ある男性がネット上で悩み相談をしている内容を読んだのですが、
40代既婚男性です。
一回り以上年下の30代女性に本気で恋をしました。
相手に彼ができたことを知り、気持ちが抑えられなくなって「本気で好きだ」と告白をしたら、何とも思っていないと断られました。
それでもどうしても諦めることができません。
どうやったら彼女を振り向かせることができるでしょうか?
本人は真剣に悩んでいてどうすれば自分の彼女にできるか?と相談していますが、いろいろとツッコミどころ満載(^^;)
昨日のブログで、振り向いて欲しいのなら好きになってもらえるような行動を・・・と書きました。
前から思っていたんですけど、
どうやったら振り向かせることができるか?
と言う人に限って、何の努力もしないで自分の気持ちを相手で満たそうとするんですよねぇ。
☟このブログに出て来る婚活女性は、
主体的に生きることが幸せに繋がる 婚活でも自分の気持ちを大切にしよう
真剣交際に入ったのに彼から好きかどうかわからないと言われ、絶対に自分を好きにさせてみせます!と公言して実際にその通りになって成婚退会しました。
彼女はどうすれば好きにさせられますか?なんて聞かず、自分から積極的に彼をデートに誘い明るく振る舞って彼を楽しませ、自分と一緒にいたらどれだけ幸せなれるかをアピールしたので、上記の男性とは違い上手く行ったのです。
そもそも、
どうすれば彼女を振り向かせることができるか?は悩みではありません。
この男性は彼がいる女性に告白をしてすでに振られています。
妻との関係が冷え切っているとは言え、離婚が成立していない男性には彼になる資格がない。
勝手に好きになり、振られても諦められないからどうにかしたいと言うのは、悩みではなく『欲』です。
支配欲、独占欲など自分の欲を抑えることができないだけであって、苦しい悩みとは全く違います。
好きになったのはしょうがない。
だから別にさっさと忘れて諦めろ!!とは思いませんが、自分の欲望が抑えられないだけなのに苦悩している風なのはどうなのかな?という気がします。
たまたまこの男性に向けてのような内容になっていますが、『悩み』と『欲』を同じに考えている人はけっこういるように思います。
仮に、既婚者の自分が妻以外の女性を好きになってしまい妻に申し訳ない気持ちになった。 どうすれば自分の恋心を消せるでしょうか?という内容なら悩みになるでしょう。
だけど、相手をどうにかしたい、
そう思っているのならそれは全て『欲』
自分のことを何とかしたい、
それが『悩み』
言うことを聞かない子供に親の言うことを聞かせたいというのも欲で、何度言っても使ったモノを元の場所にしまわない夫を変えたいというのも一種の欲だと思います。
相手がそうしないのにはその人なりの理由があって、そんな風にしなくても別に問題はないと思っているのかもしれません。
なのに自分が正しいと思っていることに従わせたいと思っているのなら悩みではなく欲。
まぁ脱いだ靴下や服をその辺に脱ぎっぱなし、ドアなど開けっ放しにされると困ることはあるでしょうけどね(;´∀`)
同じ内容でも、
子供が反抗的で困っています。
親としてどんな風に接するのが良いのでしょう?
なら悩みだし、
使ったモノをしまってくれない夫にどういう伝え方をすればしまってくれるようになるでしょう?
と言うのならこれも悩み。
基本的に悩みは自分のこと、もしくは自分がどうすれば解消できるのか?ということだけ。
人を変えることはできないのに変わって欲しいと思っているのならそれは願望か欲望になります。
面白くないから笑わない観客を笑わせたいのなら、芸人がもっと芸を磨くか、その人に合った笑いを提供するしかありません。
どうやったら笑ってくれるでしょう?なんて相談されても困りますよね💧
こんな風に他のことに置き換えて考えてみるとよくわかると思います。
欲は誰にでもあるので、それが悪いと言っているのではありません。
ただ欲を出すとキリがなく、何か1つ思い通りに行くと今度はこうなってもらわないと!という風にエスカレートする可能性があるので、欲が深い人は人間関係で苦労します。
お願いをして聞いてもらえる程度のことなら、相手の機嫌を取りつつお願いしてみるのも1つの手ですが、自分の願いを聞いてもらったら相手の希望も1つ聞くぐらいの気持ちでいないと。
相談をしていた男性は本当に苦しくて仕方がないようですが、それは自分の欲を満たしたい気持ちが強いからです。
彼のいる女性の幸せを壊してでも自分のモノにしたいと願うことのどこが悩みだと言うのでしょう。
自分勝手、自己中心な考えでしかない。
欲深いことに気づいて、コントロールできるようにしないとそんな男性を心から愛してくれる女性などいないように思います。
歴史上の人物も現代の人でも、出世した人や成功した人が罪を犯したり身を滅ぼすのは欲のせい、と言っても過言ではないでしょう。