陰謀論は昔からありますが、ここ数年はコロナが世界中を大混乱に陥れていた時期、そして有名人が立て続けに自死したというニュースが流れた時に話題となりました。



最近も歌手の方々が続けて亡くなられたので、またザワザワする人たちが出て来るのではないでしょうか。





ある友人も陰謀論を信じて絶対にワクチンは打たないと言ってました(^^;)



まぁワクチン打つ打たないは個人の自由ですが、政府の目論見がどうのこうの&亡くなった有名人は闇の組織に消されたというネット情報をそのまま信じて話をする友人を見つめながら、いつの間にかずいぶん遠い存在になっていたのだなぁと寂しく感じた私です。





理由なんてなくても打ちたくないから打たないでいいと思うのに、友人にはワクチンを打たない『正当な理由』が必要だったのかもしれません。




そう言えば友人は昔から身近にいる人を頼ることはせず『不思議な力を持った人』とか『目に見えないもの』を信じるタイプではあって、占い師・霊媒師・前世を視れる人などの元を定期的に訪れていました。




それって身近にいる人を信頼していない、あるいは自分を知っている人には本心が打ち明けられないとか心を開いて弱みを見せたくないとか、そういうことなのかもしれません。






陰謀論に限らず、簡単にお金が儲かるという話をあっさりと信じて騙されてしまう人や、宗教などにハマって大金をつぎ込む人、ネットワークビジネスに夢中になり過ぎて家族や友人と疎遠になってしまう人などは



疑う



ということをしない人。




真面目な常識人だと自負しているので自分のことも疑わないし、自分が信じたこと=正しいという認識なのだと思います。





*親や先生の言うことをよく聞く
 素直で真面目な優等生

*普段から自分の考えを誰かに話す
 機会がない


*思い込みが激しい

*成功者・有名人・肩書がある人の
 考えを正しいと思いやすい



こういう人ほど自分にとって都合がいいもの、信じたいことを信じる傾向にあるのかも?




多分、それが事実かどうかは関係ない。
疑うことをしないので正しいかどうかも調べたりしない。



真面目さゆえに理解できない出来事・受け入れたくない厳しい現実が起きた時に、納得の行く答えをくれるのが宗教だったり陰謀論なのだと思います。






例えば身近な人を信頼できていて心を開いた会話を普段からしている人なら、「あっという間にワクチンができて何か変だよね?」「どう思う?」「あーそういう考えもあるか」というやり取りだけで済む。



私も夫や友人と「なんかおかしいよね」という話はしたけど、本当のことなんて知りようがないし事実かどうか追求したところで・・・と思うので話題にして終わり、です。





身近な人とそういう会話をしない心を閉ざしがちな人の場合、疑問に感じたことを単独で(中途半端に)解明しようとしてネットでリサーチし、辿り着いたのが陰謀論だったのでしょう。




本当に信憑性があるかどうか、その内容をUPした人がどういう人なのか深く掘り下げないまま「そういうことだったのか!」と新鮮かつインパクトのある説だから納得をしたのでは?






話は少し逸れますが、最近よくマイナポイント第2弾という詐欺メールが届くんですよね。



他にもAmazonやら銀行を装ったフィッシング詐欺が後を絶たないわけですが、私はこういうメールが来たらまず疑うことから始めます。




もっともらしい件名のメールは見るのですが、文章をよく読むと日本語が変だったりメルアドに違和感を持つので、記載のURLには絶対にアクセスせずに本当に銀行から来たメールと比較するとか、ネットでこういう詐欺メールが頻発していないかを確認します。




マイナポイントの申請なんて9月で終わっているので、10月に入ってから来るメールは全部ウソ。





正しい情報を持つ

まずは疑ってしっかり調べる





この2つである程度は偽情報と本物の区別はできるので、慌ててアクセスして個人情報を入力してしまったなんてことは起きません。





いい話を持ち掛けて来る相手を警戒し、ネットに流れて来る情報も100%その通りとは思わず、ちょっとでも「?」と感じたことに関しては疑ってみることが必要だと思います。










いろんな陰謀論があるので、中には正しい説もあるのかもしれません。



だけどネットに溢れている情報はどこの誰が流しているのかわからないこともありますよね。
それに真実かどうか確認の仕様がない。





なぜ誰かもわからない人間が流している説や情報を信じられるのか

その人間はどうやってどこからそんな情報を手に入れたのか




いわゆる出所不明情報に対して疑うという選択肢を持たないことが私には1番ビックリで不思議ですね(;´∀`)






好きだった有名人が謎の死を遂げて暗殺されたかもしれないと信じていて、徹底的に真実を追求したくて情報収集しているのならまだわかる。




だけど闇の組織の暗殺説を信じている人の多くはきっと亡くなった有名人のファンですらなく、コロナは人口を減らすための政府のワナだとか信じていても何らかの抗議や行動を起こすでもなく、ワクチンを打つ気がないだけだったりするわけで(;^_^A






私の友人はマイケルジャクソンは実は生きているとも言ってましたけど、マイケルの歌に興味ないよね? 生きていたとしても何も変わらないはずなのにそういう説を信じて何がしたいの?と思ってしまいました💦






私の夫はUMAとかUFO&宇宙人関係の番組が大好きでよく見てるのですが、信じているのかというと信じてないんですね。



いるかもしれないというのが面白いのだそう。
だから映像を見て私がおかしいとツッコミを入れると「そこは追求したらダメ」と、デタラメな情報だとわかっていて楽しんでいます。





なので「こんな陰謀論があったよ!」とネタにして喋るだけなら全然アリですが、あらゆる角度からその情報を検証したわけでもないのに本気で信じて疑わないでいることが怖いなぁと思います。






私の友人は趣味(?)の範囲で個人的にハマっているから問題ないけど、中には家族が陰謀論や宗教にハマって勝手にお金をつぎ込んで家庭が崩壊したとか、本人も含むみんなが不幸になったというケースもありますので。






何を信じようが個人の自由ですが、信じ込む前に陰謀論やネットの情報、簡単にお金儲けができるというおいしい話、一緒にビジネスを始めてみんなで幸せになりましょう的なお誘いは疑うことも同時にしないと。






陰謀論を信じている友人とはまた別の友人は、過去に怪しげなネットワークビジネスにのめり込み、「これを飲めば病気が消えるかも」と当時手術を控えていた私にサプリメントを送って来てはビジネスの話をして来たりしていたのですが。




しばらく距離を置いて久しぶりに会うとそのビジネスはやめていて。
あれだけ「世の中のためになる!」と熱弁していたのに、珍しく怒った口調で「騙されていた」とそれだけ言って詳しくは語らずでした。





夢中になっていた時には良く見えて、目が覚めたとたんに悪く言い出すのなら信じてはいけないこと(人)を信じていたのだと思います。





結局傷つくのは、何かを失うのは、信じてはいけないものを信じてしまった側。




信じるって簡単だけど、信じられるもの(人)を見つけるのはとても難しい。




だからこそ時間をかけて慎重に様子を見る、信じる価値のあることなのか見極めようとする姿勢が大事なんじゃないのかな。



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