フィギュアスケートの全日本選手権、ご覧になられましたか?


4回転半を跳ばなくてもきっと優勝できたはずなのに、27才になった今あえて4回転半に挑戦をした羽生結弦選手はやっぱり諦めない精神&素晴らしい向上心を持った人で、そのような人と同じ時代に生まれ、TVであってもLIVEでその演技が見れたことは本当に幸せだと思いました。




常に前を見て

努力のその先にあるモノを信じ

自己実現のために果敢に挑戦し続ける



それが羽生結弦という人なのですね。






さて昨日一昨日からの続き的になりますが、不満や悩みを持ちながら解消しようとしないでずっと同じ愚痴を言い続けてしまう人や、変わりたいけど変われない人は目的意識がなく

『その先にあるモノ』を見つけられないまま、今の感情だけ動いているからだと思います。



同じ愚痴を言う人の場合、

言いたいから言うそれだけになっているので現状に留まってしまう。






友人から夫がずっと同じ愚痴を言い続けると聞いたり、どんなにアドバイスをしても同じ愚痴を言い続ける彼に我慢できなくなったという悩み相談を見かけたりして、そう言えば知り合いにもそういう人がいたな・・・と思ってブログを書いています。





ある会社にいた時の同僚の話ですが、会議等では意見を求められても一切何も言わないし、不満を持ち続けている相手がいても表面上はいつもにこやかな表情を見せ、何の不満も持っていませんという態度を取り続けていました。


まぁ普通はそうですよね。





私の前にペアを組んで仕事をしていた人が年上の男性だったため、長年自分を抑えて愚痴も言わずに我慢をして来たようですが、話がしやすい同年代の私がその男性の代わりにペアとなったので、何でも気軽に話をしてくれるようになり、この会社の人間がいかにダメな人ばかりか(苦笑)、知らなかったことをいっぱい教えてくれました。





でもね、本当にただ同じ内容の話をするだけだったんですよね~💦




私は(自分以外のことでも)ミスが起きたら改善を!と思う方で、あり得ないミスを連発する部署に改善を求めたり自分でも何かできることはないかな?と考えて動いていたので、同じようにこのままではいけないと思っているのに何もしようとせず、そんなに不満を溜めているのに退職しない同僚が不思議で、ある日聞いてみることにしました。





「そこまで思っているのになぜ辞めようとは思わなかったの?」とか「どうやって今までストレス発散して来たの?」と。




すると、



別にこの会社がどうなろうとどうでもいい

給料をもらうためにただ仕事をしてるだけ

問題だらけの会社だからこそ気楽に働ける




だから辞めたいと思ったことは1回もない、との返事でした(;^_^A






やがてその会社に見切りをつけて私が先に辞めると、その後一斉に半分以上の人が会社を去ったらしく、かなり長くそこで働いていたその同僚すら退職をしたと本人から連絡があって知りました。



問題点がわかっていたのに愚痴を言うだけで何の改善もしようとしなかった同僚や上司などは、会社の体制を再構築しようとした新しい経営陣について行けず、居場所がなくなり退職に追いやられたようです・・・。





「どうしてるかな?と思って」と会いたいと連絡して来たのではなく、どうして自分まで辞めるはめになったのかなど、またしても愚痴を聞いて欲しくて連絡をした来たのが丸わかりだったので、電話で喋りたいと言われたけど断りました。



辞めた後の数年は1回も連絡し合わず会ってもいなかったし、友人でもない人の愚痴を聞かされる理由が私にはないので。






昨日、愚痴を言うのなら目的を持って言いましょうと書きました。




愚痴りたいから愚痴るのではなく、


愚痴った後はどうなりたいのか?


これがわかっていないと、一時はスッキリしてもまた同じことを言い出すでしょう。






何のためにどこに行くという目的なしに車を走らせても疲れるだけですが、気分転換のために好きな音楽を聴きながらドライブに行き、気になった場所に立ち寄るとイメージしていれば、目的地を持たずに出発しても意味はあります。



この違いをわかっているのとわからないままとでは大きな差が出て来るのですね。




その先をイメージできるからこそ、羽生選手のように努力を無駄にしない挑戦ができるのだと思います。





変わりたいと思って悩んでも、


自分はどうありたいのか? 

どうなれば満たされるのだろう?


を考えないから変われないままなのではないでしょうか。





会社にいた頃に同僚や上司の同じ愚痴を聞き続けたのは、それも仕事のうちだと思っていたからです。
そうでなければ目的もなく愚痴る人の相手をするのはしんどいだけ(;´∀`)



結婚相談所時代の会員がみんな似たようなことで悩み、同じような相談をして来ても向き合って励ましていたのは、彼らに『結婚がしたい』という目的がしっかりとあったから。


だから私も心から応援できたのですね。





愚痴を言う、たったその程度のことでも『何のために言うのか』という目的意識を持つことは大切なんじゃないかな?と、元同僚を思い出しそんなことを考えました。