またしてもドラマ「あなたがしてくれなくても」を例にして、一時の感情や気持ちだけで離婚をしない方がいいという話を綴って行こうと思います。
夫も私も離婚経験者なので、第10話の2組の離婚シーンを見て2人して「こんな気持ち(情)が残った状態では離婚なんてできないよね?」という話になりました。
夫は「一緒にいるのが心底嫌になったから離婚を切り出した」と言っていて。
私も「前夫が病気になろうが死のうがどうでもいい」とまでなったので離婚を決めたんですよね。
だからこの2組のように相手のことを心配するような気持ちがまだある状態で離婚をしたら後悔が残るような気がしました。
離婚理由は人それぞれですが、恋愛と違って結婚は責任が伴う一種の契約とも言えるので、
他に好きな人ができた
激しい喧嘩をした
という一時の感情で冷却期間を取らずに離婚を言い出すと、しばらくしてから後悔することもあるし、
思っていたような人じゃなかった
異性として見れなくなった
関心が持てなくなった
こんな感じで熱が冷めたせいで簡単に離婚を言い出すと、これからも同じことを繰り返すように思います。
離婚に対するハードルが低い=無責任(ワガママ)と思われることもあるでしょう。
誰にどう思われようと気にする必要はないと言っても、気持ちのままに無責任な行動を重ねていたら、例えば再婚相手&今後仲良くなるのは似たような無責任な人ばかりになったり、利用目的のある人だけが寄って来るようになるんじゃないかと・・・。
略奪婚したら今度は自分が略奪された、という話もよく聞きますよね。
新名はみちの存在がなければ楓に離婚を言い出さなかったように思うし、楓との結婚生活のことはみち抜きに考えて話し合いを重ねて離婚をした方が良かったように思いました。
さわやかで誠実そうな岩ちゃんが演じているため純愛のように描かれていましたが、浮ついた気持ちではなく「本気だったら結婚後も他の女性に夢中になるのはアリ」を認めてしまうと、3組に1組の離婚率どころではなくなるでしょう💧
みちは1番ナゾな人間なんですが、陽一に対して「陽ちゃんは私が好きなんじゃなくて自分が好きなんだよ」と言い放ち、離婚したくなかった陽一と意外とアッサリ離婚を成立させてましたが、みちも陽一が好きなんじゃなくて自分のことしか考えてないよね?と、TVに向かってツッコミを入れた私です(-_-;)
まぁ多分新名のことも選ばないんだろうなと思いながら見ていたら案の定、新名の告白を断っていました。
自分の願いを叶えてくれない陽一から離れるために、あるいはレスが辛くておかしくなりそうだった自分を守るために新名を利用したのか?と思えてしまう。
みちは自分好みの男性と結婚できたので最初のうちは幸せだったと思うけど、結婚観の合う人を選んでいなかったので好きだけで恋愛結婚したらこういうことになる、という例なのかもしれません。
私は20代の頃、離婚をわりと簡単に考えていて別れてもいいからとにかく結婚したいと思っていたんですよね(;´∀`)
だけど責任感が強い方だったのと、実際に結婚すると簡単に離婚を考えることはできなくて、前夫への気持ちが冷めてから離婚を実行に移すまでにかなりの年数をかけました。
時間を無駄にした、もっと早く離婚すれば良かったという気持ちもあるのですが、簡単に離婚をしていたらきっと私は同じことを繰り返していたんじゃないかと思います。
最初の一歩を踏み出すのには勇気がいるけど、1回経験してしまうと次はもっと簡単に考えるようになることがあります。
整形とか転職なんかもそうですね。
初めてそれをする時はすごく考えて決断までに時間がかかることでも、1回してしまうと(なんだこんなもんか)という感覚が身につくので2回目以降のハードルは低くなります。
つまり離婚理由はどうであれ、話し合い&冷却期間を持たず気持ちのまま離婚してしまうと、離婚したことに後悔はしなくても堪え性がなくなりハードルも下がり、人によっては結婚と浮気と離婚を繰り返すことになって、1回目の離婚を簡単にしてしまったことにより人生が狂ってしまった・・・という後悔をいつかするかもしれません。
結婚生活では我慢をすることが大事と言っているのではなく、本当に無理な相手からは離れていいしする必要のない我慢はしなくていいのですが、だからと言って離婚を簡単には考えない方がいいとは思います。
誰だって本当は離婚なんてしたくないはず。
なのでやっぱり離婚を避けようと思ったら合う人を選ぶことがすごく大事で、お互いに完璧を求めないこと、そして思い通りに相手を変えようとしないこと、自分も相手に何でも合わせようとしないことを頭に入れて、時間をかけて関係を築いて行こうという意識が必要だと、ドラマを見て思いました。
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