少し前に「ホンマでっか!?TV」の中で、脳科学者の中野信子先生が言っていた言葉ですが、例えば忙しい奥さんに気遣って「(夕食のメニューは)何でもいいよ」と言うのは良くないらしく、相手任せにして妻の脳に負担をかけるのだそう。



こういう言い方をする人は多いですが、本人は気遣いのつもりだったり遠慮だったり、本当に何でもいいからそう言っているだけでも、言われた側が毎回決めないといけないので確かに大変です。



「ハンバーグが食べたい」と言ってくれる方が助かるのですが、番組の中で夫側の言い分として「リクエストしても作ってもらえないことがある」だから言うだけ無駄だと思って言わなくなったという意見も出ました(それもよくわかる)



だけど中野先生いわく、それはそれで仕方がない、それでも「何でもいい」は良くないという話でした。




私は受け身ではないので、若い頃から「○○に行かない?」と行く場所や店を決めて誘うことが多かったのですが、映画を観ることだけ決めてその後のことを考えていなかった場合はいつも「お昼どうする?  何か食べたいものある?」と聞くのですが、友人たちの多くは「何でもいい」「何にする?」と決めようとしないので、私が決めることが多かったです。


たまには相手に合わせようと自己主張をしないでおくと、何軒もの店の前を行ったり来たりでなかなか決まらず(あちゃ~こんなことなら「ここどう?」と言えば良かった・・・)となったりもして。




誰とでもそれが普通だったので何とも思わなかったのですが、年齢を重ねるにつれて「何でもいい」という友人たちとは疎遠になり、自分の希望や考えを言って誘ってくれる友人といる方が多くなりました。



昔の私ってまるで彼氏のような言動を取っていたよなぁ、お互いに誘い合える関係に慣れるとこの方がラクで負担がないよなぁ~と、まさに中野先生が言っていた通りのことを感じたものです。




まぁ誘えば何でも付き合ってくれる友人もありがたかったので、話さえ合えば今も付き合いのある受け身な友人もいますが、嫌いになったとか友人じゃなくなったわけではなくても、誘うのをやめると必然的に会う機会は減り年賀状だけの付き合いになった人もいます。







「何でもいい」と口にしながらも、相手が選んだ店やすると決めたことに不満や文句を言わない人はあまりいない。
口には出さなくても心の中で何か思っていたりします。



食事に関しては好き嫌いがなく、満腹になればこだわりがないという人もいるでしょう。


それでも2人ですることなのだから何か提案をするとか一緒に考えることはした方がいいように思います。



中野先生が言っていたように、常に相手の脳に負担をかけ責任を持たせているので、何でもいいとか、どうするの?と相手に判断をさせようとする人は少しずるいのですよね。




私の夫は面倒くさがりで少しそういうずるいところがあるのですが、「たまにはそっちが店を考えてよ」なんて言うと「サイゼリヤかびっくりドンキーか丸亀うどん」しか言わないので(苦笑)、だったら美味しくなかった時に文句を言われても自分の行きたい店に付き合ってもらう方がいいと外食する店は私が決めています。




こんな風に決める側の負担とならず、気心が知れて何でも言い合える同士ならアリかもしれませんが、番組の中で女性タレントたちは「何でもいいと言われるのだけは本当に困る!!」と、TVなのでどこまで本気かわからないけどそう言っていたので、やっぱり夫婦であっても毎回のように丸投げは良くないのでしょう。




行きたい場所や食べたいものでさえ提案できなければ、結婚後にいろいろと判断しないといけないこと、決めないといけないことができた時に困るかもしれません。



相手が何でも決めてしまう人なら違う考えでいたとしても従うだけになってしまうし、婚活中に「何でもいいです。 お任せします」という態度でいると考えがない人と思われ敬遠されることもあります。


昔はそういうことを言うのは女性が多かったのですが、最近は男女関係なくそう言いますね。



もしも気遣いのつもりでそう言っていたのなら、むしろその言葉が相手の負担になっているのだと気づき、相手に任せたり合わせたりするより、それぞれが意見を持って提案し合える持ちつ持たれつの関係の方が上手く行くし長続きするということに意識を向けてみてはいかがでしょうか。



(☟こちらも合わせてお読みください)
自信を持つために、まずは自分の意見を持ち自分が満足できることを始めよう(前編)

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