『働きアリの法則』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
集団を
よく働く
普通
働かない
というグループに分けると、よく働く2割:普通6割:働かない2割になるという法則のことで、これはアリの世界だけでじゃなく私たちの職場でも同じことが言えるのだそう。
面白いことに、よく働く人だけを集めたとしても段々と法則のように働かない人が出て来る仕組みになっているようです。
よく働く人は多くの業務や重要な仕事を担い、普通の人はサポート的な仕事をしたり会社を維持するという役割があります。
ちなみに働かない人も組織に必要な理由があるらしく。
よく働く人が辞めていなくなった、疲れて働けなくなった時のための交代要員的な存在なのだとか。
働かない=仕事ができない(能力がない)ではないんですね。
でもまぁ実際は要領が良く他人に仕事を振って働いているフリができる人(他人の手柄を自分の手柄のように振舞える人)だけが、『働かないグループ』に平然といられるのだと思いますが(;´∀`)
愚痴を言いながらも1つの職場で長~く続くのは『普通グループ』の人でしょう。
みなさんの職場はいかがでしょうか?
もしあなたがどこの職場に行ってもよく働くグループの人だったら。
そして頑張っても評価されにくい仕事(業種)だったなら。
働かない2割と同じ給料(時給)であることがバカバカしくなって退職したり転職した・・・という経験もあるのではないでしょうか?
何度も転職をした私ですが、まぁ田舎の小さな会社ばかりだったので『働きアリの法則』がよくわかる職場も経験しました。
どうしてこんなにやる気がない人が多いんだろう?、なんで会社が回っているんだろう?と思うこともありましたね(;^_^A
個人の持つ責任感や能力の違いはもちろんありますが、1番の原因は
トップ(上司や経営者)がいい加減
これだと思います。
全てパーフェクトにというのは無理だとしても、「やるべきことはきちんとやる」という見本をトップが行動で示さないと、その下で働く人たちは適当な仕事をするようになります。
いい加減でも問題ないし多少怒られても会社に来るだけで給料がもらえると考えるだろうし、何よりも上がいい加減なんだからこっちのことは言えないだろう、という思いが知らず知らずのうちに根付きます。
緊張感のない職場ってありますよね。
客が店内に入って来ても「いらっしゃいませ」とも言わず店員は他の店員とのお喋りに夢中とか。
調理もアルバイト任せ、料理が冷めていようが美味しくなかろうが、ただ注文されたものを提供している飲食店とか。
偉そうにしているだけのいい加減な上司なので、部下が信頼できず(バカにして)言うことを聞かない職場とか。
良くも悪くも、部署や小さな職場は社風やリーダーの色に働く人も染まって行きます。
染まれない人は染まろうとせず淡々と自分の業務をこなすか、染まれないことが苦になると去って行くでしょう。
リーダーとなる人が厳しく注意&指導しても、リーダー自身がミスも多く無責任な行動を取っていたら、怒られた側はその場では「わかりました、今後気をつけます」と言うだけ。
私はそういう職場で上司から愚痴を聞かされることも多かったのですが、同僚からも上司の愚痴を聞くことがあるのでどちらの言い分もわかる。
でも私から見ればどっちもどっちでしたね(;^_^A
両者とも相手を批判するばかりで客観的に自分を見れていない、つまり
自分の仕事ぶりを振り返って反省することがない。
だから愚痴るだけで何も変わらない。
人を育てることができる組織かどうかはすごく大事なのですね。
それができるといい加減な人が上司になることはなく、『働きアリの法則』があったとしても全体的にレベルの高い仕事ぶりになるでしょう。
部下が言うことを聞かない、何度注意しても同じミスを繰り返す、するように言ったことをしない等、どこの職場でもありますが、
*その上司だからみんなも同じようにいい加減になる
*できる人が何でもしてしまうので働かない人が出て来る
*人を育てられないからできない人ができないまま
(できる人にばかり負担がかかる)
*ぬるま湯状態でも会社が問題なく存続しているetc.
こんな感じで、どのグループに属していてもやる気は失われるし、仕事をする人・しない人に分かれる職場というのは作られているのだと思います。