにとそっちの方に気をつけています。苦笑)
でも、本音を言って好きな人に嫌われたことなんて1回もないです。
気兼ねなく言いたいことが言える関係になるとお互いにラクなので、本音を言うのはそのキッカケを作っている感覚。
思ったような反応がないことなんてしょっちゅうだけど、「え?なんでそう思うの??」とさらに会話を続ければ済みます。
途中で会話を止めてしまうと心の中で疑問や不満が残ってしまいますが、納得できない時はしっかりと話し合いをすればOK。
婚活でも、自分をわかって欲しいのに言いたいことが言えないという相談を受けていましたが、責めるような口調にならないように、そして彼の人間性の批判にならないようにだけ気をつけていれば大丈夫、彼を信じて思ってることを言ってみて!!と励ますと、ちゃんと伝えることができた人は「言ってみたら彼が拍子抜けするぐらい謝ってくれて。 気づかなった、言ってくれてありがとうって言ってくれましたー!」と嬉しい報告をしてくれていました。
つまり、信用できる人を好きになれば、あるいは好きになった人を信用できるようになれば解決する問題だと思います。
ただし一切話に耳を傾けてくれようとしない人は論外かな。
コミュニケーションを放棄しようとする人とは良い関係・信頼関係は築きにくいので。
もしも自分が心を閉ざしてしまいがちでコミュニケーションが苦手という人は、自分を信用することから始めてみてはいかがでしょうか。