少し前にとても興味深い本を読んだので紹介しようと思います。
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B07777MYZX/ref
ブロガーでもありゲーム制作などもされる中村あやえもんさんの『内向型の生き方戦略』という電子書籍です。
あやえもんさんの内向的・外交的の区別の仕方がまず面白くて、
刺激に対する感度
これで分けているのですね。
自信がなくてネガティブだから内向的とか、社交的で友人が多いので外向的とか。
そういう分け方ではないのです。
刺激への感度で分けるとはどういうことかと言うと、
もっと強く!とより刺激を求める
=刺激に鈍感、社会維持型
弱いのでできるだけ避けようとする
=刺激に敏感、境地開拓型
このどちらのタイプか?ということ。
ジェットコースターやバンジージャンプとか絶対ムリ、飛行機ですら刺激が強過ぎて乗りたくないと思う私は内向型ということになります。
刺激に鈍いためスリルを求めたり何かにかこつけて派手に騒ぐのが好きで、我慢強くて協調性があり集団&組織に染まって社会を維持しようとするものの変化を苦手とし満たされない感を持ちやすい。
そのため個性が強く変わった考えを排除しよう&他人を変えようとする傾向のある人たちを『外向型』
そして、みんなと同じように振舞おうとしても難しく集団に馴染めず、生き辛さを抱えて単独行動を好んだり新しいことに挑戦するなど変化に強く他人ではなく自分を変えようとしたり、自由に生きることで些細なことにも幸せを感じやすい人たちを『内向型』と分けています。
ちなにみ外向型8割、内向型2割ぐらいのため、内向型は完全な少数派なのだとか(;´∀`)
この本を読むまで、変わっている&少数派というのは自他共に認めていたけど、人見知りで考え込む性質とは言え私は明るくてポジティブなので、内向的要素もあるけど外交的な方だと思っていました(;^_^A
だけど内向型の特徴として書かれてあることのほとんどが当てはまり、え?これって私のことを書いてるの?!と思ったほどで、そっか~実はめちゃくちゃ内向的だったのかと改めて気づいたのです。
日本だと本当にどこに行っても
多数派が正しい
少数派は間違っている(=おかしい)
という見方をされます。
世の中の『普通』や組織・集団に合わせて行動できる外向的な人が良くて、単独行動を好み外向型の人ほどの我慢ができない内向的はダメなやつというレッテルを貼られやすい。
この本は、どちらが良いとか悪いとかではなく(でも完全な外向型の人が読むと不快に思うかも💧)、守って維持することを目的に生きている人(外向型)と、何かあった時に対処しようとする&さらなる発展のために生きている人(内向型)は、持って生まれた性質が異なり、果たす役割も違うと言っています。
どちらも必要だから、人類が進化して来た長~い歴史の中で少数派の内向型の人たちは淘汰されずに生き残って来たのだと。
何も決まらない無駄な会議が嫌い、井戸端会議やひたすら雑談ばかりするのは苦手。
何の解決もしようとしないで同じ愚痴を言い続けている上司や同僚を見て、どうして何とかしようと行動を起こさないのだろう?と、改善するために何かと行動を起こして来た私はいつも不思議に思っていました。
そして普通や組織に染まれず好きなように自由に生きたいと願う私は、夫や友人・同僚たちからおかしな行動をする『異質』な存在と思われ、
変わっている
真面目過ぎる
適当に割り切ればいいのに
我慢が足りない
甘えている
と転職が多いなど仕事に対する考え方にダメ出しをされたり、仕事以外でも変わっていると見られることばかりで💦
だけど、この本を読むと、内向型の中でもHSPタイプの私が(あやえもんさんのブログでは内向型をさらに3つに分けています)組織では浮いて排除されそうになるのは当たり前で、私がおかしいと言うより性質の違いだったのだと改めて思えて、長年のモヤモヤがかなり晴れてスッキリしました。
8割が外向型なんだったら、私の周りに同じタイプがほとんどいなかったのも納得できます(*^-^*)
働き方&どのように生きれば良いか?みたいな話がほとんどなので、好きな人に嫌われたくなくて言いたいことが言えない自信のない人や、会社への不満はありつつも転職する気はないし我慢した方がいい・・・と考えている人が読むとピンと来ないかもしれません。
私にように組織に染まることができず、何度も転職をして同じことばかり繰り返すのはもうイヤだ!と感じている人には勇気がもらえて自信が持てるようになる1冊だと思います。
1つの会社で長く働き続けることができ、みんなと同じように我慢するのは当たり前と言う夫や友人たちと考え方&感覚が合わないのは当然だったんですね。
少数派ですけど、何か?
という感じで、私はもう多くの人にわかってもらおうとはせず、これまで通り好きなことを自由にやって自分を楽しませていればいいや!とこの本を読んでさらに強く思いました。
(´∀`*)ウフフ