大東駿介さん。
少し前に終了したテレ東ドラマ『うきわ』ではあまり良いところのない浮気をする夫役を演じておられましたが、あーいう感じの憎めない男性ってけっこう女性には好かれるし放っておけないですよね。
めちゃくちゃイケメンではないのにモテる俳優さんの代表として、綾野剛さん、田中圭さん、ムロツヨシさんを私は挙げたいのですが、3人ともタイプは違うけど相当おモテになるのでは?と思います。
共通しているのは母性本能をくすぐるタイプということ。
田中さんは本人が甘え上手、ムロさんはこちらが甘えたくなる、そして綾野さんは甘えてもくれそうだし甘えさせてもくれそうという、最強なんじゃないか?と勝手にイメージしています。
大東さん演じていた浮気夫は上記の3人とはちょっと違うけど、隙だらけな感じがモテ要素になっているのかも。
『うきわ』の最終回は、まぁ多分こういう結末になるだろうな~という終わり方でした。
さてここからが本題(全然違う話をします)
Yahoo!でピックアップされていたので読まれた方もいらっしゃるかもしれません。
大東さんは小学生の時、両親の離婚により父親が急に家からいなくなり、中学生になると今度は母親が家に戻らなくなって、学校にも行けず電気も止められ暗闇の中で一人、死にたくなるほどの孤独を感じながら生きていた時期があったそうですが、
大丈夫なフリをしてSOSを周りに出せなかったので1人で耐えていた
そうです。
こういう話を聞くと「どうして助けを求めなかったの?」と不思議に思う人も多いと思いますが、精神的に追い詰められた人や状況が理解できず親(家庭)のことを他人に話をするのは良くないと思い込んでいる子供はSOSを出したくても出せないのです。
今は結婚もされ俳優として活躍されていますが、それでも
自分のことは人に話せない
人の心の奥に入る勇気がない
自分が話をして人が不憫な目をするのが嫌だなって思ってしまう
暗い気持ちにさせたらどうしようと思う
と言われています。
それぐらい、まだ1人では生きて行けない時期の親からのネグレクト(育児放棄)は深い傷跡を残します。
幸い大東さんには『好きなもの』があったのですね。
映画とかマンガとか。
前にこのブログで☟どんなに過酷な状況でも、諦めない人や生きる希望がある人は生き延びると書きましたが、まさにその通り。
映画が好きだった大東さんは、
今の自分も『ひとつの作品の中の自分』と思えば楽になるんじゃないか?
と考えたのだそうです。
こういう発想が本当に大事です。
自分を肯定してくれる親がいなかったのは確かにすごく辛いこと。
だけどこの出来事を客観的に第三者が知れば、ほとんどの人が『親が間違っている』とわかることです。
でもそれを自分の中だけにしまい込みSOSも出さずにいると『親に捨てられた(嫌われた)のは自分のせい』と思ってしまう。
大東さんは叔母と一緒に暮らし、アルバイトをしたり友人たちと交流したり外の世界にどんどん触れて行くことで、もっと広い世界が見えたと言っています。
これがとにかく全て。
小さな子供の頃などは家の中と学校生活が全てだと思ってしまうけど、親と言えども単なる人で立派であるとは限らないし、学校で出会った先生や生徒なんかはたまたま出会っただけ。
家の中とか学校の中なんて広い世界のほんの一部。
ほんの一部で出会った人やたまたま親になった人が良い人じゃなかったとしても、もっと広い世界に行けばちゃんと自分を肯定してくれる人、愛してくれる人、信頼できる人はいるのです。
子供は親を選べません。
子供をネグレクトする親は、その人自身も親からの愛情を受けていなかったのかもしれません。
だから親にこだわらず外の世界に尊敬できる人、自分の理解者を求めることが大切。
大東さんの記事を読んで、そんなことを言いたくなりました。
(☟こちらも合わせてお読みください)
毒親に囚われず生きるために必要なこと(前編)
毒親に囚われず生きるために必要なこと(後編)