書道家の武田双雲さんがある日Twitterにこのような言葉をUPしていました。



人からどう思われるか気にするより
自分がどう思っているかを大切にする





私も何度か似たような内容をブログで綴っていますが、自分の気持ちを大切にしなければいけない理由として



自分の思いを無視した状況で
人が心から幸せを感じたり
満足することはない





というのが1番に挙げられると思います。


 

 


周りの人たちのことを考えましょう
人に対する思いやりの心を大事にしましょう



私たちはこんな風に教え込まれて来たため、自分がどう思うかよりもみんなはどう思っているかを気にしてしまい、そのせいで言いたいことが言えなくなり、自分が何を思っているかすらわからなくなることもあります。





どこまで相手に伝えるかどうかはそれぞれの自由だとしても、思ってもいないことを口にしたり、内心で考えていることと逆の表情をしてしまうことで余計に私たちは人間関係を複雑にしているのでしょう。






正直に生きていると思っていても、対人関係では私もやっぱりどの職場でも愛想笑いをしたり、腹が立っても表情には出さないようにしたり。



友人といても、一緒にいる時間を楽しみたい(雰囲気を悪くしたくない)と気にして、いつからか嫌なことをされてもその相手へのマイナス感情を封印し、気持ちを伝えるということをしなくなっていたなぁと。






他人の頭の中や心で感じていることなんて誰にもわかるはずないのに、


こういう状況になれば
相手も自分と同じように考えて
同じ気持ちになるだろうから
わかるはず




と思い込み、伝えなくてもわかってくれるだろうと期待して、言わないという選択をしてしまいがち。




そうやってお互いが自分の気持ちは伝えずにわかってもらいたいと願い、相手の気持ち&何を考えているかは聞きもしないで「多分こうだと思う」と勝手に判断したり、どういうつもりなのかな?と悩んでいるのです(;^_^A




 





ある日、コスモス畑を見ながら亡くなった母のことを思い出しました。



肺の持病があり高齢になってから出歩くことが難しくなっていた母に、「コスモスを見に連れて行って」とよく言われていたんですね。




だけどあの頃の私は仕事のストレスなんかもあってあまり母に優しくできず。




自分の気持ちを大切にし日々いろんなことに感謝をして生きていないと、人に優しくできるほどの余裕が生まれない。




今の私なら文句も言わず母の希望を叶えてあげられたのになぁ、もっとあちこち連れて行ってあげれば良かった・・・なんて久しぶりにしんみりしてしまいました。

 





人の嫌がることや必要以上に迷惑をかけて振り回すのは良くない。



だけど、それと相手がどう思っているかばかり考えるというのは全く別物で。





まずは自分の気持ちを大切にした上で他者と関わるようにしないと、対等な関係は築けないんですよね。





言いにくいことを無理をしてまで言う必要はないけど、無理なことを平気だと受け入れ、大丈夫じゃないのに大丈夫と伝え、嫌なことをされているのに笑顔を見せるというような、自分の気持ちをないがしろにすることだけはやめた方がいい。





伝えない限り気持ちはわかってもらえないのに伝えることが難しいのなら、せめて自分の気持ちは自分で大切にして守ろうとしなければ、誰からも大切にしてもらえないという思いを抱えて生きて行くことになります。





それに誰かの思いを汲んで嫌われない振る舞いをして相手を満たすことができても、自分の気持ちが置いてけぼりで大切にされていないと感じる状態では、私たちは幸せだと思えないし満足できないようになっています。




逆も然り。


相手が何でも合わせてくれて自分の言うことを聞く存在になってしまうと興味が半減して物足りないと感じたり、何をしても平気な相手だと勘違いをするなど、どちらにしても大切にしようと思わなくなります。





だからそれぞれが自分の気持ちを大切にした上で相手のことも大切にするという方法以外では、人間関係は上手く行かないようになっているのだと思います。




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