誰でもコンプレックスの1つや2つはあると思いますが、小学校~高校ぐらいの私は1つや2つどころではなく5つぐらいのコンプレックスに悶々とした日々を送っていました。
朝起きると爆発しているほど強いクセ毛、色が黒い、食べられない物が多い、運動ができない、背が低いetc.
男子にはよく、
走ってる時の頭がライオン(のたてがみ)
と言われていました・・・。
牛乳が飲めなくて困ったし、ボソボソのコッペパンも美味しくないから喉を通らない、煮込んだ肉が食べられない(焼くか揚げるかすれば食べられたけど)
だけどあの頃は、食べるまで席から動けなかったので一人だけ残って食べさせられたり、クロールができなかったので夏休みなのに学校に呼び出されてプールで泳げるようになるまで特訓させられたり。
プールの授業でクラスのみんなに笑われる中、一人だけ犬カキで25m泳いでいる私を見た担任の先生が可哀想に思ってのことなので、今思うとありがたい話なのですが・・・。
(私は犬カキで十分だったし、ウケたから楽しかったんですよね)
そう言えば、この前TVで今の子供には苦手な物を無理に食べさせたりしないと知って、今の時代に生まれたかった~と給食に関してはそう思いました(苦笑)
牛乳は吐きそうになるのを我慢して、目に涙を浮かべながら飲んでいたのでハッキリ言って拷問以外の何ものでもなかったです、本当に💧
それでも背が伸びるかも?と思って頑張って牛乳を飲んでも小さいまま、ぶら下がり健康器を買ってもらっても伸びない。
クセ毛に関してもできる限りのことはしたけど、量も多いからやっぱり毎朝ドライヤーで30分ぐらい格闘するしかありませんでした。
あまりにも理想とは程遠い自分、どうしようもない自分。
そうなると行き着く先は、
悩んでもどうしようもないことは悩むだけ無駄。
となるのですね~~(苦笑)
髪は茶色っぽく顔も濃かったので、高校の時は「ハーフ」と冗談で言ったら信じてもらえてしまい、こんな風にコンプレックスを逆手に取って長所か個性、自分のお気に入りにしてしまえばいいのかも?と思い始めました。
昔、ベストヒットUSAという小林克也さんが洋楽を紹介する番組があって楽しみに見ていたのですが、ある日その番組でINXSのボーカル、マイケル・ハッチェンスを見た瞬間、なんてかっこいい人だろうと一目惚れ。
憧れの人のマネをしたい、同じものを持ちたい願望のあった私は、
パーマをかけなくてもマイケルと同じ髪型ができる!
そう思った時、1番の悩みだったクセ毛に初めて感謝をして、30代の頃一時は縮毛矯正で憧れのストレートにしていた時期もありましたが、やっぱりグルグル頭の方が自分らしいと気づき、今はまたグルグル頭のままでいます。
解決できることは悩んだり考えたりすることで何かが変わりますが、変えようのないことも世の中にはあります。
太っているだけなら痩せればいいけど、背が高過ぎる人が小さくなるのは無理だし、メイクや髪型でアレンジできるとは言え、元々の顔立ちがどうしても嫌だから整形したいと思う人もいるでしょう。
結婚相談所の会員でも、整形にお金を使うか婚活に使うかで悩んで相談所に入会したという女性や、顔が嫌で整形したいという人もいましたが、私たちから見れば「なぜ?」と不思議に思うぐらい普通~可愛い部類に入る人がそんな風に言っていたのですよね。
だからそのような会員が婚活で上手く行かないのは顔のせいじゃなく、表情が暗かったり、ガリガリに瘦せ過ぎていて健康的に感じないからだったり、コンプレックスを気にしていますというのを前面に出しているからだったりします。
美人じゃなくてもそこまで可愛くなくても、楽しそうな笑顔、幸せそうな表情の人の方が魅力的なのでは?と思います。
コンプレックス以外の自分の良さに目と意識を向けること
悩んでも仕方がないことに時間と気力を費やさないこと
人生が上手く行かないのはコンプレックスのせいではなく、それを気にし過ぎて何事にも否定的になり、後ろ向きになってしまう思考の問題だと理解して、少しずつでも顔を上げて前に進んで行けるよう応援しています。