ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の第2話の中で、3番目の元夫・慎森(岡田将生さん)が元妻のとわ子(松たか子さん)に向かって、


自分はまださよならが言えていない

だから早く次の好きな人を見つけて、(4回目の)結婚をして欲しい

そうしてくれないと僕はいつまでも過去(思い出)にできない



というようなことを伝えるシーンがありました。

2番目の元夫も3番目の元夫の慎森も、とわ子には未練タラタラで(苦笑)その態度を隠そうともしません。




慎森のセリフを聞きながら、



その気持ち、わかるわ~~~


と思ったのは、学生時代の彼を何年も引きずった経験があるから。


(☟ここでも少し触れています)
この人は本当に運命の相手? 赤い糸はあるの?




本当は私、大学卒業と同時に結婚していたはずだったのです。
2~3年付き合っていた、初めてできた彼に「卒業したら結婚しよう」と言われていました。



母の結婚が(その当時では)とても遅く、私は母が年を取ってからの子供だったので、「お前んちはおばあちゃんが参観日に来てるの?」とか言われ、それがすごく嫌で(私は絶対に早く結婚をして若い内に子供を産む!)と思っていたのに、


その願いが叶いそうになった時、



考えると行動できなくなるのに、いろいろと考えてしまったのです💦




大学まで行かせてもらったのに卒業と同時に結婚するなんて親に言える?

言えないよねぇ~~  ⇦もう一人の自分の声。 以下同じく


就職が決まらなかったから結婚に逃げようとしているの?
みっともないよねぇ~~


たった一人の男性としか付き合わないまま結婚して大丈夫?
もっと他の男性も見てみたいよねぇ~~





そして、本当にその人が好きだったのにバカな私は断ってしまいました




そりゃあ落ち込むし、引きずりますよね。

したかった結婚をし損ねた上、彼も友人たちもみんな社会人になって引越して飛び立って行ったのに、私だけ就職先も見つけられないまま一人暮らしの部屋でポツンと佇む。



まさに『そして誰もいなくなった』気分を味わいました。



だからなんとそれから7年ぐらい引きずることに・・・💧



前の恋を忘れるためには新しい恋だ!と思って、他の人とお付き合いもしましたが、(違う、この人じゃない。 彼とは比べ物にならない)と続かず。



もう彼以上に好きになれる人なんて現れない

多分私は一生独身だな



当時は本当にそう思いました。



新しい彼女を作ろうとしない、結婚もしようとしない元彼に「あなたがさっさと他の女性に行かないから私はいつまで経っても諦められないのよ!!」と逆ギレしたこともありましたねぇ~(苦笑)


 




人は、考えるな!と言われると考えてしまう生き物です。

つまり、早く忘れようと思うからいつまでも『忘れられない』となるのです。




振られたにせよ、振ったにせよ、何らかの理由があったから二人は別れたのです。


でもその事実がどうしても受け止められない、認めたくないのなら、とことん引きずるのもアリ!!



私は「元彼を忘れる」ことを諦めました。

こうなったらどこまでも引きずってやる!と、半ば意地になりました。



頑張って忘れようと無理をして他の人を好きになろうとしてもなれないのなら、一生独身で元彼だけを想いながら生きる人生でもいいじゃないかと、開き直ったのです。




彼や夫はいなくても男友達がいればいいんじゃない?
と、そういう方向で生きて行くことを決め、やがて男友達の中の一人を突然意識し始めてどんどん好きになり、ようやく元彼以外に誰かを好きになることができました。


その人には振られてしまいましたが元彼をやっと過去にできたので、その後は2回結婚して、あの頃すごく好きだった人のことはほぼ思い出すことすら無くなりました。




今も元彼を想っている人、新しい彼ができたり別の人と結婚もしたのに元彼が忘れられず、『今でも1番好きなのはあの人』と言う人は、きっと別れた理由が理解できてなくて、納得もしてなくて、未練にとことん付き合わなかったからじゃないでしょうか。



思い出は確実に美化されます。


彼が1番良かったと思っている人は、彼の良い部分しか覚えていないからです。


逆に振られたことで可愛さ余って憎さ100倍になり、今もずっとその彼を恨んでいるという人は、良い思い出を忘れてしまい自分にされた酷いこと(捨てられた、浮気された等)だけを覚えているから。




大事なことなのでまた書きますが、


どんなに好きでも別れた人は運命の相手ではない

別れたのはそれなりの理由がちゃんとある

私の何が悪かったの?ではなく、合わなかっただけ



そういう相手とはやり直しをしてもまた別れることが圧倒的に多い。




私の長ったらしい未練は、元彼に対する未練だったのか、それとも結婚のチャンスを逃した後悔なのか、新しい恋ができないことの言い訳にしていたのか、本当はどうだったのか今ではよくわかりません。


ただわかっているのは、もしも人生やり直しができるとしても、あの頃に戻ってその彼とやり直したいとは今は1ミリも思っていないということ。


気が済むまで引きずったので、私の未練はこの世を彷徨い続けることなく成仏してくれました。



そう。

気が済むまで、心から納得できるまで思い続け、時間がかかっても『現実』を受け入れることができ、上手く行かなかった原因に気づけたら、元彼は思い出となり完全に過去になります。



だから安心して、好きなだけ思い続けてください。





ちなみに、今の私があの頃の私に何か声をかけるとしたら、



「いい加減にしろ! 私の20代を返せ!!😡」

です。


恋愛全般の悩み、じっくりとお聞きして励まします 元彼が忘れられない、好きな人ができない苦しみに寄り添います