けっこう前の話ですが、友人と話をしていたら
家庭を気にせず子供と離れることになっても、海外とか行ってひたすら仕事に打ち込みたい
と友人が言い出しまして(;´∀`)
とにかく働くことが好きで仕事をしている時に1番(あー私は生きている)という充実感を得られるのだとか。
だけどそういう生き方は許されないと思い込んで来たのでしょうか。
実現する気は全くないようだし、20代で結婚をして成人した子供もいて公務員として長~く働いているので、そのような野望(?)を持っていることにビックリしました💦
自分の気持ちに忠実に生きて来た私はその友人に対して(なぜ?)と思うことばかりでしたが、
我慢をすることは当たり前
普通に無難に生きることが常識
という価値観を大切にしているからこそ、そのような人生を選択しているのだと理解していたのですね。
だから面白そうな仕事に就いたのにすぐに辞めて公務員になり、本当はすごく好きな彼がいたのに親が許してくれないだろうと決めつけて突然予想外の男性と交際を始めてそのまま結婚をしてしまった時も、幸せになれると考えた上でそういう生き方を選んでいると受け止めていました。
ところが。
すぐに子供にも恵まれて、なんだかんだと欲しいものを次々手に入れて思い通りの人生を歩んでいると思っていたのに、選んで来た人生を後悔するでもなく認めることもしないで、本心はいつも別にあると知って。
やりたいことよりこうした方がいい、という方をいつも選んで来たことで満たされない思いを抱え続けている姿を見て、何ともやりきれない複雑な気分になりました。
自分の本心と向き合わず本当にしたいこともしようとはせず、ただ世間から外れない生き方を選んでいる、という人も多いのではないでしょうか。
そう言えば友人は独身の頃に一緒に買い物に出かけて欲しいものを見つけても、
来年まで我慢して、それでもやっぱり欲しいと思ったら買おうかな?
とのんきなことを言い出し、それほど高価な物ではなくバーゲンにも関わらず、欲しいだけでは買わない=我慢するという方をいつも選んでいて。
これも一目惚れ&衝動買いをよくしていた私には考えられないことで(;^_^A、(それほど欲しいわけではないのね、だから我慢できるんだ)と気にしていなかったのですが、今ならこんな風に思います。
友人はそもそも自分の気持ちに忠実に生きることは許されないと決めつけ、内面と向き合うこともしないまま生きるしかなかったのだと。
本当は今でも好きというあの彼と、親に賛成されなくても結婚するという人生を選んでも良かったのです。
結婚をしないで子供も持たず、仕事を最優先して世界を飛び回る人生を送っても全然良かった。
早くから親元を離れて暮らしていたのだし、実際に親が勝手に結婚相手を決めてしまうとか友人の恋愛&結婚の邪魔をしていたわけではなく、良い子であろうとして親が喜びそうな相手を見つけて好きだった人を手放したのは友人自身の判断。
公務員になったのも親に強制されたからじゃない。
自分で良いと考えて選択して来たことなのに、
納得&満足ができず自分の生き方を肯定もしない。
そんな生き方をしていたら自分の気持ちなんてわからなくなるし、何を手に入れても満たされなくて自信も持てるはずないよなぁ・・・と思いました。
友人の生き方を否定するとか間違っていると言うつもりはなく。
ただ自分で選べる人生なのに望まない方向にばかり舵を切るしかなく、十分幸せを感じられそうな人生を送れているのに満たされなさや虚しさを抱えて生きている様子を見ていると、内面と向き合わないまま生きることの怖さを感じました。
自分と向き合うって、何も嫌な面を知るとか欠点や弱点などダメな自分を認めるというマイナスなことばかりではありません。
自分の良さ・強みに気づいて自信を持つこともできるし、恵まれていることに意識を向けられるようになると幸せも感じられるようになります。
本当の気持ちがわかるのは自分だけなのにそれを知ろうとしないで、こんな風に生きるのが正解みたいな自分以外のものに焦点を合わせて無理をしたり頑張り続けたら、どこかでズレや違和感を持ち始めることになって当たり前かな?と思います。
何をもって幸せと感じるか、
満たされると感じるかは人それぞれ。
他者からは気の毒&残念な生き方に思えても、本人が満足できていることが何よりも大事なのです。
誰かのために生きているわけではないのだから。
結婚して子供さえできれば幸せではないし、独身でひたすら推しを追いかけ続ける人生が惨めかと言うとそんなことは全くない。
自分がどういう状態にあって何をしていると幸せを感じられるのか。
それは内面と向き合って本心を知るしかないと思います。
どうありたいのか?がわからないまま婚活をして結婚ができても、納得&満足できる人生になるとは限りません。
自分の内面と向き合うことを怖がらず、自分の本当の気持ちから目を逸らすクセをつけないで欲しいと思います。
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