車を運転する方ならこういうシーンに出くわしたことはないでしょうか?
1台しか通れない細い道で50・60代以上と思われる女性ドライバーの運転する車が対向車としてやって来た。
先にその道を進んでいたこちらを無視して突っ込んで来て、すれ違えないと気づいたとたんそこでSTOP、全く動こうとしない(かわすのはこちら任せ)
夫がよくこういう状況になったり見かけたりするそうですが、向こうが少し下がれば良いだけなのに脳がフリーズして動けなくなるみたいなんです💦
これは、運転中に
先の状況を予測できていない
こうなった時はどうすればいいか
という対処法を考えられないせい
だと思います。
職場でも友人の中にもいますが、自分で調べない、考えようともしないで(考えてもわからないのかもしれないけど)
どうしたらいいですか?
こういう時は何をすればいいの?
とすぐに聞く人。
私は逆によく聞かれる方で(苦笑)、知らないことを聞かれて本人の代わりに調べることまでしてしまうぐらい(;´∀`)そのおかげで、ある程度なんでも1人でできて調べ方も慣れたもんだし、どの職場でも『教えてなくてもできる人、安心して任せられる人』と、いつの間にかそう思われるようになっていました。
私は仕事ができると言いたいのではなく、
脳は使えば使うだけ発達するし
使わないと余計に頭は回らなくなる
ということをお伝えしたいです。
私は親が放任主義だったのであーしろこーしろと言われなかった代わりに、教えてもらうということが少なく。
なのに父からは「こんなことすら言われないと気づかないのか」「言われないとこんな程度のこともできないのか」と無能さにガッカリという顔でこういうセリフをよく言われ、10代で『お前のレベルはこんな程度』と見なされそうになりました(-_-;)
父に認めて欲しい&褒めて欲しいなんて思ったことはないけど、気が利かないとか気づかないだけで『できないヤツ』と決めつけられることには腹が立って。
そういう環境に長くいたので、今思えば必死に『気が利く人』『気づける人』『気づいたらすぐにする人』を目指したんだと思います。
それがすっかり身について、どこでも(私が)やらなくてもいいことまでやる、いろんな人から頼りにされる、人に甘えたり頼ることができない、誰かの代わりに調べて動く人になってしまい、自慢話では決してなく個人的には悲劇だと思っています💧
ただ悲劇の中にも収穫はあって、それが
問題解決能力
これが副産物的に身についたので、
いろんなアイデアを思いつく
あまり困った状況にならない
(慌てず冷静に対処できる)
となりました。
だから今、アドバイザー&カウンセラーとして悩み相談を受ける仕事ができているのだろうと思います。
そういう職業を目指していなくても、日常では何かと困ったことが起きたり一人で考えないといけない時は多々ありますよね。
誰かを頼って素直に甘えられる人を羨ましいと思う反面、何でも他人任せにしようとする、自分の頭で考えないでいることのデメリットは意外と大きいので、ちょっと厳しい内容になりますが書いて行こうと思います。
まず職場では
信頼されません
本人にやる気があって実はただ様子見とか遠慮しているだけだったとしても、指示待ちな態度、言われないと動かない、何でも他人任せにしたり何度も同じことを人に聞いて誰かの手を止める姿など上司や周りは案外見ています。
忙しい職場でそのような感じだと『足手まとい』とすら思われるかも💦
職場以外でも他人任せな人は、面倒くさいとかイラッとするわ~~と思われるかもしれません。
妹キャラの甘え上手な人っていますね。
男性受けすることはあるので、モテるためのテクとして意図的にしているのなら素晴らしい。
そうではなく相手をイラつかせるタイプは気をつけた方がいいかな?と思います。
(休日は何もしないで家でゴロゴロ、妻に軽蔑の目で見られる夫をイメージしてください)
引っ張って行くタイプの恋人や友人の場合、ある程度その人に任せるのはアリ。
ただ自覚なく他人に依存するタイプは
全てにおいて相手任せにしやすい。
相手がリードするタイプじゃない時でも完全に受け身のため、相手が真面目で自分が何とかしなきゃと思ってしまう私のような人だったら、仕方なく仕切るようになってしまいます(-_-;)
会う約束をしたとして、誘うのも日時を決めるのも行く場所や店を決めるのも予約するのも全部相手。
受け身な人はただその場に行くだけ。
店を出て「この後どうする?」と聞いても「どうしよっか」としか答えない。
任せる方は何もしなくて済みますが、任される方はいつもいろんなことを考え相手を気遣いながら決断し、責任を負うということをしています。
相手任せにする側には選択肢がなく、興味が無かったりちょっとそういう気分じゃない場合でも合わせないといけないので不満はあるでしょう。
「何でもいい」と言いながら、「じゃあ中華を食べに行かない?」と言えば「中華の気分ではない」などと言う人もいて、相手を困らせる割にアイデアを出すとか思っていることを言わないのだから、合わせるしかないのは当たり前ではないでしょうか。
人間関係は対等でこそバランスよくいい関係が築けるのに、何でもすぐに聞く(頼る)、自分で考えない人は自ら下に入るんですよねその方がラクだから。
上になりたくない人(対等がいい)、仕切りたくない人(一緒に考えたい)、1人だけ判断や責任を負うことをしんどいと思う人もいますので。
父のことは今でも嫌いだけど、教えてもらったことは意外とたくさんあります。
気が利かない、気づかない、受け身&他人任せでいたら相手はどう感じるかというのを、父に怒られガッカリされ、できないヤツ認定されかけたことで覚えたように思います(;^_^A
「嫌われたくない」と言う人ほど、受け身&他人任せで(気を遣って合わせているつもり)自分の意見や思いを伝えようとしないけど、実はそういう態度に嫌気がさして離れて行く人もいますので。
かつて誰かに考えを言って否定されたり企画した内容を却下されて自信を失くしたので、もう伝えることを諦めたという人もいると思います。
だけど「自信がなく正しいかどうかわからないので自分の考えが言えない」というのは言い訳です。
任されたり自分で考えて行動している人も、それが正しいかわからなくても正しいと信じて判断したり決断しています。
自信なんてなくていいんです。
どんな考えでも自分なりに考えたことはそれでいい。
正しいか正解かを気にして、失敗すること、責任を負うこと、嫌われることを避けようとするから自分の頭で考えようとしなくなるのでは?
前に否定されたとしても、今回の相手まで否定するとは限りませんよ(*^-^*)
頭は使えば使うほど回るようになります。
結局は慣れなんですよね。
頼られることが多い人ほど誰かに任せる時は「何かできることがあったら言って!」と声をかけます。
でもいつも頼ってばかりの人は「すみません」と言うだけ。
人を頼る、すぐに聞く、相手任せにする人にだって(ちょっとそれはおかしくない?)と疑問に思うことはあって、自分の意見とかアイデアを聞いてもらいたい時だってあるはず。
でも言い慣れてないから言えなかったり、日頃あまり役に立っていない(と思われている)から、聞いて欲しいことだけ聞いてもらえるという都合のいいことにならないのです。
考えない、考えていることを言わない、考えたことを実践しないでいると、最初に書いたような困った状況になっても(自分の方が悪くても)何もできない人になります。
ある友人は「あなたのように考えられなくて、できない人もいる」と言うんですけどね。
でも例えば、細い道ですれ違えなくなった2台が上記のような女性同士で、どちらも脳がフリーズしたらどうなると思いますか?(実際にあった話)
時間はかかってもどちらかが何とかしようと考えて、ゆっくりでも車をバックさせます。
頼れる人がいなくなったら(いない状況なら)誰だって自分で何とかできるんです。
人から嫌われず、持ちつ持たれつバランスの良い対等な関係を目指そうと思ったら、自分の頭で考えること。
たくさん失敗して経験して「こういう時はこうすればいい」という感覚を身につけて行く。
これがとても大事だと思います。
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